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『勝手にうまくなる』仕組み
多賀少年野球クラブ「勝手にうまくなる」仕組み
辻 正人さん著
読んで学びが多すぎました!! 一言では言えないけどあえて言うなら奇跡みたいなチーム。
だけど、とんでもない必殺の練習してるわけでもめちゃくちゃ難易度の高い教育をしてるわけじゃない。誰でもやろうと思えばできる事をちゃんと丁寧に徹底するとこはして、子ども達に向き合っている。
その姿勢に共感する保護者達と周りの人々に支えられて出来上がっているんですねー
ここでふと出てくる感情として
わかってるけど!それが大体は出来ねーから困ってんだろー!
という怒りの声が凄そうなんですが、大丈夫。大丈夫。
これを読めば
・結果(勝利)と育成(楽しむこと)が両立できる方針
・子どもが上手くなる接し方、言葉かけ。
・親の精神的ストレスが余裕に代わる方法
がわかります!
少なくても私には、なるほどと思う点が多くありました。それを絞りに絞ってお伝えします。
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■世界一楽しく、世界一強く
ここで注目なのは楽しくの部分。これを勘違いするとタラタラとなんとなく楽しくやって何でもいいか。という向上心のない状態になりやすいから。
楽しく = 試合を楽しませる
その為にどうするか?
試合を楽しくするために練習で追い込んで、、ていうのは古いマインドです。確かに練習でしてないことが本番で出来ることはほぼないです。
けど、ここでマインドチェンジしてください。
頭、頭脳、野球脳を鍛えてうまくなるということが可能なんです!
小学生でも教えれば出来るんです。身体的スキルの比重が多すぎた。
そうすることで自分たちで考えれるようになり、状況判断に長けた選手が生まれるんです。そんな選手が多いチームが試合中に的確な判断とプレーをしていたら。。
勝てるんです。 野球はそういうスポーツだから。
きっと野球を長くしてきた人達はみんな知ってるはずなんです。でもあまりその部分に特化した練習してます!という少年世代のチームは見なくないですか?
しかも自主的に真剣に取り組むから子供たち自身も本当の楽しさを味わえるんですね。
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■ストレスを取り除いてあげる
もう一つ自分が読んで唸ったとこは、厳しさについての捉え方と、野球だけじゃない人間的成長を促す部分において大人ができることが、わかりやすかったというとこですね。
・精神的に追い込むような厳しさはいらない
・自由を奪わずに子供が正直に言える環境を作る
まず、罵声ともいえる声掛けは論外として、だからダメなんだとか、そんなんじゃレギュラーなれんぞなど昔からよく聞くような言葉も子供の「なにくそ」を引き出そうとしてるのかもしれないけど期待しない方がいい。
【現実を事実を伝えて前向きな言葉をかける】
これです。事実をそのまま伝えるのって一種の厳しさだし、そこから何をすればいいのか考えるきっかけにもなります。
具体的には、お読みください。随所に参考になることが記されています。
そして正直に言える環境を作る
信頼関係の構築に大きな役割をはたすと思います。まず前提としてこのチームには練習に出ないといけない。休んだらいけない。練習いかないと試合に出れな。といった野球界にある変な空気感がないそうです。
それにびっくりしました。しかも大事な大会のメンバー選考基準も明確にしてあって全員(保護者含め)が共有してるから組織全体としてもまとまりも崩れることがない!
その具体的な運営方法もホントにめちゃめちゃ書いてくれているので、ぜひ参考にしてほしいと思います。
(第一に守備を大事にしてるそうで、あとは理解力、判断力、なぜ守備なのかも明確に書いてありました)
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■信頼が生まれる、行動・決断
最終的に何がしたいかというとやはり「野球を生かして社会に出てしっかりと仕事ができる人間になってほしい」のだそうです。
社会に出てしっかりした人間に。はどんな親もみんな思うことじゃないでしょうか。
その為に子供と信頼関係を築くという部分の記述は育児としても参考になりました。
・一人ひとりの子供のストーリーをしっかりと見てあげる
ストーリーを見るという表現がとても心にしみました。そうだよなと、それぞれにビフォーアフターがあって速度は違ってもみんな成長は絶対してるんだからそこに焦点を当ててみてあげないと。
子どもだって大人に本音を言ってくれなくなるよなぁ。。気を付けていこう。
結局は実際に読まないと
私の経験則からは伝えきれない事がたくさんありました!!
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最後はなんか独り言みたくなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
間違いなく少年野球の理想形に近いと思います。しかしどこでもこれができるわけじゃないのもわかります。それでもこの本を読んで、少しでも出来る部分を探しやってみることが親としても指導者としても求められる時代になってきてるし、子どもだけじゃなく大人の成長も促してくれると信じています。
野球の価値向上にもつながることを祈ってます。
ありがとうございました。
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