マインドフルネス習慣化は、大きな変化を私たちにもたらしてくれる。【マインドフルネスを習慣化する生き方14】
マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載しています。
以前の記事で述べたように、マインドフルネス瞑想を「習慣化」するという場合は、仕事や家庭などで精神的なストレスやプレッシャーを感じたりした時に、一時の感情に心を支配されず、「呼吸に気づく」ことをはじめとして、とりあえず「今・ここ」に意識を向けられるようになることを指します。
一方「瞑想」を実践している最中は、「自動操縦のごとく勝手」にというわけにはいきませんが、もしマインドフルネス瞑想が日々の習慣になれば、意識を過去や未来ではなく「今・ここ」に向けやすくなり、そのことで以前よりもストレスや不満が減り、生活そのものに充実感や満足感をおぼえやすくなるのです。
かくいう私自身、マインドフルネス瞑想を始めてから三年以上が経ちますが、特にメンタル面に良い変化が生じ、仕事や人間関係のことでストレスを感じることが少なくなりましたし、読書や執筆活動など、自分にとって本当に大事なことに以前よりも集中して取り組むことが出来るようにもなりました。
ちなみに「習慣」ということに関しては、最近読んだ、アメリカで長い間ベストセラーになっている『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』のなかで著者のジェームズ・クリアー氏が、
と述べていることが参考になりました。
またクリアー氏は「日々の習慣のわずかな変化が、人生をまったくちがう目的地へと導きかねない」としたうえで、
「大きなことはすべて小さなことから始まる。あらゆる習慣の種は、たったひとつの小さな決断だ。だがその決断が繰りかえされると、習慣は芽を出して力強く成長する」
「良い習慣を身につけることは、デリケートな花を一日一日着実に育てていくようなものである」
とも述べています。
この連載の最初に、マインドフルネスの短所はすぐに効果を実感しにくいことであると述べましたが、「ストレス解消効果」や「リラックス効果」など分かりやすい効果や結果をすぐに求めるのではなく、「デリケートな花を一日一日着実に育てていくよう」にマインドフルネスを毎日の習慣にしていければ、数年後には、心が充実していると感じられる大きな変化を私たちにもたらしてくれるのです。
そういうわけで、自分自身にとっての「悪い」習慣を見直す代わりに、マインドフルネス瞑想を「良い習慣」として、これから始めてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
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