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207社、初の資金調達について。

この度207社は、2018年の創業以来、初のエクイティファイナンスを行いました。今回の資金調達額は8000万円になります。
2018年1月の創業以来、約2年半の間、受託開発の利益およびデットファイナンスによる資金をプロダクト開発にまわしてきましたが、なぜこのタイミングでの資金調達なのか、この資金を何に使うのか、というお話を書いていこうと思います。

<現在の僕らのステージについて>

僕らは、大きく分けると2つのプロダクトを運営しています。
既存の配達の非効率を解消する配送効率化アプリの提供「TODOCUTODOCUサポーター」と、ギグワーカーを活用した宅配サービス「スキマ便」です。

「TODOCU、TODOCUサポーター」に関しては約2年前から開発をスタートし、今年の1月末にリリース後、オーガニックでユーザーを伸ばしています。まだまだ不完全な部分もありますが、多くの配送員に使われるようになってきているプロダクトです。

スキマ便は、3月にPoCをスタートし、5月から対外的にオープンにして運営しています。実は、国内でも類を見ない新規性の高い取り組みで、まだ対応地域が限定的なので、指数関数的なグロースはできていないですが、そのグロースをすべく、準備している段階です。

客観的にみて、僕らの現状はシード期に毛が生えたようなタイミングだと感じていますが、少なからずユーザーが定着してきており、このタイミングでプロダクト開発のスピードを上げ、急成長を狙うべきだと考えるようになりました。

<本ラウンドの資金調達元について>

今回のラウンドでは環境エネルギー投資さんとベガコーポレーションさんに株主として参画していただきました。

環境エネルギー投資さんは、LPにインフラ系(エネルギー、金融)の事業会社が多数、名を連ねており、ファンドサイズも152億円と、僕らのようなシード期に投資されるファンドでは比較的大きな金額を運営されているファンドになります。
僕らは今後、物流のラストワンマイルのインフラになっていきたいと考えており、継続的なファイナンスや長期的な彼らのLPとのコラボレーションも見据え、シナジーの大きな参画元だと考えています。

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ベガコーポレーションさんは、LOWYAという家具のECをメインに運営されている上場企業で、その物流面の改革で大きなシナジーがあると考えています。
具体的には、家具や家電等の大型荷物は、総じて配送コストが高く、再配達になった時のコストも通常の軽貨物と比べても数十倍になります。
また物流現場も、依然として電話や紙のアナログ運用がベースになっており、彼らのシステムと僕らのシステムを結びつけることで、購入者の利便性向上や、物流業者の利益率の向上、彼らのサービス全体としての満足度向上のような未来が描けると考えています。
ベガさんとのお付き合いは長く、2018年のプロダクトが無い時期から、TODOCUのコンセプトをお伝えして、共感いただき、ベガさんを通して多くの物流会社さんとお話させていただき、多くの学びを得ました。

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また、本人希望の為、お名前は非公開とさせていただいておりますが、このラウンドで僕に欠けているバックオフィス力(組織、広報系)において、強力なサポートとなるエンジェルの参画をお願いすることができました。(僕は大きな組織にいた経験が無い為、本当にそのへんが無知。めちゃくちゃ心強い…)


<投資検討していただいた投資家の方々へ>

投資家周りは、ゆるく2月くらいから開始し、サイバーエージェントキャピタルさん主催のマンスリーピッチを皮切りに多くの投資家さんとお話する機会を頂きました。
いろんな方からご意見を頂き、すごく事業や自分自身もブラッシュアップされた気がします。
3月後半からはコロナ禍が本格化し、一度決まりかかった投資が振り出しに戻ったり、投資契約直前で契約条文内容で折り合いがつかず、前に進まなかった投資などあり、途中でコミュニケーションが止まってしまい不義理な形となった投資家様、この度は申し訳ございませんでした。

また、当ラウンドでお話させていただいた、すべての投資家の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。(また今後のラウンドも引き続きお話させてくだい。)


