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勝ち続ける組織の作り方 を読んで。 青森山田高校サッカー部監督 黒田剛 著

!!名将の哲学!!

みんなが求めてる(すごく私見)強靭なメンタルと成長し続ける意識と社会で必要とされる人間性、、欲しいですね!少なくとも私は欲しい! なぜなら、徹底したい事があっても納得できるほどに追求できないからーー 

高校サッカー界において長年にわたり成果を出し続け、Jリーガーを50人以上輩出している青森山田高校サッカー部の監督が明かす指導・教育・育成・改革論と記してくれている、バイブル的な本がありましたので、是非とも紹介したいと思います。

はじめに

まず前提としてトップを走ってる人が書いてるから、超アスリート思考!! スローライフ的な感覚はないよ。。そこは覚悟して、けど面白いから!

一見すると、厳し! スパルター 意識高い系ですかー えー もっとゆっくり行こうよー と感じる人もいるかもしれない、けど待ってほしい!私も読んでて著者(黒田監督に)諭されてるような気がして、へこみそうになった。それは認める。(笑) 

これ読めばきっと勉強になることはあるはずだから、多少自分と意見が違っても、成長したい、飛躍のきっかけをつかみたい、強いマインドを手に入れたいなら知識として持っておくには間違いないから!

多岐にわたり書かれているけど、今回は育成論と指導論をギュッとして、まとめて紹介したいと思います。

■強くなるためのマインドセット

著者 黒田剛 青森山田高校サッカー部監督 サッカーやってる人なら知ってると思いますが、選手権優勝に高円宮杯プレミアリーグ制覇などそうそうたる結果を残してます。Jリーガーも何人も輩出してますし、なにより20年以上連続で選手権に出て毎年全国トップクラスの結果を出し続けてる継続性に驚かされれます。

『人は変わろうと思えば、いくらでも変わることができる』と考えていてそのためにどうするかのヒントがたくさんありました。

・貪欲さの欠如 

夢を持つのはいいことだが、その為になにをどうすればいいかまで考えていない。貪欲さがないとも言える。語ってばかり、それでは妄想しているだけ。そんな選手(生徒)が増えていると。(具体性の欠如)

成長する選手 ~ 目指す夢があるから、今どんな行動すべきか自分で判断し、具体的な数値目標を立てて取り組む。(持続的な実力をつける)

・身に付けるべき能力

ウィークポイントとの向き合い方が逃げになって、ストロングポイントばかりに目がいっていると成長できない。

自己発見能力と自己改善能力 ~ 人い言われる前に自分で弱点を見つける(発見)、その弱点と向き合って解決するために行動する(改善)これこそが努力であると。 これ徹底できたら、そりゃ社会に出ても通用する人材になりますよね。

・目的からの逆算したトレーニングでなければ意味がない

じゃあ上記に言われてる能力を身に付けるにはどうするんだ。その考え方が言語化されてないと…

それが逆算からくるトレーニング。ただ量や時間を費やす練習では、達成感や充実感、自己優越を得てるにすぎないと書かれてます!(深く納得、自分の高校時代の練習を思い出すな~)

自分としては選手が一定の充実感を持つことは大切だと思うし、最低限の〈さっき言ってたウィークを克服するための〉練習量は必要だけど、そこに実感できる成果がついてくることが目的だからね。

その為に指導者がする事 ~ 【何のためにこのトレーニングをしているかを理解させる】ことが一番重要なポイント、本番で起こり得ることを共有し危機感や緊張感を体感しながらトレーニングに取り組ませる。

■トップに必要な資質とは リーダー論

勝つ負けるだけではない、挫折も経験する人生において結果が出なくても他人のせいにせず誤魔化さずに歩んでいくためにはどうするればいいかという、長年育成年代を指導するからこそ培ってきたであろう知識、哲学を感じました。なんせ日本のトップクラスの指導論ですから!貴重ですね。

・成功や勝利のみが評価に値するものなのか?

挫折や敗北の意義価値を伝える~ 勝つことだけが重要になってしまって本当に価値のあるものが見えなくなってないか?

もちろん結果は求めていくし、その動機が向上心にもつながるのは事実。しかしその時の努力は、将来を見据えたものなのかを考えなければいけない。

高校年代においての特にスポーツでの挫折や失敗で命がとられるわけでもないのだから繰り返し挫折や敗北を経験しておくことで、何を学びどう這い上がるか。それこそが本当に価値のあることである(得られる能力としては、危機管理能力・アイディア(発想力)・立ち直る力(レジリエンス)・自己分析力など)

・価値ある挫折や意義のある敗北を経験するには 努力についての捉え方


ここ最近は頑張り屋さんは多いが努力家が少なくなっている

頑張り屋 〜 一生懸命だが、長所に偏ったトレーニングに注力する。

努力家 〜 ウィークポイントと向き合い、時間を費やし苦手なものを積極的に改善、克服していく。 
つまり本当の努力は努力家にこそある。
指導者はこの考えを理解させ行動に移るようにスパイスを加える仕事だそうです。
ただこの仕事は一番難しいとも書いてありました。
けど、ウィークポイントを改善しながら長所も活かしていく考え方を持ってる人間、社会に出たらめちゃくちゃ求められるし成功しそうじゃない?
(この項目読んでて自分は若い時を思い出して軽く凹みました。)

◾️夢や目標の捉え方、行動の基準

夢とはすごく抽象的すぎて個人で考え方が違うというのは承知の上で述べてます。

夢  →   将来実現させたい願い
目標 →   夢から逆算した一つ一つのステージを       
     クリアする作業。

つまり夢が大きくなれば、それにともなって目標でクリアすべきステージのレベルも上がるからそれ相当の覚悟がいるぞ!てこと。だと私は思いました。 具体的でわかりやすいとも思います。
あと、ここ読んでて競争社会であるプロスポーツ界へ何人も育ててきた著者の信念と厳しくも熱い愛情があるんだなと感じました。

大人達に出来ること
 ⇩

子供達へのきっかけを、提案、創造していけることが望ましい。"サポートする精神"ですかね。

■感謝の心を忘れない

読む本どれにでも書いてある感謝について、これだけいろんな本に書いてあるということは自分が目指す場所にいくには必ず必要で最も大切な部分ということだろう。まずは日々の生活で近しい人達への感謝を声に出していこうと思った。

・上辺だけにならないためには

言葉で、ありがとうございます。だけで救われることもあるが、本当に感謝していれば日頃の行動から変わってくる。思いは目に見えないと思っているかもしれないが、違う。「行動で示すことができる」

・行動で示すためにも精神的成長が必要

成長できない理由は自分にある。周りの環境や人のせいにしているうちは、いつまでたっても変わらない。しかし、年齢関係なく精神的成長は自分自身の選択した行動の積み重ねであるということ。

・その為に必要なヒント

【歩み寄る心】相手や環境ありきではなくまずは自分から寄せてみる

【学ぶ心】 いかなることにも学びがあると考え行動する

【心の豊かさ】教えを取り入れようとする余裕

この三つを意識して生活することで成長が促される

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長くなってしまいましたが、ここで書ききれないぐらいいろんな教えがありました。例えばこんな項目。社会で求められる人材とは、スポーツマンの心得、現代の若者へのメッセージ、評価に対する考え方、親と子の関係性について、、など

ここまで読んでいただきありがとうございました。 また、黒田監督の新しい著書も出てるみたいなのでチェックしたいと思います!

最後に本の中で自分が好きな言葉を

『指導のプロに勝るのは、教育のプロ』

ありがとうございました。

https://books.rakuten.co.jp/rb/14666336/







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