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社会貢献につなぐ取り組み「Shinkaron」の背景をお話します

こんにちは、Shinkaronのwatanabeです。
 
今回は札幌のちいさな印刷会社が、社会貢献につながる取り組みとしてはじめた「Shinkaron」の背景をお話します。

弊社の社長は数年前から会社近くを流れる琴似発寒川(ことにはっさむ)のクリーンアップ活動を年間300日以上、続けています。

最初は川沿いの散歩から始まったことでしたが、ごみが多いことに気づき、今では河川敷にとどまらず、悪天候や増水時以外ほぼ毎日、救命胴衣(必須です)とハイチェストのウェーダーを着用し、3~4時間は川の中に入っています(たまに私も同行します)。

河川敷を歩く社長

なぜ、毎日なのか。それは、拾っても拾ってもなくならないごみがあるから。環境の保全活動を通して、常日頃から社会貢献の必要性を感じ、弊社社長ー曰く、仕事の4割は社会貢献に取り組むべきだという思いがあります。

初夏の琴似発寒川

琴似発寒川は札幌市西区を流れる手稲山を水源とした北海道の二級水系。
中下流では住宅地の中を流れ、川岸にはいくつも水遊びできる公園があり、河川敷を散歩したり、ランニングをする人も多くいます。
 
一見、緑豊かで整備されたきれいな川ですが、実際に川を歩くと、上流から流れ着いたごみが木の枝に引っかかっていたり、思わぬものが流れついたり、当事者でなければわからない現実を目の当たりにします。

私も川に入ってみるまでは、毎日クリーンアップ活動をしなくても、十分きれいな川だと思っていました。

木陰からあらわれたカモの親子

カモや川魚、野鳥が生息し、秋には石狩湾から鮭が産卵のために遡上して、札幌の街中でありながら豊かな自然を感じる貴重な川を大切にしたいという思いがある一方、川に集積し、下流へ流れるごみが、いわゆる「プラごみ」として増え続ける海洋ゴミの問題の一端にかかわることを危惧しています。

川岸に放置されたままの自転車

そこで始まったShinkaronの取り組みがあります。
ごみ拾いをすることも大切ですが、それ以前に、子どもたちにごみを放棄しないことや、地域や自然をもっと身近に感じてもらうきっかけができればうれしい。そんな思いから、3才以上の子どもを対象にした商品づくりを進めています。

商品コンセプトは「地域を感じる、ちょっとしたユーモアと遊び心」
「シールをはって、はがして 、ちいきをあそぼう!」をテーマにした『シールあそび』です。地域と知育。地域の要素を盛り込み、ご当地ものとしてシリーズ展開していく予定です。詳しくはあらためて紹介します。


国土交通省では、「河川水難事故防止ポータルサイト」で、川の事故を防ぎ、安全に遊ぶためのポイントを紹介しています。
河川に入る際の注意点、川での水難防止については、こちらをぜひ事前に確認してください。

以下のような子ども向けのコンテンツもあります。

リバーアドベンチャー「川に魅せられし者たち」
(児童向け水難事故防止アニメーション動画)

『うんこドリル 川の安全』WEBアプリ
(川の安全知識をうんこ先生と一緒に学べる小学生低学年向けWEBアプリゲーム)

国土交通省 https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/play/anzenriyou.html


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