<この資金の使いみちについて>

調達した資金を使うかの話をする前に、まず物流のラストワンマイルの現状について話をしたいと思います。

物流のラストワンマイルの現状は、一言で言えば「非効率が当たり前になっている現場」です。

何が非効率かを、具体的に上げるときりがないのですが、少しだけ上げるとすると。。
・不在なのにピンポンを押している
・紙の再配達表を投函しないといけない
・2回3回4回と何度も再配達している
・車を運転しているのにも拘わらず電話ベースのコミュニケーション
・荷物伝票の住所を見ながら逐一、カーナビやGoogleMapに住所登録している
・時間指定を加味して人間の頭で配送ルートを組んでいるので最適ではない
・時間指定が個人によってバラバラなので、1日に何度も同じマンションに配達する
・時間指定内に配達しないといけないという制約があるため、時間指定を優先してしまい、真に最適なルートで運ぶことが出来ない

例として上記に上げたのは一部ですが、こんなにあります。


なんでこんな事が起きているのかというと、僕個人なりの仮説ですが、そもそも物流のラストワンマイルって過半数以上が委託ドライバー(個人事業主)によって支えられている現状であって、その委託ドライバーは荷物の配送完了数ベースで報酬が発生する方の割合が基本的に多くなっています。

また、都市部のような密集地域と比べ、過疎地域は配送効率が低く、そのような配送効率が低い地域を、委託ドライバーが担当することが比較的多くなっています。さらに、僕らが個人で配送を依頼しようとすると数社しか選択肢がないように、宅配業界は寡占化しています。

従って、仮に物流のラストワンマイルの配送効率を上げる投資を宅配会社が行った場合、大きなメリットを享受するのは、配送完了個数単位で報酬が発生する委託ドライバーであり、投資をした宅配会社自体の利益率に大きなインパクトが無い為、物流のラストワンマイル自体の配送効率を上げる投資が積極的に行われてこなかったのでは無いかと思っています。

良いとか悪いとかの話ではなく、寡占化した宅配会社から見た経済合理性を考えると、当たり前のことだと思います。

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物流のラストワンマイルの現状をお話したところで、やっと本題の「この資金の使いみち」の話に戻りたいと思います。2つに大全されます。

①TODOCUサポーター/TODOCUの開発およびサポートの強化。
個人の配送員の非効率な作業を効率化していくために、TODOCUサポーターは存在しており、さらにその先には、受け取り主が荷物を受け取る体験の向上も目指しています。時間指定2時間枠の中で、ずーと家に待機していないといけなかったり、ポストに投函されている再配達表を見て再配達依頼をするといった、現状の当たり前ですが、未来のスタンダードにならなそうな非効率な行為をテクノロジーによってアップデートして行きます。

②スキマ便のオペレーションの作り込み
スキマ便自体は、軽貨物、フード、生鮮食品などの宅配荷物を混載し、更にギグワーカーを活用し、TODOCUサポーターの技術と独自のマッチングの仕組みをかけ合わせた、現状では国内でも唯一のサービスになると思います。
僕らが今後やっていきたいのは、この物流のラストワンマイルのネットワークをを全国に広げることです。
その為のシステムの開発と現場検証を日々高速で行っています。


その先にあるものは、TODOCU/TODOCUサポーターでデータを整備し、スキマ便でオペレーションを整備することで、物流のラストワンマイルに特化してトップランナーになることを目指しています。
10年、20年の単位で見ていくと、自動運転/ロボット/ドローン等での配送が当たり前になる様なパラダイムシフトが起きると考えていて、その最新の技術にスムーズに接続できるデータとオペレーションを僕らは整備していきます。

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<最後に>

207では、いつでもどこでもモノがトドク世界を創ることを目指して、事業を運営しています。
物流のラストワンマイルに興味がある方、ぜひ僕らと一緒に未来を創っていきませんか?

まだWantedly作り込めてないですが、全方位的に募集していますので、応募をお待ちしております。

2020年8月24日
207株式会社
代表取締役 高柳 慎也



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207の高柳です。 TODOCUとスキマ便というサービスで物流のラストワンマイル領域を再定義していきます。