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【Hong Kong】香港に立つ

ボーディングパスには「Depart 12:50、Arrive 15:05」とあったーー。

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出る時、鹿児島は雨だった


シートに座り、離陸までのしばしの時間、フゥ〜とひと息。飛行機に乗り遅れたことはないけれど、しっかりと乗れた時の「出発できる!」の安堵感はすさまじいものがある。

加えて、何の問題もなく荷物を(飛行機内に)積めたことに再び安堵する。

重いことは承知していたのだ。LCC(Low-Cost Carrier=格安航空会社)の手荷物は合計7kgまで機内持ち込みが可能だ。チェックインの際に預ける「預け入れ荷物」は、重量を選択することができる。

もちろん、0kg(預け入れ荷物なし)の人もいるが、大抵の場合、預け入れ荷物があると思うので(超軽量旅行でもない限り・・・)、チケット購入時に何kgか選択しておいた方が良いのだ!

なぜなら、チェックインカウンターで、出発当日に「荷物を預けますっ!」となった場合、チケット購入時よりも高額な金額を払う可能性があるからである。LCCはこうした手数料(事前の座席選択や機内食を食べるなど)が、大きな売り上げになっていると聞いたこともある(実際、そうなのだろう)。


さて、ぼくの場合・・・。

元々、荷物は2つだけで、45リットルの大きいバックパックと15リットルの小さいバックパックだ。なので、大バックを預け入れ荷物に、小バックを機内持ち込みにと考えており、チケット購入時にも預け入れ荷物は“20kg”を選択していた。

空港で、大バックを計量器に乗せた時、赤のデジタル文字で“20.70kg”と表示された。その瞬間、「やばいっ!!!」と思ったのだが、担当してくれた人が、


「21.00kgにならなければOKなんで!」


と言ってくれ、「ぃぃよっしゃあぁーーー!!!」と内心大喜びしたのは私です。同時に、そういうルールになっているのだなあ〜ということも勉強しました。

チェックインでの預け入れ荷物の重量検査は、まるでボクシングの体重検査をしているかのような心持ちさえある(ボクシングしたことないので、あくまでイメージだが・・・)。


ちなみに、一番最初の成田空港では、預け入れ荷物も手荷物も厳重にチェックされ、重量オーバーだと指摘された。そこからは、大バックから小バックへ、小バックから大バックへ荷物の移動をひたすらし格闘したのだが、最終的にはどうにもならず超過料金を支払うことに・・・。

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2kg超過。800円/kgの計算だ。べらぼうに高い!!!


ぜひ荷物の重量には気をつけた方が良いと思います! 手荷物の7kgが意外と鬼門です(ぼくは最初の成田空港でしかチェックされていませんが、どこでチェックを受けるか分かりません)。

さて、所変わって! ついに香港に着きました。初・香港です!

予約していたゲストハウスがある「旺角(モンコック)」までをどう行くか。近くにいた空港スタッフに訊いてみると、“バス”が安いとのこと。電車(エアポートエクスプレス)やMRT(Mass Rapid Transit=地下鉄)もあるようですが、金額はバスよりも高いという。

安いのに越したことはない!と考え、バスを選択。

目的地のモンコックがある側(九龍島)までだと、33HKD(495円/1HKD=15円で計算)。その下の香港島までであれば、40HKD(600円/1HKD=15円で計算)だった。

33HKDの支払いなのだが、空港で両替したばかりでコインがなく、バスを降りる時に「あうあう」となってしまい、運転手のおっちゃんが30HKDで諦めてくれた。

ごめん! おっちゃん!

(空港から中心部へバス移動する際は、コインがあると良いかもです。運転手さんはお釣りを持ってないことがほとんどだと思います)

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モンコック付近。真っすぐに「彌敦道(ネイザンロード)」が伸び、その両側には近代的な高層ビルが立ち並ぶ


そして実を言うと、バスを降りてからが大変だった。

予約していたゲストハウスの位置をグーグルマップに落としていたのだが、いかんせん見つからないのである・・・。ネットもつながらず(つなげていないだけなのですが・・・、SIMカードを買っていません)、土地勘もないためゲストハウスにたどり着けなかったのです。

・・・しかし、!

