透々実生

すきとうみつき、と読みます。好きなものを、好きな時に、好きに書いてます。どうぞよろしく…

透々実生

すきとうみつき、と読みます。好きなものを、好きな時に、好きに書いてます。どうぞよろしくお願いします。 ※諸般の事情により、独断と偏見に基づきフォローなどします。

マガジン

  • 不定期雑記

    不定期に書きたくなったことを書きます。

  • 私の感想

    映画、書籍(小説、漫画など)、音楽、絵など、色んな感想をまとめています。私の思考記録。

  • 短編小説

    短編小説をまとめています。読了時間目安は3〜30分くらい。ジャンルはごった煮。面白さを求めて書き続けてます。

  • D.D.G.

    情報が全ての世界。生きたい少女と殺したい青年が一心同体ならぬ違心同体、二人三脚ならぬ二人四脚で征く、サイバーパンクバトル小説。

  • 【連載小説】0n1y ~生物失格と呪われた人間~

    人間というのは随分と身勝手だ。 自己中心的で自己満足的で自己保身的で自己保存的だ。 自分が一番可愛くて、そんな自分を穢されるのが許されなくて、他人を貶して貶める。 その貶し貶めが、自分を更に穢すなんてことを知らないまま。 馬鹿な生き物だ。 自分も、その子供なのだけれど。 更に言えば、失格なのだから手に負えない。 だけど、それでも。 自分は、彼女を守るために戦うことにした。

最近の記事

  • 固定された記事

総合目次。

 初めまして。おはようございます。こんにちは。お休みなさい。挨拶も数撃ちゃ当たる戦法。  透々実生と申します。  本記事は、私がnoteに投稿した全作品の総合目次です。小説が主体です。note掲載の作品はどれも無料でお読み頂けます。  気になるお話があれば是非! お前は誰だ?(自己紹介記事) 中・長編小説0n1y 〜生物失格と呪われた人間共〜(第3章完、連載中) A:re:A -アリア-(完結済) 箱庭商事の幽霊ちゃん!(完結済 番外短編もあり) レモネードシャワー

    • 【不定期雑記 #40】久方ぶりのライナーノーツ。『アポカリプスより、星に願いを』編

       ドーモ、透々実生です。  今回は、久しぶり(多分1年ぶりくらい)に作品解説をやってみようと思います。長い間やってなかった理由は、まあ単純に時間がなかったり他のことに集中していたりが原因なのですが、まあそれはそれとして。  あとは、久々に『空色杯』という個人企画にて賞が獲れた作品でもあるので、それで興が乗ったというのもあります。  さて、そんなこんなで本編です。作品をまだ読んでないという方はこちらからどうぞ!↓ 企画参加について まずは『空色杯』という企画について語る必要

      • 【私の感想 #17】行方不明展に行ってみたレポート!【ネタバレあり】

         ドーモ、透々実生です。  前回、私は『その怪文書読みましたか』のイベントに行き、そのレポを書きました。  今回は、その大盛況だったイベントの主催であるホラー作家・梨さんと株式会社闇の代表・頓花聖太郎さんに加え、最近話題となった『イシナガキクエを探しています』の制作者、大森時生さんがタッグを組み、新たなホラーイベントが開催されています。  その名も、『行方不明展』。  様々な行方不明を取り扱った、展示イベントです。  今回は、そのイベントレポとなります。 ※前回の『怪

        • 【短編小説】なんでか分からないけど壊してはいけない祠の話

          「おぬし!その祠を壊したのか!」  ――塚幌村。  列島縦断の旅の中、情けないことに迷子になった俺を迎え入れてくれたその村で、俺は村長に怒鳴られていた。  かなり美味しい水や食事、それから寝床を提供してくれた手前、見たこともない形相の村長に俺は謝るしかない。 「ごめんなさい、わざとじゃ……」  しかしこれは嘘じゃない。  塚幌村にある祠――俺は転び、その拍子で祠に激突してしまったのだ。おかげで祠にはデカデカと穴が空いてしまっている。  祠。それは神や先祖霊を祀る建築物。  大

        • 固定された記事

        総合目次。

        • 【不定期雑記 #40】久方ぶりのライナーノーツ。『アポカリプスより、星に願いを』編

        • 【私の感想 #17】行方不明展に行ってみたレポート!【ネタバレあり】

        • 【短編小説】なんでか分からないけど壊してはいけない祠の話

        マガジン

        • 不定期雑記
          50本
        • 私の感想
          24本
        • 短編小説
          54本
        • D.D.G.
          9本
        • 【連載小説】0n1y ~生物失格と呪われた人間~
          60本
        • 死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)
          5本

        記事

          アポカリプスより、星に願いを

           起き抜けの目に、陽光が差込んだ。  7月7日――小暑の暑さを和らげるクーラーの駆動音と、外から響くウー、ウーという低い唸り声とが、今日も変わらず聞こえてくる。  目を擦りながらパジャマから私服に着替え、台所でコーヒーを作る。本当は豆を挽いて作りたいが、そもそもこんな世の中じゃ豆も手に入りづらい。今日も変わらずインスタントだ。  湯気の立つコーヒーを啜りながら、冷蔵庫の中を確認。もって明日か、と残りの食材を見て勘定する。  今日にでも調達が必要か。  彼女にも一緒に来てもら

          アポカリプスより、星に願いを

          最近書くのを中止したことと、楽しんでること #呑みながら書きました

           最近あんまり記事を出していないなあ(忙しいので)、ということで、ドーモ、透々実生です。  この記事は、上記の引用記事の企画です。お酒を飲みながらお送りします(ロング缶2本目)。深夜なのに何をやっているんだ私は。  途中太文字とかにはすることもあるとは思いますが、企画趣旨にのっとり、誤字脱字はそのまんまです。ルビも場合によっては使いますが、ミスってたらご愛嬌ってことで。無編集の原液をお渡ししますのでそのつもりで。  ちなみにヘッダー画像は渋谷のバカでかい豆乳です。特に意味はあ

          最近書くのを中止したことと、楽しんでること #呑みながら書きました

          最近はもっぱらペーパーマリオRPGで遊んでいます。20年前なのであんまし覚えてないものだ……面白いというか、遊び心満載なゲームです……!

