しろやん

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危機察知能力?嗅覚?

世界の危険思想 悪いやつらの頭の中 (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334044158/ 旅行記を想像するとあてが外れるかもしれん。著者が世界中の アングラな場所や人と接してきての体験談と感想で占められている。 数年前、一橋大の学生が放浪の旅に出て、コロンビアかどっかの 南米の街でスマフォを引ったくられて取り返そうと追いかけて 殺される事件があった。殺された人と家族にしたらたまったもの ではないが、引ったくった少年にしたら観光客の

    • THINK SIMPLE 🍎を産み出す熱狂的哲学

      Simple アップルを生みだす熱狂的哲学 https://www.amazon.co.jp/dp/4140815450/  これも古本屋の特価のコーナーにあったので買ってみた。 ビジネス書のあたりに「Think Clearly」や「Think Smart」 など自己研鑽の本売っているが、あれらとはちょっと違う、 むしろ最近出た「Think Distribution」の系統に近いかと。  一度アップル🍎を追い出されたスティーブ・ジョブズ氏 がどのようなコンセプトで以てアッ

      • 自己研鑽とか行動経済学とかセイバーメトリクスとか

        残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する https://www.amazon.co.jp/dp/4864105758/ 基本、自己研鑽の本は斜め読みや穿った読み方しかしないし 買って読むほどでもないが、近所の古本屋で安かったので 買ってみた。ポジティブ思考だ〜など暗示にかけて云々だけ ではなく「エビデンス!」を前面に押し出しているらしい。 各章全て、起・承・転・結な流れで全体通してもそうなので 読みやすい。肝心のエビデンス(証拠、確証)なんだが… 普遍的

        • リーマンショック(和製英語)

          リーマン・ショック 元財務官の回想録 (毎日新聞出版) https://www.amazon.co.jp/dp/B07BKVMLZT/ リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4150504016/ コロナショックで一時期株価も原油も急落し、こういうときに 各国の金融中枢はどのように意思決定し政策を実行していくのか? に興味があり読んでみた。 一つ目の元財務官の本であるが…

        危機察知能力?嗅覚?

          2017の今頃読んだ2冊

          ロシア 利権闘争の闇: 迷走するプーチン政権 https://www.amazon.co.jp/dp/4794220618/ 社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた https://www.amazon.co.jp/dp/4492223770/ ε´ っ ー ω ー )っ 最近本屋でジャケ買いした本、ロシアを牛耳るのはプーチンでもメドベージェフでもなく ガスプロムを筆頭とした石油カルテルってことの再確認、このカルテルにとってプーチン にどのくらいの利用価値ある

          2017の今頃読んだ2冊

          ホモデウス感想文

          ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 https://www.amazon.co.jp/dp/4309227368/ 前書き、序章がなくいきなり90ページな第一章から始まるあたり、 前作の「サピエンス全史」を読んでいることを前提とするのか、 この前置きの長さはトールキン「指輪物語」に匹敵するくらいに、 ライトな読者を挫折させるかもしれん。 私は「サピエンス全史」は読んでないけど、それなりに世界史・宗教・ 哲学などの知識はあるつもりなのでまぁ読めた。 が、おそら

          ホモデウス感想文