『残酷大陸クワヘリ』(1964)【この映画に注目!】
アフリカの奥地に、奇蹟の治癒率を誇る
脳腫瘍手術を行う外科医が居るとの噂を聞き、
探検隊が現地へ向かう。
途中で、象牙目当てに巨象へ戦いを挑み
虐殺する現地人とか、オカピとか何やかんや。
パイソンにビビってちゃぶ台返しやらかしてた
オバちゃん、途中で消えた。
虫とか無数に飛び交ってる過酷な環境に
耐えられなかったと見えるな…。
個人的にツボった、中盤のハイライト。
現地のピグミー族を多人数雇って、
探検用のボートを陸送するシークエンス!
ジャングルの中や、狭い鍾乳洞を通り抜けて、
滝を登って(!)、デカいボートをエンヤコラと
運んでいくその様は、まさにあのクラキン主演作
『フィツカラルド』(1982)の狂気を彷彿させる…!!
そして遂に目の当たりにする、キシイ族の
インチキ臭い祈祷師っぽい外科医による、
麻酔なし&消毒なしの開頭手術!
レタスでも捌くかの様に、指を突っ込んで、
掻き分けて…!!
ちなみに、タイトルの「クワヘリ」とは、
この呪術医の名前。
既に何人かの方がおっしゃってる様に、
『武器人間』(2013)でフランケンシュタイン博士が
やってたアレと、絵面的に近しいモノがある。
施術後、普通に歩いて帰る患者(笑)
完治後の頭頂部を見て、日本の古き良き民話に
触れて育った良い子なら、
『食わず女房』を思い出さずには居られまい…!
↓↓↓ あと、クスリをキメて人を殺したがる彼が印象的だった☆
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