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介護保険の真の目的と自立

介護保険の目的を知るには、「介護における自立支援」を知るのが一番手っ取り早いです。国民の方の大多数が思っている自立と、国の有識者どもが考えている専門職に求めている自立支援技術に温度差があるからです。

介護における自立支援の目的は、なるべく自分で長く生活できるように支援することによって、医療保険や介護保険、さらに社会保障費の負担が軽減されてこれからの超高齢者社会を乗り越えていけるようにすることです。

高齢者の自立を解くワードは、生活の再構築その人らしくにあります。

今、自分で生活できない状況であればなにが原因かを探り、それができる限り自分でできる方法を考えて再び生活できるようにする。それが生活の再構築という考え方です。

歩けないならどうすれば歩けるようになるか、例えば杖を利用する。それも難しいなら歩行器を利用する。歩行機能の回復が難しいならせめて移動は自分でできるようにするため、自分で椅子やベッドから車椅子に乗り換えて自分の好きなところに移動できるようにしていく。これがその人らしい自立という考えです。

だから、なるべく自分でできることは自分でできるような状況をつくり、人の力や社会保障を利用しないでも生活できるようにしていくことが介護における自立支援ということになります。

ただ、私が思うのはこれ実行性あるんですか?というのを言いたいです。専門家とかのスタイリッシュな意見に乗っかっているだけで、国民一人一人がこのような考え方をするのは難しいのではと、今日も生暖かく見守ることにするサナダであった☺️

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