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父子ペアトレ①「子供の行動を3つに分けてみよう」

父子ペアトレ①
「子どもの行動を3つに分けてみよう」

さっそく始めたいと思います。
(決定的に絵のセンスがないことはお許しを)

○注目のパワー!

「ねえ、この見て見て~!」
「あのね~」
「ほら、できたよー!」

そんな言葉を口に出すとき。
多くの子どもは「注目」を求めています。

大人でもそうですが…
とりわけ子どもは、親や大人たちから注目を得ることを強く欲しています。

そして、この「注文」には2種類あります。

それは「肯定的注目」と「否定的注目」です。

・肯定的注目
ほめる、認める、笑顔で反応する、受け入れる、感謝する、興味関心を示す、など。
・否定的注目
叱る、怒る、注意する、睨む、ため息を着く、など。

一般的に子どもは

・良い行動をすればほめられる。
(肯定的注目を浴びる)
・悪い行動をすればしかられる。
(否定的注目を浴びる
)

ということを無意識的に学んでいます。


褒められる方が嬉しいのは当然のこと。
ですが、良い行動をしても肯定的注目を得られない場合。
わざと叱られるとようなことをして否定的注目を浴びようともします。

子どもがいけないことをすれば

「なんでそんなことするの!?」

と、言いたくもなりますよね。

子どもはもちろん叱られることで嫌な思いをすることになりますが、それでも嫌なことをしてでも注目を浴びることは嬉しい

子どもが悪いことをする⇒親は怒る⇒子どもはますます悪いことをする⇒親は更に怒る
(注目を浴びようとする⇒成功する⇒さらなる注目を浴びようとする⇒成功する)

そんな悪循環。
親子共に嫌な思いをすることになります。

そして、知らず知らずのうちに。
この「否定的注目の悪循環」を生じさせてしまっていることが多いのも事実です。

できれば親子共々、良い思いをできる循環に変えていきたいもの。

そのため、ここで注目すべきは…
その言葉どおり「注目のパワー!」

・子どものどんな行動に注目している?
⇒それは肯定的注目?それとも否定的注目?

・できれば、肯定的注目から生まれる好循環を生んでいけるとよい。
⇒ならばそうなるために、子どもに対する関わり方を変えていこう!

というのが、このペアトレにおける主たるテーマです。

ただ、肯定的注目をしよう!と言っても。
どんな風にほめたり、注目したりすれば良いのか、なかなか分からないですよね。

そんなわけで、まずは「子どもの行動」に意識を向けて見たい、と思います。

○行動を3つに分けてみよう

そもそも行動とは何でしょうか。

ここでは、目に見えるもの、聞こえるもの、数えられるもの、という具体的なものとして考えたいと思います。

①好ましい行動
(今していて/できていて/さらに増やして欲しい行動)
・自分でお着替えする
・ご飯を食べる時「いただきます」を言う
・お手伝いをする
・自分からごみ捨てをする
・挨拶を自分からする
・お友達と仲良く遊ぶ
②好ましくない行動
(今していて、減らして欲しい行動、または今できていなくて、それが好ましくない行動)
・ぐずぐずする
・お風呂に促してもなかなか入らない
・ゲームをなかなか止めない
・邪魔をする
・買い物でお菓子を買ってと駄々をこねる
・宿題をやらない
・片付けをしようとしない
③危険な行動
(人を傷つける、ものを壊すなど、許しがたい行動)
・道路に飛び出す
・他の子を叩く
・危ないところに登る
・唾を吐く
・人に向かって石を投げる
・おもちゃを壊す


このように、子どもの行動を整理して、それぞれのタイプに合わせた対処方法を考えていきます。

①好ましい行動
⇒肯定的な注目を与える(褒める)
②好ましくない行動
⇒無注目を取り去り(無視)、好ましい行動を待って褒める
③危険な行動、許しがたい行動
⇒制限をもうける


そしてここで大切なのは、これらの基準は「正しい/正しくない」ではないということ。

この行動は好きだな、この行動はされると嫌だな、といったlike/dislikeの基準で考えていくことで良い、とされています。


☆今回のセッションのまとめと宿題。

【セッションのまとめ】
◎「注目のパワー」に注目しよう。
◎子どもの行動に焦点を当てよう
◎子どものしている行動を3つに分けてみよう。
【宿題】
「子どもの行動を3つに分けてみよう!」
◎子どもの行動にはどのようなものがあるでしょうか?以下の3つに分けて考えてみましょう
・好ましい行動
・好ましくない行動
・危険な行動、許しがたい行動


次は宿題について。
我が家のことにも触れつつ、実際に考えて書いていきたいと思います(^_^;)


ここまでお読みいただき、ありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )











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