見出し画像

『4』/『クリシェ』

はてさて今回も観劇記録です。
今回は2021年に観た作品なので記憶が輪にかけて曖昧です。笑
でもどこにも書かずに脳みそにしまっていてもそのうち観たことすら忘れそうなので、アウトプットを試みてみる次第です。

『4』と『クリシェ』は劇作家の川村毅さんによる作品です。
2021年8月、京都芸術大学にある春秋座にて公演が開催されました。

だいぶ前すぎて7月だったか8月だったかも忘れてた

公演サイトです。

『4』・・・裁判員、刑務官、死刑囚、法務大臣というまったく立場の異なる複数の<個>の視点から、死刑制度にかかわる人々と、かかわらざるをえなかった人々の思考や人生がモノローグ形式によって語られていく本作は、その役割を演じ手が交互に替えていき、それぞれが虚構の世界で交わっていくことで、フィクションを通じてリアルな現実を浮き彫りにする。

上記サイトより

舞台のセットはめちゃくちゃシンプル。
イスとテーブルと、なんかたたみ?っぽい平台のようなのもあった気がする・・・

私は川村さんの舞台は、セットが派手で、エログロナンセンスで・・・というイメージだったのでいざ観てみると『4』は死刑を扱った内容だし、セットすごいシンプルだしキャストも少ないし・・・
特筆すべきはモノローグの多さですよね。
理解するのに頭使うし眠くなっちゃうし(失礼)
へぇ・・・・・・そうくるんだあ・・・・・・へぇーーーー・・・・・が一生続いていく。
席も前方だったこともあってよく観れました。モノローグ劇、大変勉強になりました。

家に帰って戯曲の本あったのでささっと拝見。

実はサイン本

聴覚的にも視覚的にも言葉の波が襲ってくる。
受け止めきれないかも、っておもいました。
10年後にまた観たら少しは受け止められるかしら。

話は変わりまして、この『4』の公演を観に行った時に販売されていたのが戯曲『クリシェ』でした。

これもサイン本

うちにないなーと思って購入。すぐ読みました。
2020年に初演。川村さん自ら女優をされたそうです!観たかったなあ。
この公演の記事もカンフェティの紙面で見つけたのでいっしょにはさんでます。
こっちのほうが私のイメージの川村さんっぽい・・・笑

栄光と記憶の光と影

かつて名声をほしいままにした元女優姉妹。

二人の暮らす館を訪ねたしがない劇作家は、館の秘密を見てしまう……。

往年の名作映画の世界が入り交じる珠玉のサイコサスペンス!

オビより

おもしろかったです、脳みその板の上で登場人物が動いていく感じ。
サイコサスペンスってのがいいよね、どういう風に組んだら、動いたら成立するのかな、と素人なりに考えて読むのも楽しい。
あとでこのシーンはこの映画のオマージュ・・・と照らし合わせるのもミソ。
短めなのでちゃちゃっと読めます。おすすめ。

また川村さんの舞台が観れたらナーと思いつつ、だいたい東京なんだよね、東京嫌いなんだよなー・・・笑

それではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?