プロフェッショナルとは

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本日ご縁があって、城田優さんが主演を務める舞台を観劇させていただきました。

そこでの舞台で演じていらっしゃる皆様の姿を見て感じたことがありましたので、今日は「プロフェッショナル」という言葉を考えてみたいと思います。


どこからプロなのか

今回観劇した舞台上での皆様の鬼気迫る演技に非常にプロフェッショナルを感じました。大変失礼ながら初見の俳優さん、女優さんもいらっしゃる中で、その舞台上の全ての方からプロフェッショナルを感じれたそんな時間でした。


私はパーソナルトレーナーを初めて10年以上経ちますが、我々の業界ではこの議論は非常に難しいものがあります。


例えば国家資格化されている職業であれば、国家資格の試験をパスすればそれはプロと呼べるかもしれません。

またアスリートであればプロという舞台が用意されている競技においてはプロ契約をすればその時点でプロになります。

もっと定性的に表現するのであれば、プロとは「結果の責任を追うことこそプロである」などその定義は人によって様々です。


ではこの国家資格化されていないパーソナルトレーナーにおけるプロの定義とは何なのでしょうか。

自覚、行動、マインド

私たちの業界では特に経験年数は1つの信頼度を図るものさしになりがちです。職人と呼ばれる職業につかれている方は同じ境遇かもしれません。

寿司を極めて30年。

美容師一筋25年。

兎角日本は一つのものを追求することへの美德感情は強いかもしれません。私も伝統芸能には心を奪われ、魅せられる1人です。

一方で、パーソナルトレーナー業界をかじっている身からすると、この業界での経験年数はあまり意味を成さない指標であるとも感じております。

経験年数が短く、若くてもとても尊敬できる優秀な方もいればまたその逆も然りです。

これは自分自身がボディメイク、アスリート、高齢者、モデルデザイン、色々なニーズの方と、そのトレーナーの方々を見てきたからかもしれません。


そして優秀なトレーナーの方に共通していることは

「利他の精神が強いこと、そしてプロとしての自覚があり圧倒的に行動をされている」点です。


これは知識やスキルが有無の話でも、年齢や経験年数の話でもなく、

自分はプロであるという自覚を持って、お客様の為に常に謙虚に自分が学ぶことで、より大きな価値を届けられると考え、行動している方。とも言えます。


特に私たちの業界では、前述したようにプロの定義が非常に曖昧です。

どれくらいの実績、知識やスキルを持っていたら優れているなどの境界線がありません。

そうなるとプロの定義が自ずと難しくなります。


であれば、プロというのは自覚、行動、そして利他の精神を重んじるマインドでは無いか。そう感じております。


言葉では簡単ですが、非常に難しく思いますがこれを全て実践している方はとても素晴らしく、キラキラしている方が非常に多い。

そんな印象があります。

そして私もそんな人間でありたいと強く思っております。

未経験は負い目では無い


「そんなことも知らないで良くトレーナーなんかやってるね」

私がパーソナルトレーナーをしていてあまり好まない言葉の1つです。


筋肉、神経、関節、筋膜、骨、靭帯、腱、栄養素、腸など。

パーソナルトレーナーをやっていれば聞くワードであり、学ぶ内容でもありますが、誰しも最初は素人です。

私も筋肉の名前は1つも分かりませんでした。

この世の中に大腿四頭筋と一回も発せずに亡くなる方の方が多い世の中です。


あくまでも全ての知識やスキルはお客様により大きな価値を届けるための手段でしか無いこと。

そして誰でも最初は初心者だからこそ。

未経験こそお客様の心情に最も近い、その環境を大切にパーソナルトレーナーを楽しんで始めていただきたいとそう思っております。


そしてこの投稿を読んでくださっているトレーナーの方やこれからパーソナルトレーナーを目指す方々はプロとは自覚と行動とマインドだからこそ、一緒にプロとして目の前のお客様の喜びと世の中へ健康や幸せを届けていければ嬉しく思います。


私は「他者を否定することで自身の価値を高めない」

これを価値観として大切にしております。


世の中には色々なメソッドや考え方があります。

そのどれもがメリットがあり、目的が変わればデメリットも発生します。


自分自身は否定ではなく常に共感する人間でありたい。そう思っております。

あとがき

本日の舞台は本当に出演されている方々の演技に圧倒されました。

それぞれの役を通じて、観ている方へ感動やメッセージを届けるための身振り手振りやセリフ、そしてダンス、歌など。

その1つ1つからプロフェッショナルを感じ、私自身もさらに努力していこうとそんなことを思わせてくれる時間でした。


他業界や他業種から学ぶこと。

自分の業界だけと頑固にならなずオープンマインドで学ぶことも「プロ」として必要なことなのかもしれません。



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