『カラテキッド』(1987)【この映画に注目!】
「『ベスト・キッド』を超えるアクションパワー!」
この時期に便乗量産された、“ベスト・キッド映画”の一つ。
本家の原題“The Karate Kid”を邦題に当てるとは、
配給会社もエエ根性しとるなぁ…。(笑)
しかし侮るなかれ!この映画、なんと全6作まであるのだ!!
本家でさえ全4作。リブートを入れても5作だってのにね。
ちなみに、本作の英題『Karate Warriors』は、
千葉真一主演『子連れ殺人拳』の海外タイトルに
なってるので、検索ではこちらがヒットする。
本作のプロットとしては、『ベスト・キッド』というよりも、
ヴァン・ダム主演の『キックボクサー』に近い。
アメリカからフィリピンに父を訪ねた主人公の
イケメン少年が、
街を牛耳るヤクザなカラテ青年にボコられ、
亀仙人の元で修行を積み、リベンジする。☆
主人公のアンソニー役には、2020年の
『きっと大丈夫』で主演を務めたキム・スチュアート。
その父には、2017年に他界した『ウエストワールド』の
ジャレッド・マーティン。
師匠の亀仙人・キムラには、『ニンジャ・ウォリアーズ』等
シルバースター社製ニンジャでお馴染みのケン・ワタナベ!
(←渡辺謙ではない方)
そしてヒロインは… 葵わかな!(笑)
亀仙人が伝授する必殺技は、その名も…
―――“ドラゴンボール”!!☆(笑)
…おぉ、何というミラクル!
この極意を修得するには、相当の年月と鍛錬を
費やす事になるに違いない。
―――だが、しかし!
この主人公は天才だった。☆
たった2分ほど、ヌンチャクや棒を振り回したり
しただけの修行で、いきなり奥義発動!!
(笑)
牛をダウンさせる事に成功!ウムウムとうなずく亀仙人。
こうして、僅か3分で奥義会得&免許皆伝となった主人公。
証のゴールデン道着を授かり、迎えに来た彼女と
悦びのハグを交わすのだった。♪
…
う~む、これがイケメンに限り許された、
“リヤ充爆発”?というヤツなのか。
しかし、クライマックスのリベンジマッチでボッコボコに!
―――さあ、立て!
今こそ、華麗なる出来レースにフィニッシュを決めろッ!!
イケメンには、揺るがぬ勝利が常に約束されている
のだからな…!☆(笑)
(2作目のレビューに続く…かも?)
【映画レビュー】記事一覧(リンク)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?