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ありがとう。

人が自分のすぐ近くを通り過ぎると、視線がキュッと下を向くし、肩に力が入る。
私の目の前に迫るような感覚で、スタスタと歩いてくると、申し訳なくなる。
そのぐらい、私は人との距離に敏感だ。

どのぐらい敏感かっていうと、
みんな距離感を意識してくれるおかげで
私は、しっかり前を向いて笑顔で歩けるようになったぐらい改善して、
外出先でも独り言を呟いちゃうぐらい楽しくなった。
どのカフェに行っても、席の間隔は十分にとってあって、洋服店の店員さんも必要以上に近づいてこない。「私との距離を気にして過ごしてくれている」それが、私にとっては、とんでもなく生きやすいのだ。

新型ウイルスが流行り始めて、一年が経過する。
始まりがあれば終わりはある。
もし、このウイルスが何年後かに消失した時、
世界は、日本は、戻ってしまうのだろうか?
カフェに行っても人との距離は近くて、都会に行くと、更に人口密度が高くなって気分が悪くなる世界が、そこにはあるのだろうか。

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