初めて知ったのですが、SIMカードも入れず、電波がない状態であってもGPSは生きているということを!! 驚きでした! おそらく、これがなかったらゲストハウスを見つけることができなかったのではないかと思うくらい重宝しました。

そして! そして!

香港では、セブンイレブンのWi-Fiが無料で使えます! ぼくは滞在中、外に出た時はセブンイレブンを探すようにし、そこで調べ物をしていました(もちろん、SIMカードを買った方が早いのですが・・・)。

この時もいくつか違うホステルやゲストハウスに行き、Wi-Fiを使わせてもらえるようお願いしたのですが、どこも難しく(英語があんまり通じなかったことも一因なのですが・・・)、最終的にセブンイレブンのWi-Fiの存在を教えてもらった次第だったのです。

ようやくネットにつなぐことができ、ゲストハウスの入り口も突き止めることができました。

チェックインを済ませ、ひと息ついて、外に出ることに。

時計を見ると、既に午後8時前を指しているーー。

まずい!! シンフォニーオブライツが始まってしまう!!

下調べせずに来たのですが、唯一この「Symphony of Lights(シンフォニーオブライツ)」だけは見たいなと思っていました。また、このショーは「午後8時から13分間だけ」であるということが分かっていました。

時間がなさそうだったが、とりあえず向かうことに。

香港の中心部では「MTR」と呼ばれる地下鉄が通っており、基本的な移動はMTRで何の問題もありませんでした。

九龍島から香港島へ行くのもMTRで行くことができます。後で知りましたが、九龍島と香港島の間を走るMTRは、海の中を移動しているようです(すごい!)。

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これがMRTのキップ。磁気カードになっている。カードの右下にあるのが、MRTのマーク。地上でMRTの入り口を示す看板を発見できた(東京メトロや都営地下鉄と同じ感覚だ)。便利だ!


最寄りの「尖沙咀(チムサアチョイ)」駅を降り、ウォーターフロントへ向かう。

着いてびっくりした。ものすごい人の数なのだ!

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さらに、光だけの演出かと思っていたが、近くにスピーカーなんかも常設されており、ミュージックも流されていた。もちろんキレイだったのだが、曇っていたこともあって空へ放っている光は見にくかったかなという印象だ。晴れていたら、最高だっただろう。

けれども、初日から見ることができたのは良かった! 驚きの連続でした。

13分間を堪能し、近くを歩いてみることに。

中心部にもなっている九龍島の南側を南北に真っすぐ貫いているのが、ネイザンロードだという。

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イメージ通りのネオンの看板が、そこたらじゅうに広がってくる。目がチカチカしてくるぐらいだ。

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時間は午後9時を回っていたーー。


ネイザンロード沿いの店舗はまだまだ明るい。片側3車線、計6車線ある道路ではビュンビュンと車が風を切る。

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観光バスだろうか、二階建ての大型バスが横を通過していく


ネイザンロードはにぎやかだ。


歩を進めていくと、Night Market(ナイトマーケット)に遭遇した。鹿児島で出合ったアーケード街や商店街と似て、歩いているだけで楽しい。好きなんです、こういう感じのが!

そして、何でも売っているのだ。「どうやってそこまで上げたの?」と聞きたくなるくらい高い位置にまで商品が陳列されている。

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ウキウキ、ワクワクしながら足と目を動かす。

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おもちゃ、Tシャツ、下着類、生活用品まで品ぞろえは完璧だ! そして、安い!


この日、歩いていたのは、おそらく「女人街」のようだ。文字をそのまま解釈しようとするとどこか勘違いしそうだが、実際は辺り一帯マーケットが広がる。夜もフル稼働だ。

結局、ウォーターフロントからゲストハウスのあるモンコックまで歩いてきてしまった。ネオン看板にナイトマーケット、光が消えることがないであろう香港の夜の街を後にし、寝ることにした。

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