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死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)

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電子書籍『無数の銃弾』にて連載中!異常世界で異常能力を持つ、少年少女の恋愛譚。
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#連載小説

死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「一、血塗れのボーイミーツガール。」

死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「一、血塗れのボーイミーツガール。」

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誰が何を論じようとも。
これは、愛の物語だ。

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 深夜二時。
 東京スカイツリー――東京都墨田区に聳え立つ日本国のランドマークにして電波塔。ショッピング街や水族館、展望台にレストランといった商業施設が塔の下に設えられ、更にはライトアップとデートには事欠かない。今やスカイツリー本体を除いて電灯は消され、沈黙と漆黒が寂しく商業施設を埋め尽くす。
 誰も居ない筈のその場所に、十代前半

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死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「二、歩く厄災共。」

死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「二、歩く厄災共。」

第一話はこちらからどうぞ↓

障害物競争の攻略法は二つだ。
全て無駄なく避けるか、全て隈なく壊すか。

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 ……現在の状況を整理しよう。
 恋した五人目の少女を殺した少年昏殻拒は、東京スカイツリーから投身自殺をして甦った、同い年位の可愛らしい少女氷空町慕に、一目惚れの告白をされた。
 何を言っているのか分からないと思うが、誰も何が為されたのか分からないだろう。
 異常なる少女を実際に目にし

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死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「三、恋の自覚。」

死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)「三、恋の自覚。」

この世で最も痛烈な報復は、隠し事を暴く事で。
この世で最も鮮烈な幸福は、隠し事を明かせる事だ。

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 ――壊理。
 世界の構成と論理が滅茶苦茶になってからというもの、昏殻拒は様々な崩壊を経験した。
 鯨がビルを食しながら空を飛び、竜人が拳銃自殺をする空は、昼は緑色で夜は橙色。
 少女は自殺してから生き返り、自分に告白し。
 自分は恋人を得る事が至上となって、相手を殺してでも手に入れたくなっ

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