          最近はもっぱらペーパーマリオRPGで遊んでいます。20年前なのであんまし覚えてないものだ……面白いというか、遊び心満載なゲームです……!

          【私の感想 #16】『その怪文書を読みましたか』イベント感想!

           ドーモ、透々実生です。  ということで今回は、イベントレポです。  題は、『その怪文書を読みましたか』。ホラークリエイターの梨さんと、株式会社闇さんの共同プロジェクトによる、怪文書展示イベントです。 もう一度言います。 怪文書展示イベントです。  こんな日本語見たことない。  ということで、早速感想を書いてゆきます! ※注:この記事には、イベントに関するネタバレと、ちょっとした私の考察があります。  事前情報なしで楽しみたい方、「その前に自分でも考察したいからちょ

          【私の感想 #16】『その怪文書を読みましたか』イベント感想!

          どうやらもう3年目だそうです。これからも色んな作品を楽しみながら書いていきたいものです。よろしくお願いします。

          どうやらもう3年目だそうです。これからも色んな作品を楽しみながら書いていきたいものです。よろしくお願いします。

          D.D.G. -Hope to Live, Want to Kill- (Sequence 9.)

          Prev.↓ Sequence 9:"D"ragged "D"own by "G"irl. 戦いの火蓋が切って落とされた。  その瞬間、元下層の住人――現上層の手先が全員、駆け出す。 「壮観だなァ!」  報炉は笑う。実に愉快そうに、実に爽快に。 「なァ! そう思わねェか! 烏合の衆共!」 「テメェッ!!」  淡落が再び怒号を浴びせる。だが報炉にとってはどこ吹く風だ。 「俺様に怒ってる場合かよ? そら、奴らと戦わねェとココで死ぬぜ? お前らの元仲間によってなァ!」  楽しい。

          D.D.G. -Hope to Live, Want to Kill- (Sequence 9.)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-3)

          前話 目次 Post-Preface 4-3:根無の夜想。 攻河町某所、夜、マンションの一室。  大人の姿に戻っている糸弦操は、ベッドの上で横たわっていた。部屋は恐ろしく綺麗に片付けられていて、夕食に食べた牛丼のプラスチック器も、洗ってゴミ箱に捨てられている。  ここの住人――否、元住人は生きていない。少し前に操が殺した。遺体は既に浴槽でバラバラに解体済みで、丁寧に煮てから少しずつ廃棄している。よって、この部屋で起きた事件を知る者は、今の所1人もいない。  とは言え、バレる

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-3)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-2)

          前話 目次 Post-Preface 4-2:一堂会してまた一難。*** 「はーい、下がった下がった!」  規制線の前でメディア陣や野次馬を押し返す警官。  彼らを背に事件現場に入った刑事、刑部善造は、流石に口を覆った。  あまりに濃すぎる、血の臭い。ばらばらに破壊された死体は大分片付けられたが、それでも現場には殺人の痕跡が臭いとしてこびりついていた。  長年刑事をやっている彼であっても、中々にキツいものがあった。 「……刑部さん」 「ああ、酷いもんだ」  部下の巡次に答

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-2)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-1)

          前話 目次 Post-Preface 4-1:後日談と前触れ。 自分達は逃げた。逃げたついでに通報した。  鎌川鐡牢。そもそもヤツは警察なんかじゃない。それは既に、獄中の最強クラッカー、夢果が傍証してくれている。  だから、事態の収拾は外部の勢力に任せる。  そう、使えるモノは全て使う。  たとえそれが警察であっても。殺人サーカスでしたのと、何ら変わりはない。  そしてだからこそ。  自分たちは逃げた。そして逃げ続ける。より遠くへ、学校から離れるように。  10分ほど走って

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-1)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 8)

          前話 目次 Episode 8:死体遊戯、結。「……ああ。帰るぞ、って言ったけどな」  自らの言葉に注釈を付するため、鐡牢は自分を見ながら苦笑した。どうやら落胆か暗澹かが、自分の表情に出ていたらしい。 「帰るのはお前らだけだ。俺は援軍を呼んだら、すぐさま屋上の犯人をとっちめに行くぞ。こんな事件起こしてる奴を放置しておくなんてできないからな」  正義の警察官としてな。  拳を握り、制服の上からでも分かるほど筋肉を隆起させながら嘯いた。  白々しく嘘を吐きやがって。  だが、彼

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 8)

          なんかこのままいけば、生物失格の次の章(幕間のお話)も近いうちに出せそうです。鉄は熱い内に打っておく!

          なんかこのままいけば、生物失格の次の章(幕間のお話)も近いうちに出せそうです。鉄は熱い内に打っておく!

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 7)

          前話 目次 Episode 7:死体遊戯、幕間。  不気味な笑みを湛えている鎌川鐡牢は、人差し指をくい、と曲げた。  こっちに来い、と言っているかの様に。 「じゃ――一旦彼女サン頼んだぜ」  鐡牢はそう言った途端、カナを置き去りに駆け出す。自分も、それを認識して反射的に駆ける。  この死地で、カナを独りにさせてはならない。  自分は、校則を無視して廊下を走り。  鐡牢とすれ違い。  そして、カナの元へ辿り着く。 「カナ!」 「えーたぁっ!」  両手を広げるカナ。その胸に飛

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 7)