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Design Museum再訪|DAY65

今日はDesign Museumに行ってきた!前にも1度行ったんだけど、時間がなくてあんまりゆっくり見られなかったので再訪。
こっちに来てすぐのときにMuseum Cardという学生向けのチケットを買ったので、気軽に何度でも行けるのが良い!

フィンランドの美術館・博物館Tips:
年間74€でフィンランドにある約300の美術館や博物館が行き放題になるカード。入場料が10〜15€くらいするところも多いから、1年間滞在するならおすすめ!
あとは各美術館・博物館ごとにFree Entrance Dayとか解説付きのツアーをやってる日も多いから、事前に調べてみるとラッキーな情報が得られることもあるかも。

https://museot.fi/en.php

前回見た時「時間ないよ〜」って言って途中で帰ったつもりだったんだけど、今回行ってみたらそれがほぼ最後の部屋だった(笑)案外小さいんだね。

Design Museumの所要時間:
1階はガラス製品やテキスタイルなどのフィンランドデザインの実物とその解説が展示されている常設展。ゆっくり見ても1時間くらいあれば足りると思う。
0階(地下)と2階が企画展になっていて、Design Museum的には結構ここが推しっぽい。こっちもそこまで広くないから、それぞれ3,40分くらいが目安かと。
あくまで私の主観です。見方によって違うと思うけど、少なくとも大英博物館みたいにめちゃくちゃ広い!って感じではない。

https://www.designmuseum.fi/en/

今の段階で私の中でフィンランドのデザインを特徴づけている要素は2つ。
1つ目は、自然からインスピレーションを受けているデザインが多いこと。例えばiittalaに代表されるガラス製品はフィンランドの水や氷を表現しているものが多いし、アルヴァ・アアルトという建築家が初めたことで知られる木製の家具も、極力自然の木の状態を活かそうという発想で作られてる。昨日国立博物館の記事で書いたことともつながるけど、やっぱりフィンランドは自然との接点が多い文化だと思う。

水の流れや氷を思わせるガラスの花瓶

2つ目は、商業的な目的が多分に含まれていること。どの製品もそれこそ美術館でも展示できるくらいとっても美しいものだけど、それはものすごく豪華な装飾が施されていたり複雑な構造で成り立っているわけではない。むしろいかにシンプルかつ洗練されたデザインを作り出すかに意識が向けられている。それはなぜかと言うと「大量生産が可能でありながら美しい商品を作ることで、全ての人に優れたデザインを」というコンセプトがその根底にあるから。同じスカンジナビアデザインというくくりで言えばIKEAはまさに(IKEAはスウェーデンの会社)、シンプルで美しくかつ手に入りやすい家具を届けているブランドだよね。だから今日の展示にも製品そのものだけじゃなくて、その製品をどうやって広告でより良くみせていたかについての展示もあったりして、製品を「作る」ところから一歩進んで、より多くの人に「届ける」ことまでを考えてるのがフィンランドデザインの特徴だと思った。

テキスタイルデザインの広告素材
ただ製品を作って終わりじゃなくて、いかに売るかまでが考えられている。

このDesign MuseumがあるエリアはDesign Districtといって、家具やテキスタイルの素敵なお店がたくさん並ぶエリア。今度はこの近くのお店をぶらぶら周ってみるのも良いな〜って思ってまた楽しみが増えた1日でした^^
Moi!


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