ワーホリの話97
こんにちは!
しんやです!
ついに開始から16日目にして、第1到達目標にしていた「Cairns(ケアンズ)」に訪れることができました!(やったー!)
今週はどのように動いていったかというと、、、
【QLD=クイーンズランド州】Rockhampton(ロックハンプトン)→Hamilton Island(ハミルトンアイランド)へのツアーに参加→Townsville(タウンズビル)
と通り抜けて、7月14日の夜にケアンズ入りしました。
おそらく猛烈なスピードで北上を続けているのですが、その中でも「大自然には逆らない。危機には事前に察知・回避すべし!」と「過ごしやすいのでは!? 楽しかった街歩き」がハイライトだったような気がしています。
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◎大自然には逆らわない。危機には事前に察知・回避すべし!
GladstoneからRockhamptonへ行く途中に「Mount Larcom」という山があるのですが、ガイドブックにもその名が大きく掲載されていたこと・ちょうど通るルートだということから、軽い気持ちで行ってみることに。
始めグーグルマップで調べた地点に到着しても“それらしい山”がなかったので、近くにあった郵便局のお姉さんに尋ねると、大通りから外れて看板に描かれている方向の指示に従って行けば良いとのこと。
そこから15〜20分ほど車を走らせたところで、Mount Larcomの登山口に来ることができました。特段、インフォメーションブースもなく、簡易なゲートが設置されているだけ。ゲートに掛けられた看板には「往復で2〜3時間ほど(だったはず)のトレッキングルート」とのことだったので、時間の関係もあり途中で引き返してこようと思い、登り始めることにしたのです。
すると、歩き始めて10分も経たないうちに大学生(高校生?)らしき女の子数人がちょうど下山してきたので、頂上までどれくらいと聞いてみると、1時間半くらいかな、との返答。
ここで、「よしっ! 登り切ってしまおう!」と、軽装備にもかかわらず、頂上を目指すことにしました。
山に登るコースには、ビニールだったり色が付いたひもが木などにくくりつけられているもので、ここMount Larcomのトレッキングコースにもその類のひもが進行方向を示してくれていました。
しかし1時間ほど歩き続けたところで、そのひもを見失ってしまいました。ここで「時間的にそろそろ頂上だろうという思い」と「頂上へ到達したいという急いた気持ち」からひもを無視して真っ直ぐ(だと考えている)上を目指すことに。
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そこからは、行けども行けども頂上らしき所に出ない・・・。「あっ、迷ったかも」と思った時には時すでに遅く、もはや最後に見たひもの場所までも戻れなくなっていました。このタイミングになって「ヤバイ!」となり、(頂上を見たいという欲もあったのですが)下山することに。
幸いなことに、GPSがあったこと・電波が届いたことからグーグルマップの位置情報と方角(Compus)アプリでひたすら道なき道を、登山口にある方向に行くよう歩き、かいくぐり、時にはジャンプしました。
「なんとか日没までには・・・!」と考えながら歩を進めていくと、水は流れていないが、川の道筋であるだろうという所まで出てくることができ、そのまま下っていきました。どのくらい時間が経ったか分からないが、薄っすらのオレンジ色が消えかかる時分に、スタート地点のゲートまで戻ってくることができました。
靴は汚れ、体には生傷がいくらかできたが、とりあえず戻ってこれた安堵感が優っていました。やはり自然には危険がツキモノであり、山に迷ったらすぐさま元来た道を引き返すのが良いのだと、身体に刻み込まれました。
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◎過ごしやすいのでは!? 楽しかった街歩き
15日目(7月13日)にたどり着いたのは「Townsville(タウンズビル)」の街でした。ケアンズの南、近い所に位置しています。
着いて最初に感じたのは、思っていた以上に「都会だな」ということなのですが、それほど大きく、また洗練されているわけでもないので、ちょうど良い“街感”が漂っていました(駐車場代がかかるエリアが存在していることが、発展しているなと感じさせました)。
いつも通りインフォメーションセンターに行き、街の情報を収集し、行きたい所をまとめていきます。
興味を惹かれたのは「グラフィティのマップ」が制作されていること。街中のグラフィティがある箇所に番号が振ってあり、写真と共に掲載されていました。とても面白そうだったので、この地図を片手にできる限り見てみようと考えた。
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シドニーで以前、グラフィティアーティストのHiroyasu Tsuri / TWOONE(トゥーワン)さんにインタビューさせていただいた時に知ったのだが、オーストラリアではカウンシル(市や区など)がグラフィティーに予算をかけ、街にある壁面やビルの側面にグラフィティを施すのだそう。
その作品を制作するためにアーティストを公募し、誰に書いてもらい・どのようなデザインにするかなどを選定していくのだと聞いた。
実際にタウンズビルで、どのような仕組みでグラフィティが街にあふれ、さらにはマップが制作されているのは分からないが、おそらくこうしたオーストラリアの風土や文化によるところが大きいのだろう。
街がいろいろな意味で、「華やか」だったことは言うまでもない。
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グラフィティを探しにタウンズビル散策を始めたが、これが面白い!
街全体を見ることができたのはもちろんだが、お洒落だったり楽しげな場所にも訪れることができたのは一石二鳥。思わぬ収穫だったかもしれません。
タウンズビル中心部にある「City Lane & City Arcade」。道路沿い及びアーケード内に、多ジャンルの飲食店・雑貨店などが連なっている
海沿いの道も整備されており海もビーチもきれいで、老若男女のんびりくつろいでいるのを見て、ほっこりしました。また、その道路沿いに数多くの飲食店が並んでいることも多くの人をひきつける要因なのかなと。
また、帰り際に寄ったジェラート店「Juliette's」はケアンズ創業らしいが、現在はタウンズビル内に3店舗を構えるローカル・ジェラートショップ。フレーバーを選ぶ時のウキウキする機微は、いつでもたまらない幸福感を運んできてくれる。
まとめると、タウンズビル! オススメです!!!
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というわけで、ケアンズの後は西側に進路をとっていきます!
まずは、QLD州とNT(Northern Territory=北部準州)の境界(state border)を目指そうかなと!
タウンズビルを過ぎて少し行った所にある「Panjoo Loockout」。なぜだかはわからないが、壮大で広大な景色に“地球”を感じざるを得なかった
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