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キッズキッチンレター3月号

2月のテーマは卵でした。
卵で思いつくのは、鶏の卵でしょう。日本で流通している「卵」は9割以上が鶏の卵です。そのほかスーパーマーケットでうずらの卵が手に入るぐらいでしょうか。ダチョウ、ガチョウ、アヒルの卵も手に入りますが、珍味になってきましたね。うずらも育てる方が減っているので、幻の卵となりそうです。
ここ数年、鳥インフルエンザのため値上がりが続いていました。去年年間プログラムを公開した時「もし手に入らなかったらどうしよう?」と思いましたが、価格も安定してきた頃の教室となりました。
 卵には3つの性格があります。一つは、卵全般に言えることですが、加熱をすると固まること。もう一つは、泡を立てることができること、そして最後に水と油を仲良くさせることができます。(黄身の中に多く含まれるレシチンの働きです)

このうち、鶏の卵に限定されるのは2番目の「泡を立てることができる」です。アヒルの卵、ガチョウの卵は白身のとろみがとても強く、機械を使わなければ泡を立てることがとても難しいのです。人間が泡立て器でやろうと思ったら、泡立て器の中に白身が入って出てきません。適度なとろみを持って泡がたち、その泡を固めることでふわふわの食べ物を作ることができるのが、鶏の卵なんです。昨年5月にテーマにもしました「鶏」は1000年以上前から飼っている家畜(家禽)であり、庭にいる鳥だからニワトリとされたほどです。

ケーキは鶏の卵の花形であり、ぜひ作りたいもの、ということで、いつもはおやつをつけないちびっこクラスもスポンジケーキを作りました。ジュニアクラスのおやつは米粉のシフォンケーキでした。(今や米粉のおやつの代名詞になっている「米粉のシフォンケーキ」は坂本が2001年に考案したレシピです)
機械で泡だててもいいよ!と声をかけましたが、ほとんどのクラスでは手で泡だてを行なっていました。「軽いと思ってやっていたら、最後の方で急に重たくなった。これは空気の重さ?」「白身が白くなってきた!」とみんな大興奮。
ケーキほか、卵サンドイッチ2種、卵のスープを作りました。どれもレトロなメニューですが、「自分で作りやすかった」「スープ、大好き、嬉しい」など、大人気でした。サンドイッチに使うマヨネーズも手作りしました。

2月はレギュラーコースの募集月でした。新しい年度が始まります。
そしてオンライン、単発教室はこれからも募集がありますので、ぜひご参加お待ちしております!
来年度もどうぞお楽しみに!

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