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SATOSHI
2022年10月22日 19:28
幼な子は珠玉のごとし 隅田川テラスを歩く日々のルーティン屋形船乗る人よりも遊歩道歩く人が良い水面近ければすれ違う人に懐かしき面影を徒労と知りてただ探してるわびしさに寄り添い響く水の音 ボラが三度跳ぶ命の限りに定位置の手すりに憩うアオサギの首すくませる 我が目ぢからで歩み止め覗く川面は黒々と鏡のように映している虚無歩くほどに空っぽになる 視界の果て旅客機浮かぶ這うがごとくに
2022年10月13日 16:30
村田沙耶香はきわだって性的な作家である……と言うと語弊がありそうだ。そもそも人間は本来、性的な存在だからだ。いやいや、決めつけてはいけない。正確には、人間の「大多数」が性的な存在である、というべきだろうか?村田沙耶香がきわだっている点は、この事実から目を背けたり、糊塗したり、あるいはありきたりの装飾を施すのではなく、裸のままの「性」を真っ直ぐに見つめ、そこから既成の「常識」や先入観をことご