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山を歩いて自分と向き合って思ったこと。

こんにちは。皆さんいかがお過ごしですか?
森喫茶はここ最近、入学、卒業シーズン、週末雨続きの影響なのか、静かにのんびりと営業しています。こんな時にお客さんが来てくれたら、ゆっくりお話しが出来たり、雨音を聴きながらぼんやりとした時間を過ごせるのにな〜なんて。
そんな時に限って暇で、忙しい時にはどんどんお客さんが来てくれて話す暇もないという、客商売あるあるですね。人が動くタイミングってどうしていつも同じなんだろう。もっとバラけてバランス良く来てくれたら嬉しいなって思うけど、こればっかりは仕方がない。こんな時は気分を切り替えて、普段できない作業をやろう!って事で久しぶりに森日記を書くことにしました。

いつもは休日の自宅でコトコト書いてるのですが、今は営業中の時間が空いた時にせっせと書いています。客席に座ってお店で流れている音楽に耳を傾けて、緑が多い睦沢の景色を眺めたりしていると、改めてこの場所、空間は心地よいな〜と。
自分で言うのもなんですが、肩の力が抜けてホッとしてボーッと出来ます。
人間そういう時間が必要ですよね。僕も普段は何かしら考えていたり、常に動いている気がします。
そこでこういう時間と向き合うことで、ペースダウンして、
「まぁ、あせってもしゃーない。のんびりいこか」
と自分にエールを送ったりして。

森日記を読んでくれている方はご存知かと思いますが、昨年の夏に愛犬のあさが旅立ちました。それ以来、僕の中でさまざまな事が再構築している感じがします。
もう涙は枯れ果てたってくらい泣いたけど、この間一人になる時間を作りたくて奥多摩に行った時に山道を歩いていると急に込み上げてくるものがあり、気づいたら立ち止まって思いっきり泣いていました。
あさは家族だったから、大切な家族がいなくなった寂しさ、悲しみはこの先ずっと僕の中に留まると思います。日常生活では客商売という事もあり、本当は泣きたい自分を無理にコントロールして寂しさや、悲しさといった感情に蓋をしていたんだと。でも、一人になって山の中にいる事で、そういった感情と向き合う事が出来ました。ずっと蓋をしたまま生活していると、心と身体のどこかしらに支障が出ると思います。特に心に大きな傷を負っている時は、自然の中で静かな時間を過ごすというのは沢山の癒しを与えてくれます。
あさが旅立ってから、一人で山に入るのは3回目です。少しずつ自分の変化と向き合えるようになってきました。最初はただただ辛くて泣くのが精一杯だったけど、今は力強く歩けるようになりました。それでも無理はせずに一歩一歩前に進んでいきたいです。

最近、犬と触れ合う機会が多くて、元気に走り回る犬達を見ていると、どうしてもあさの元気だった頃の姿を思い出します。今でもふとした時に、明香と息子とあさが店の前を散歩している姿が浮かびます。

「犬と暮らす」というのは僕の人生の大きなテーマだと感じています。
大袈裟ではなく、あさと出会えた事で僕の人生は大きく変わりました。
大きく変わる=大変だったけど、生きていく上で「何が本質的に大切か」と、あさは教えてくれました。

あさ

おっ!お客さんが来てくれました。一通りコーヒーやケーキを提供してまた書き始めています。やっぱりお客さんが来てくれると嬉しいです。お店も生き生きとしてきました。今、お茶してくれているお客さんは絵描きさんです。8月から長柄町にあるギャラリーで個展を開催するそうです。フライヤーが出来上がったら森喫茶にも置きますので、皆さんチェックしてください。
個展といえば、森喫茶でも4月にイベントを企画しています。
初めての試みとなるイベントなのでとても楽しみです。詳細は近日中にインスタグラムとこの森日記にてアップしますので、こちらもよろしくお願いします。
明香がフライヤーを製作中です。

話は戻りまして、ある人が僕とあさがそっくりと言いました。
あさは元保護犬です。おそらく生まれてすぐに人に捨てられた可能性が高いです。
センターにいた頃の写真を見るとびっくりすると思います。
痩せこけて、怯えて、警戒心が強い眼差し。
もう誰も信じられないと訴えているかのようでした。
そして帰る場所も、居場所もない。
僕も中学校を卒業して、一人東京に出てきた時には、今思うと自分の居場所を必死で探して彷徨ってました。
そういう部分で共鳴したんだと思います。
僕も明香も最初からペットショップで犬を買うという選択肢は論外でした。
帰る場所もない、居場所がない犬を家族に迎え入れたかった。
その根底には、自分たちの「家族」を作りたいという強い想いがあります。
 
東京で彷徨っていた頃に、初めて心の底から信用できる人に出会えました。
それが明香です。一緒に暮らしはじめて苦労も重ねて、千葉に移住してまたさらに困難がたくさんあったけれど、なんとか乗り越えてきました。
そして息子を授かりました。そこから少しずつ「家族」というのが何たるものか、日々身をもって学んでいます。

押し付けられた価値観、世間体重視の世界観、横へ倣えの同調圧力、高学歴至上主義。そういった考えは僕には必要ない。どうでもいいんです、そんなことは。
生きていく上でもっと大切な事があると思います。
その生き方を追求すればする程、この時代にはマイノリティで難しいかもしれないけれど、とことんやってみるしかない。アクションを起こさないとリアクションもない。
最近出会った人がまさにそういう生き方をされていて、多大な影響を受けています。その辺りはまたゆっくりと書きたいと思います。

結局のところ自分を変えられるのは、自分でしかない。
僕は「犬と暮らす」事で、自分が変わってきました。
思ってもいない「自分」を発見しました。
犬は本当に愛おしいです。
もちろん猫も。

最近読んで面白かった犬の本。

ドキュメンタリー映画のような構成の一冊。
とても読みやすいです。
図書館で借りた一冊。2008年刊行だから今とは違う部分も多々あると思うけれど、
根本的な問題は同じだと思う。
これから犬と暮らすのを考えている人には読んでみてほしいです。
読んでる最中の一冊。少し難しいけれど後半にかけてどんどん面白くなってくる。
珍しく3匹並んだ我が家の愛猫たち。