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ど正論ばかり言う人はつまらない

私は普段、名もなき事務職として仕事をしているが、それなりに規模が大きい会社なだけあって、色々な個性や価値観を持った人たちと出会ってきた。

そのような日々の中でいつも思うのは、世の中には「面白い人」と「つまらない人」の2種類がいるということだ。

何をもって「面白い」もしくは「つまらない」と判断するかはその人によって変わってくるため、明確な定義をすることは難しい。

しかしながら、私が会社員生活を送る中で出会った「つまらない人」については、比較的分かりやすい共通点があることに気づいた。

それは、「ど正論しか言わない人」である。

もちろん、職場では「正論」はとても大切だし、規則を守るうえでも欠かせないものだろう。

しかし、「正論しか言えない人」となると話は変わってくる。

正直、ユーモアがなく正論ばかり振りかざしてくる人の話など聞く気にならない。

職場の人が相手となると、こちらも大人の対応をしなければならないが、内心「うわこいつ相変わらずクッッソつまんねえ!!」と思ってしまう。死んでも言えないけど。

例えば、私の上司は「ミーティングの資料作り」と「規則の確認」に命をかけるあまり、全くと言っていいほど融通が効かない。

何を言っても「資料に記載しておいてください」、「もう一度規則を見直しましょう」としか言わない。

いや、もちろん大事なことなのはわかるんですけど。正論なんですけど。

一度こうなってしまうと、何を言っても意志の疎通ができない。

そのため、「アッ、ハイ!次回のミーティングまでに確認しておきます!!!^_^」と言うしかないのである。

嘘をつくわけにもいかないので、いい感じに手を抜きつつ対応するようにしている。間に受けたら負けだ。

実際に仕事をする側と指示を出す側には、認識の違いがあるのは仕方ないことではあるのだが、資料を作成したり規則を見直したりするだけでは、根本的な問題解決にはならない。

実際、その上司が言っていることは机上の空論であることがほとんどだ。同じ部署の人間は「いかにその上司をごまかすか」に力を注いでいる。

なんということだろう。一体なんのために仕事をしているのか。

私は脳内で、もう15回くらいはその上司が他部署に異動になる妄想をした。なかなか現実になってくれないが。

このように、部下たちのモチベーションを下げてしまうような上司は、ユーモアが欠乏していることが多い。

これは上司に限った話ではなく、冗談が通じない同世代の人に出会うこともある。

まあ、クソ真面目なところが長所でもあるのだが、話す時に極端に気を使わなくてはならず疲れる。

私は基本的に、外では「おもしろい話」をしていたい。

同じことを説明する場合でも、自然と笑みが溢れてしまうような言葉選びをする人もいれば、一瞬にして睡魔に襲われてしまうような「クソつまらん話」になってしまう人もいる。

規則を破れ、とまでは流石に言えないが、ある程度融通を効かせつつ、面白い話をしながら仕事ができれば少しは楽しいだろう。

「今日の天気」等、無難すぎる話ばかりではつまらないので、もう少し踏み込んだ話がしたい。

実際、面白い人と一緒に仕事ができる時は、嫌で仕方がない会社生活が少しマシに思える。

くれぐれも、自分が「クソつまらん人」にならないように気をつけていこうと思う。

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