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【335冊を振り返る⑧】5歳の頃に好きだった絵本

我が家にある子供の為に購入した335冊の本の中から、それぞれの時期に大好きだった本を振り返ります。

今日は長男が5歳の頃に好きだった絵本について。
お受験真っ只中だったこの頃、我が家に昔話の絵本が全くないことに気付き、色々買い揃えた時期でした。

我が家は「昔話まとめ」的な要約本ではなく、できるだけオリジナル(これも諸説ありますが)に忠実で昔の言葉がそのまま使われている様な渋い絵本を買い揃えました。

そんな中でも特に気に入り、繰り返し読んだ絵本ベスト3をご紹介します。

第3位 いっすんぼうし

1965年に発売された古い絵本ですが、絵本好きなら誰でも知っている「福音館書店」さんから出てる絵本なので、とても読みやすいです。

「いっすん」「まいをまう」等、5歳児には難しい言葉もありますが、自然と理解できたみたいです。

いっすんぼうしが大臣のお屋敷を訪ねるシーンに出てくる「おたのみもうす!」という言葉遣いが子供は大好きで、普段から使っています(笑)

身体は小さくても、自分が活躍できる場所を開拓し、体の小さな事を活かして敵に立ち向かう勇気溢れる物語です。

第2位 ないたあかおに

村人と仲良くしたい赤鬼。
友人である赤鬼の願いを叶える為に、青鬼は自ら悪者になって赤鬼の願いを叶えます。
赤鬼は念願かなって村人と仲良くなりますが青鬼の事はすっかり忘れて…

という「鬼」が主人公ですが、友達関係にも親子関係にも置き換えて読めるいろいろな教訓を教えてくれる絵本です。

絵本の中に特にクスっと笑えるシーンも、子供が気に入ったセリフや場面もないのですが、とにかく何度も「これ読んで」と持ってきた絵本です。
3歳だった次男も大好きでした。

第1位 十二支のはじまり

私自身が干支の事を意識するのが年賀状を書く時位なので💦
正直、秋生まれである長男と次男の干支も「アレ?何だっけ??」という情けない状態でしたが😅

十二支がどういう順番で決まり、猫はどうして入らなかったのかも理解できる絵本です。

長男は🐵
次男は🐶

なので、🐵と🐶が喧嘩をするシーンを見ては「また喧嘩してる!」と、子供達は喜んで見ていました。

長男と次男を挟む様に羊、鶏、猪の従兄弟がいるので、子供達の中ではそれぞれの動物をいとこに置き換えて楽しんでいました。

また、親や祖父母の干支を教える事で
「12年が繰り返しやってくる」という事を何となく理解できました。
それまでは、「○月○日」は分かっていても、「○年」の概念が理解できていなかったので、この絵本を通して「生まれた年」が年齢に関係する事を理解した様です。

まとめ

お受験対策で昔話を知るだけなら、要約本でも恐らく対策可能かと思います。

それでも、そのお話の教訓や、読み継がれる過程でどう変化してきたのかを知りたくて、同じ昔話でも図書館で4冊位借りて読み比べたりもしました。

その中には残酷なお話もあり、読み聞かせ中に耳を塞がれた絵本もありましたが😅
今では使われなくなった言葉や、人の心や生き様に焦点を当てた名作が沢山あります。

まだまだ昔話は私自身も中身をよく知らないお話が多く、これからも沢山開拓したいジャンルです。

最近では、本屋さんでもあまり見かけなくなっていますが、Amazonや図書館には沢山あるので、是非手にとってみていただけたら嬉しいです。

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