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政治家、経営者の皆さん。24-10の答えを知っていますか?

この1週間。
少子化が益々加速している…というニュースが次々流れてきた。

この発表が出る前に、田内学さんも東洋経済の連載で少子化について書かれていた。

記事の中にこんな一文があった。

日本の年間の出生数が、現在と同じ75万人程度だったのは、明治維新真っただ中の1870年代にさかのぼる。当時の日本は、その人口3000万人程度。生産性は今よりもずっと低かった。

それから150年経ち、人口も生産性も増えているのに、当時と同じ人数の子どもを育てる支援ができない社会はいかがなものだろうか。

子育てとともに、人材育成も急務だ。

記事より

何だか悲しくなってくる。

稲垣えみ子さんじゃないけど、世の中凄く便利になった筈だよね?

高速道路が出来て、新幹線が開通して、飛行機で国内外飛び回れるようになって。
そろばん→計算機→Excelと、計算だって機械がやってくれるようになった。
大量の文章もパソコンで、音声入力で楽々書けるようになった。
国内どころか海外の人と、リアルタイムでチャットできるようになった。

それなのにどうして、私達はこんなに余裕がないのか。
時間もお金も足りないと感じるのか。


8時間労働という根拠なきルール


相変わらず世の中は8時間労働が横行している。
「私は子供が小学校に行ってる間だけ働きたい!」なんて言ったら、パートの道しかなくなってしまう。

でも、皆本当に8時間もみっちり働いているのだろうか?

勿論、仕事が面白くて仕方がない。
8時間どころか10時間、15時間と分刻みのスケジュールで走り回っている。
そんな人もいるだろう。
実際に私にもそんな時代があった(笑)

だけどさ。
本当に「正社員」と呼ばれる人全員が8時間ずーーっと仕事しているのだろうか?

実際に私は、2社目の会社で事務職をしていた頃時期によっては「今日の仕事トータルで30分もかからないな」みたいな日があった(笑)

当時の上司に「時間が余って仕方がないので仕事を振ってほしい」とお願いしたら、「仕事が来るのを待つのも仕事なのでExcelの勉強でもしていて下さい」と言われた。

でもこうやって、人を時間で縛り付けている事が積もり積もって「社会の生産性」を下げているのでは?と思う。

実際にその職場には、いつも昼寝している50代のおじさんが沢山いた。

社会保険料や税金を納める人が減っている。
だから、定年を延長して60代の人にも働いて欲しい。
だから、子育て中の女性にも働いて欲しい。
短時間勤務ではなく長時間勤務して欲しい。

でも、そもそも「仕事」がそんなにあるのだろうか?

勿論、福祉や建設等の「体を使う現場仕事」は深刻な人手不足だと思う。

だけど、例えば教育現場はどうだろう?
本当に1クラスごとに、担任の先生が全ての教科を担当するべきなのだろうか?
講義ならオンラインだって良いはず。

自分の会社を見ても
「所長」と呼ばれる人が全国に1000人近くいて
「支社長」と呼ばれる人が100人近くいて
本部長と呼ばれる人が10人位いる。

そんなピラミットいる?(笑)

連絡事項を言う人。
トラブルが起きた時に対応する人。
何かもっと手分けできないの?って思う。

つまり「同じ仕事をする人が沢山いる組織」って人の無駄遣いじゃない?
そういう管理ピラミットを1から作り直したら、
「連絡事項、トラブル対応…全部やる人」が減ったら、
もっと早く帰れるんじゃないの?

つまりは「足りない所」に人が再分配できるよね?

会社社会が足を引っ張っている


少子化のニュースを見ると、コメント欄に「専門家」と呼ばれる人が

20代の非正規雇用が増えている事が所得減の理由。
将来不安から子供を持ちたいと思える人が減っている。

みたいに書かれている。

確かに、20代で「会社」をすぐに辞める人が増えている。
だけど20代の人から見ると、会社の理不尽さとか意味不明なルールに馴染めない、バカらしいと感じる事が多いのではないか?と思う。

その結果、雇用保険も労働保険も加入しない。
国保と国民年金の人が大量発生。
収入不安定。

益々、税収・社会保険料を徴収しようと政府も躍起になる。

こんな調子だから。
会社員をしながら「私、ここで良いのか?」と疑問を感じながらも辞められない人が大量発生する。

だけど、子育て真っただ中の人には会社よりも遥かに大切な仕事がる。
それが子育て。

個人の幸せだけじゃない。
こんな騒ぎになってくると、きっと子供を持たない人にとっても生きづらいのではないだろうか?

何を推進するのか?

そんな事をグルグル考えていた所、こんな見出しが飛び込んできた。

え?
共働きを推進して少子化歯止めに効果ある??

厚労省としては、男性の育休取得や柔軟な働き方など「共働きや共育ての推進に向けた必要な取り組みを加速させていく」と強調。非正規雇用で働く若者の処遇改善や持続的な賃上げなど、若年層の経済的基盤の強化も図っていく考えを示した。

記事より

育休。
育休って、どうして1歳とか長くても2歳までなんだろう?

小学校入学前後のフォローとかさ。
中学受験をする子は、その前後のサポートとかさ。
子育てに手がかかる時期って、決して赤ちゃんの時だけじゃないのよね。


そして「柔軟な働き方」とは、具体的にどんな事をイメージしているのだろうか?

企業に対して「36協定」「4週4休」を口酸っぱく言う事なのかな?
育休取得率の公開を義務化する事なのかな?

結局、企業の中で
経営者、管理職、プレーヤー全員が「本当にこの仕事必要?」って問い直したり、時間で縛らない働き方を模索する事じゃないのかな?


皆、24-10計算できる?
24時間ー10時間(通勤片道1時間+8時間労働)=14時間だよ?

この14時間で、家事・育児・子供の勉強のフォローして。
健康の為に歩いて、リスキングして…
寝る時間なくて。
体調崩して。
医療費払って。
仕事休んで、残業が増えて…


本当にリアルに人の1日を想像してる?
記者会見で「それっぽいこと」を言うだけじゃ何も解決しない。

やっぱりモヤっとする。

〈あとがき〉
いつも4時台に起床して、筋トレした後にnoteを書いているのですが。
今日は子供が二人とも4時40分に起きてきたので、早朝から勉強の付き添いをしていて自分のリズムが思いっきり崩れました💦
結局、勉強・朝食の後にこうしてnoteを書く時間ができたワケですが、家族が周りでガチャガチャしているとやっぱり何だか落ち着かない。
色々記事にコメント下さった方、お礼が遅れてごめんなさい。
いつも有難うございます。

今日も有難うございました。

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