睡眠は大事と言うけども

まず前提として「睡眠」はさまざまな面で健康のためにとてつもなく重要であることは言うまでもない。

最近は「睡眠負債」という言葉も広まりつつ、睡眠の改善を促す広告などもさまざまなところで見られるようになった。

自分が気にしているからかもしれないが、寝具の広告も以前より増えたかもしれない。え、増えたよね?

それほど「睡眠」への意識は、少しずつ健康的な指向に傾いているように感じられるのだが…

以前よりも格段に「良質な睡眠」は推進されつつあるはずだが、それによって少しは精神疾患の罹患率減少などに寄与しているのだろうか。

データはパッと見つからず、有効な文献などもそれほど見当たらなかったものの、きっとおそらく多分、全体数としてはそれほど影響はないように思われる。感覚的には「その余裕ができた人には少し影響あったか?」くらい。

多分「寝れる人は寝れる」し、「寝れない人は寝れない」だろうから。

まさにこれは、「そうは言われましても…」なド正論なのは言うまでもない。

ド正論とか会話のなかで一番いらない言葉まであるのにもかかわらず。

そんななかで私は「とりあえず寝ましょう」とは言ってみている。それは心身の健康を考えた時に「まず間違いはない」し、「なんとなくわかってること」だろうし、「相手のことを知らずとも言えること」だから。

※さすがに個人に対しては確認として「寝れてますか?」って聞くくらい。

結局ひとりひとりの健康を考えた時には、それだけじゃ不十分なのです。それはもう重々承知の上で、「睡眠をとることの重要性」を伝えています。

これにはいくつか考えがあってのことです。

ひとつは「え、睡眠ってそんなに大事なん?」って思ってもらうこと。上の「良質な睡眠の推進」は僕の都合の良い目が都合よく情報を集めているだけかもしれないし、改めてちょっと振り返ってみてほしかったから。

もうひとつは「眠れていない自覚」を促すこと。眠れていないわけじゃないけど健康的な睡眠ってどんなもんよ、と考える隙間を作りたい思いがあります。

さらにもうひとつ、「やっぱ眠れていない自分やばいわ…」と思ってもらうこと。それだけの状態であることを振り返るには睡眠の質を振り返ることも大事です。

後は、「しっかり眠ったらよくなったわ」「ちょっと睡眠改善したらよくなったわ」という方が少しでも現れたらいいなーという淡い期待です。

そもそも、眠れなくなるに至る流れはひとりひとり違うことでしょう。それをひとつひとつ私が聞いて、こうしましょうああしましょう、と言うのは無理ですし、さすがに仕事でなければやりたくはありません。時間的にも無理。

なにかしらあるのはわかります。が、SNSの特性上、匿名でないと僕は答えづらいし考えづらい。しかも、感覚的にSNSまで仕事モードになると、僕は多分砕けます。

精神科領域でも多くの場合「睡眠をとれるように」ということで、まずそういったお薬が処方されるわけで、ただそれになぞったくらいのもんだと思ってください。

「今日は少しでもゆったり良き睡眠をとれますように」という、わずかながらの微力なお祈りなわけです。

これまでの生活でさまざまな苦労をし、それによってカラダを壊すくらいに精神的に参ってしまった方が、そんな簡単に眠れないことは現場にいればよーくわかります。

というか、カラダ壊した感覚がなくとも、不安や恐怖で眠れなくなる、または、そうでなくともカラダが覚醒してしまう、という例はいくらだってあります。

だから「眠れないのも仕方ない」状況にある方は多いのは理解していますし、「眠れない苦しさ」がどれほどのものかはたくさんのお話しを聞いてきました。

とはいえ、休養休息睡眠を推進することは意味のないことにはならない。できるものなら、とってほしいと願っています。

たまーにちょっと寝れて「よし、明日はちょっと動けるかも」という流れで、「やっぱ普段良くないから病院行くかどっかに相談してみるか」となるためにも、僕は推しておきます睡眠を。

…言葉足らずなんですよねぇ…でも全部意図を理解してもらうためには、対話が必要なわけで、その対話に至る過程はなかなか険しい道のりがあります。僕もそんなにフレンドリーにぶつかっていくタイプでもないですし。

でも、精神的な波を感じ取るのに大事なのは「睡眠」「食欲」「性欲」「身だしなみ」「遊び」「困難への対処」のあり方かなーと。

そのバロメーターの中でも「睡眠」が特にインターネット民にはよくかかわっている、というお話しでした。

他にもたくさん推さなきゃいけないポイントはあるんですよ。というか、仕事ではこっちの方が大事なポイントです。

「他人を大事にする前に自分を大事にできているか」、「居場所と感じられる場所はあるか」、「自分は生きていてよいという確信を持てているか」、「自分の存在は確実に大切にされている感覚があるか」などなど…

これ、自分で言っといて僕も余裕で揺らぎますよ。揺らいでいる自分を確認する機会は、仕事柄多いと思いますが。

それでいいんですきっと。人間らしく、時折恐怖や不安を感じながら、それでもいいんだと思いながら、それを感じている自分も「紛れもなく自分」であるとしながら、迷いながら寄り道しながら生きていっても。

それが苦しくて、どうしようもなくたまらないという方のために我々のような仕事があります。

多くの人の「助けて」が、少しでも多くの「助かった」になるように、僕はリアルで心理士として仕事をし、バーチャル世界でもささいな力ではあるものの「心の健康」のための情報を発信していきたいと思っております。

まぁそれにしては、いつだって言葉足らずのめんどくさがりで後悔ばかりですけどね…

まぁでも、ちょっと誰かのきっかけになるためにも「眠れていますか?とりあえず寝てみましょう」「寝ろ」と言ってみます。

その言葉に、どんな形でもひっかかった方にとって、少しでも「その引っかかりは間違っていないこと」、そして「なんで引っかかったのか」を考える機会になったらいいなーと思います。

と、最近の自身の反省と思考の整理のための記事でした。

というところで今回もありがとうございました!

今後とも私、心理士Vtuber 狐田さきつねをよろしくお願いいたします

こんなこと知りたい!などのリクエストもお待ちしております。

心理の話をいろいろしている僕のYouTubeチャンネルはこちら!!

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