見出し画像

自己満足が自分の役割になる

この世の中が調和が取れるようにするにはどうすればいいのでしょうか。

それは、一人ひとりが適材適所、つまり、その人の能力や性質にあてはまることができるようになれば、誰もが喜びを感じながらストレスフリーで生きていけるようになるのだと思います。

誰もがストレスを感じることなく、今ここに夢中になって生きていけるようになれば、調和の取れた社会を生み出すことができ、明るく楽しい世の中をつくりだしていけることができるようになるでしょう。

では、どうすれば自分を調和の取れた状態に導いていくことができるのか。

どようにすれば自分を適材適所で活かしていけるようになるのでしょうか。

その方法を考えてみました。

①楽しいと感じることをする
②したいと思うことをする
③目の前のことを意図を持ってする

これらの①~③のことを普段から意識して行動していると、自分を活かす場所を見つけることができ、自分を心地よい場所に導いていけるようになるのではないかと思います。

①楽しいと感じることをする
自分が楽しいと感じてできることは、延々とできるものです。

苦もなく延々とできるということは、その人が持っている優れた能力といっていいでしょう。

僕は長距離を走ることはでできませんが、長時間、時間をかけて文章を書くことは苦にはならなかったりします。

なので書くことを自分の役割にすれば、自分をストレスの感じない場所におくことができるようになるでしょう。

その一方で、世の中には長距離を走ることが苦にならない人もいたりします。

たまにテレビで100km以上を走るウルトラトレイルマラソンの番組を見ますが、彼らの姿を見ていると感動して元気を貰ったりします。

つまり、楽しいと感じることをただ楽しんでいるだけで、人は周りにいい影響を与えられるようになるのです。

しかも「飽きない」でできることは「商い」に繋がっていきます。

むしろ、飽きないで出来るからこそ、それを仕事にできるのかもしれません。

仕事とは、ある意味で同じことの繰り返しです。

この繰り返しを楽しめるからこそ、それが商い(飽きない)になるといっていいでしょう。

飽きずに事に仕えることができれば、まさにストレスフリーです。

しかも、飽きずにできることをしていると、新しいアイデアが生まれてくるものであり、そういったアイデアが日々の繰り返しの中に新しい風を生み出していったりします。

②したいと思うことをする
シンプルにしたいと思うことをしていると、自分の能力や性質を知ることができるようになっていくものです。

そもそも何かをしたいという欲求は、自分が持って生まれた能力や性質の琴線に触れているからこそ生まれ出てくるものなのです。

そういった「したい」と思う欲求にこそ、自分の資質が潜んでいるものであり、そういった資質を知ることができれば、それが自分の役割に繋げていくことができるようになるでしょう。

たとえば、家族に健康的で美味しい料理を食べて貰いたいと思うようになって料理を提供したとします。

そういった思いで提供された料理は、家族の一人ひとりの元気のもととなって、学校や職場でいいエネルギーを発信できるようになっていくことでしょう。

そうやって「私がしたい」と思ったことが出発点となって、世の中に調和を与えることができるようになっていきます。

「何かをしたい」といった欲求の根底には、必ず誰かの役に立ちたいという思いが含まれているものです。

そういった自分の欲求の奥にある思いを見つけることができると、それが調和の取れた行動に繋げていくことができるようになっていくことでしょう。

もちろん、欲求の奥にある真意を見極めるのには時間が掛かったりします。

しかし、自分の内側から湧き上がる欲求に応えてあげていくと、やがて欲求の根底に存在している自分の思いに気付けるようになっていきます。

何かを「したい」と思ってそれに挑戦すると、必ずそこに気づきが生れるものなのです。

次はもっとこうしたい、次はここを改善したい、そういった新たな思いが芽生えて、それを叶えていくと自分の可能性を広げていくことになります。

日常のちょっとしたことでも「やってみよう」と思ったことを叶え続けていけば、やがてできることが増えていき自分に自信を持てるようになっていきます。

自信を持って何かが出来るようになれば、それが自ずと自分の役割に変化していき、世の中の役に立てるようになっていくものです。

③目の前のことを意図を持ってする
たとえば、今、楽しいと思えないことをしていたとしても、今この瞬間に目の前のことに最善を尽くすことができれば、それは調和の取れた行動となります。

調和は個人の思いから生まれるものであり、自分の思いと行動が一致していれば調和のある行動がとれるようになります。

逆に自分の思いと行動が一致していないのであれば、それは不調和の状態です。

そこで、今していることに楽しさを感じられなかったとしても、少しでも意図を持つようにして、思いと行動を一致させていくことができると調和のある行動が取れるようになっていきます。

なので、現状が満足できる状況でなかったとしても、意図を持って目の前のことをやってみるようにすれば、自分の思いと行動を一致させることができるようになったりします。

そういった意味では、自分が喜びを感じることをして生きることが調和の取れた状態であり一番の理想といっていいでしょう。

しかし、必ずしもすべてをそういった状況にあてはめられるわけではありません。

そこで今この瞬間に目の前のことに集中してみる、目の前に与えられた自分の役割をしっかりとやってみる、そう意図するだけで自分に調和を与えることができるようになります。

たとえそれが一時的なものであったとしても、思いを乗せて行動できるようになれば、それは調和の取れた行動になることでしょう。

人は今ここに集中できると、心地よさを感じるようになります。

今ここの状態が人に調和を与えることができます。


心理学者のアドラーは「貢献感」を持つことの大切さを唱えています。

「貢献感」とは、自分は世の中に貢献できていると感じることです。

アドラーは、他者から認められたり褒められなくても、自分は世の中に貢献できていると感じるだけでいいといっています。

自分が今していることが、世の中の役に立っている、そう思えるだけで人はおのずと頑張れるようになるとアドラーはいうのです。

また、アドラーは「共同体感覚」を持つことの大切さを唱えています。

「共同体感覚」とは、家庭、地域、職場などの共同体の中で人と繋がっているという感覚のことです。

我々の心の中には、必ず誰かの役に立ちたいという思いが存在しています。

たとえそれが自己満足であったとしても、今していることが世の中のためになっているといった思いをもつことができれば、それが共同体感覚を養うことになります。

自分で楽しいと感じることをすることも、したいと思うことをすることも、目の前のことを意図を持ってすることも、そこに満足感を持ってすることができれば、それが共同体感覚となります。

まずは自分に満足すること、それが出発点になります。

自分に満足している状態こそ、調和の取れた状態です。

そして自分に満足できることことを出発点にして行動していけば、それがやがて自分の役割となって周りの役に立つようになって、周囲に調和を与えられるようになっていくことでしょう。

そうやって多くの人が満足感を持って生きることができれば、この世界は平和になっていくはずなのです。

そのためにも、常に自分を満足させることが欠かせません。

自分を満たすことができてはじめて、他者によい影響を与えられるようになって、他者に何かを提供できるようになっていくものです。

①楽しいと感じることをする、②したいと思うことをする、③目の前のことを意図を持ってする、この3つを意図して行っていけば、自分の役割を見つけることができ、自分の世界に調和を与えることができるようになるでしょう。

自分を満足させて、自分に調和が取れるようになると、自然と周りの環境が整っていきます。

出発点は常に自分にあります。

まずは自己満足できることを伸ばしていく。

そうすれば、やがて自分を適した場所に置くことができるようになることでしょう。


この記事が参加している募集

最近の学び

いつもサポートありがとうございます。感謝ですー😆👍💓