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『処女監禁』(1977)【この映画に注目!】

伴大介氏、出演順に並べるとこんな感じ。

「キカイダー」→「イナズマン」→「忍者キャプター」→「処女監禁」→「バトルフィーバーJ」

キャプターの直後、ちょうど無断改名問題で干されていた
時期に当たる作品だね。

ちなみに、監禁される女性は、いわゆる「処女」ではない。(笑)
ここで言う「処女」とは、「処女作」「処女航海」などで使われる、
「初めての」という意味。

大学時代はアーチェリーの名手だったが、今は冴えないカメラマン助手の
男・西村が、若い女性・京子を好きになり、生活を監視し、
京子を想ってゴム装着で自慰に耽り、そのゴムに日付と回数を記入して
精液を冷蔵庫に保存するという、キモイ私生活を展開していた。

部屋には京子を大きく描いた絵があるが(←上手い)、
肝心の所だけが空白のまま。
ここを完成させなければならないのだ…!(笑)

いつもの様に監視を続けていると、なんとベッドで
男と行為に及んでいるではないか…!?
しかもその男、後をつけて調べてみると、実は妻子持ちだときた。
これはもう放っておけない。自分が京子の目を覚まさせてやらなければ…!

そしてついに西村は、銭湯帰りの京子をナイフで脅して拉致、監禁。
もし逃げようとすれば、必殺のアーチェリーが京子の体をかすめる!
―――ビシュッ!!☆
そして、夢にまで見た京子の肉体を凌辱するのだった…。

冷蔵庫に保存してあった、たくさんの精液入りゴムを膨らませ、
「もうこんなものは必要ないんだ!♪」
と言って、嬉々揚々と、パン!パン!割りまくる。
犯されて、その傍らで呆然としている京子。

新婚旅行と称して登山服に着替えさせ、
壁に描いた山々を指差し、
「ごらん、あれは南アルプスだよ。記念写真を撮ろう!さあ、笑って♪」
思いっ切り引きつった笑みを浮かべる京子と写真を撮り、ご満悦の西村。☆

…といった形で、西村の歪んだ愛の劇場が展開してゆくのだ。
DVDは出ないのかな…。

その後の伴大介氏は、見事ヒーローとして返り咲き
『リング』シリーズの貞子父でもおなじみに。
『キカイダー REBOOT』では、フサフサのアートネイチャーで
渋くキメてたね!安心したのを覚えている。♪
最後に見たのが『ツヨイダー』だったからな~。(笑)

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