『ゴーゴー 仮面ライダー』(1971)【この映画に注目!】
ケガで休演を余儀なくされた藤岡氏には申し訳ないが、
このトカゲロン回が…もう、大好きでたまらないのだ。♪
『仮面ライダー』第13話のブローUP版。
スクリーンサイズに合わせての上下トリミングってのが
どうもアレだが、まぁ良しとしよう。
一流サッカー選手・野本健こと、最強怪人・トカゲロンを演じる、
俺達の兄貴・堀田眞三(真三)を全力で讃えるための一本である。☆
何しろ、大勢の子供達が見守る映画館の大スクリーンの中で、
ライダーを倒してしまうのだ!凄いぜ、眞三!!♪
サインを求める子供達に対し、
「―――帰れ帰れ!」
と、邪険に追い返す眞三。
「全くだらしの無ぇヤツらだ」
「俺が居なきゃ三流チームだ」
と、控室で毒舌をブチ撒ける眞三。
「野本健様の健康に乾杯だ!」
と、バーボンをラッパ飲み。(笑)
呆れて控室を出ていく選手達。
…いやぁ~、悪態つきまくり!
このくだりが、もう最高。♪
その後に死神カメレオンの来襲を受けるも、
全く動じる事無く、必殺キックで撃退する眞三!
←この時点でまだ人間だよ?
そして、改造手術で最強怪人・トカゲロンとなった眞三。
ガウンにグラサンという風体で、
かつてライダーに敗れた10体の再生怪人達を前に…
「お前達は負け犬だ!」
と言い放ち、格の違いをしかと誇示するのだ。
「ぬぅぉぁぁぁ…!」
トカゲロン時の声も、眞三が担当。
地獄の底から響いて来る様に絞り上げる、低ぅ~ぃ唸り声。
ドズン、ドズン、と歩を進めるその度に、轟き渡る地響き!
『シルバー仮面』同様に巨大化させるボツ案の名残りからきた
怪獣的ビジュアルだそうだが、まさに、王者の風格である。☆
「必殺・シュートだぁ~…!」
蹴るモノが無かったら、その鈍重な体でどうやって闘うんだ?
などと、決して問うてはならないぞ。(笑)
通常のライダーキック如きでは、マトモに喰らっても
ビクともしない耐久力を誇るのだ!
恐るべし!もはや完璧な強さ。
さすがの仮面ライダーも、今度ばかりは最期の時だぜ!!
フハハハハ☆
栄光の7人ライダーを育て上げた、立花藤兵衛との特訓で完成した
“電光ライダーキック”!
ライダー史上屈指の、最高にカッコイイ必殺技だ。♪
藤岡弘、に代わって声を演じた納谷六朗が放つ、
「電光ライダァキィーック!」
の掛け声がまたイイのだ。☆
兄・納谷悟朗の野望を、今こそ打ち砕け!!(笑)
【その他の特筆点】
▼“バーリヤ”
▼「ムリだ!」
っておやっさんが言ってんのに、
「お願いします!」
と、デッカイ岩を無茶投げさせるライダー
▼ダグバと等しきモジャい後髪のライダー(←オバチャンぽい)
▼キャッチした爆弾を、ご丁寧にトカゲロンへ投げ返すライダー
【映画レビュー】記事一覧(リンク)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?