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『古事記』でおなじみのワニザメに皮をはがれ泣いていたところをオオクニヌシノミコトに助けられた因幡の白兎。
その後、どのようないきさつで白兎神社に祀られる神となったのかをコメディタ…
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#オオモノヌシノカミ
因幡の白兎、神となり社に鎮座するまでの物語 3 根の国にてスサノオノミコトと対面しオオモノヌシノカミへ遣いを頼まれた話
ヤツカミズオミツヌノミコトとお別れしてから歩き続け、まもなく教えられた洞窟に着きました。
ためらうことなく中へ入り、右側へ進み下りました。
やがて桃の香りがしてきました。
どうやら黄泉比良坂に着いたようです。
下り坂の途中で、とてつもなく大きな岩が道の半分以上を塞いでいます。
「これが噂に聞いた、イザナギノミコトが脱出途中で塞いだ千引きの岩なのか」
亡くなった妻のイザナミノミコトを追っ
因幡の白兎、神となり社に鎮座するまでの物語 4 白兎神、オオモノヌシノカミのもとで大いなる異変を知る話
オオモノヌシノカミが、身を乗り出されました。
「どの子も、同じような理由で死んでいるんだよ。一つ例を挙げると、ヤマトトトヒモモソヒメの所に通っていたんだけれど、せっかく仲良くやっているのに誰に智恵をつけられたのか、『あなたの本当の姿が見たい』と言い出したんだ。僕が『見ない方がいいから。絶対、驚くから』って懸命に止めたのに、『いいえ、驚かないから、見せて』『愛しているなら、見せられるはずよ』『見せ