『両棲人間』(1962)【この映画に注目!】
美しい海。美しい主人公青年。
美しく…そして悲しい、愛の物語。
青年イフチアンドルは、幼少時に不治の結核を患ったが、
天才外科医である父の手によりサメの鰓を移植され、
水陸両棲の能力を得ていた。
そんな浮世離れした純粋美青年が、娘グチェーレに恋をする。
しかし彼女は、悪いヤツに結婚を迫られていて…。
舞台はアルゼンチンの港町。撮影はアゼルバイジャンの首都バクーらしい。
カスピ海も悪くないんだけど、もっとキラキラした海だったら…
とは思うよね、やっぱり。
ソ連初の水中撮影シーンは、いま世界が注目の
クリミア半島で撮られているそうな。
序盤で真珠採掘中のダイバーを
「―――ばぁ!☆」
と驚かすイフチアンドル初登場シーンが、お茶目で好き♪(笑)
お父さん博士の海底基地もイカす!♪
街に出たり、グチェーレと会う時のイフチアンドルの服装が、
中性的でとてもオシャレ。♪
お父さんが与えたんだろうか?いいセンスしてるなぁ~。☆
その服のまま噴水にダイブして、ヒャッハー!のシーンも好き。♪
しかしやはりカッコイイのは、海へ「シュパーッ!」と
華麗に飛び込む姿。☆
イフチアンドルと博士、そしてグチェーレとその父の親子愛。
自らもグチェーレを想いながら、2人の愛を手助けする新聞記者・
オルセンとの厚い友情。
切ないものが胸に込み上げてくるのを抑えられない…。☆
確かに、『シェイプ・オブ・ウォーター』との共通点が
色々言われてるけど、個人的に思い出されたのは、
ウルトラセブンの名エピソード『ノンマルトの使者』だった。
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