見出し画像

60代からは、健康寿命をのばすことを軸に生活していきたいと思う

30代、40代、50代生活に追われて生きていたなと思う。
育児に家事、仕事や介護。

ある時期は育児が主であったり、違う時期には仕事が主であったり、世間と同じようにその時期その時期を過ごして、ここまでやってこれたと思う。

夫の在職中での病気、子供のプチ登校拒否、両親の大病など、世の中そんなに順風満帆にいくことはなく、それなりにストレスをかかえて生きてきた。

時には、いくつかの事項が重なりヒステリックになったり、息つく暇がなくなり体調をくずしたり。

その当時は確かにしんどかったんだけれど、今は、一生懸命やっていた自分にご苦労さんと言ってあげたい。
我ながら頑張ってきたと思う。
満点には、ほどとおいけれど、自分なり満足な半生です。

振り返ってみると、自分を主軸に生活を回わしてきたことは一度もなかったような気がする。
その時々、いつも誰かの都合を優先して生活をこなしてきた。

ゆっくりと考える暇もなく、現実を直視して、やらなければならないことを淡々とこなしてきた。

生活環境が自分を動かしていたのであって、自分がこうしたいと考えることもなく、ここまでやってきた。
その時々に対面する問題が、私を動かしてきたように思う。

夫も退職、子供も独り立ちして、お互いの両親も看取り、やっと自由になる時間が増えた。

在職中は、あれほど待ち望んだリタイア後の生活。
最初の頃は、楽しかったけれど、時の経過とともに、今まで持ったこともない多くの時間をもてあましぎみになり、苦痛にさえなってきた。

なんて、贅沢な話なんだろう。

この note にも、そんなもてあました時間の過ごし方を工夫している記事をいくつか投稿した。

このありあまる時間を楽しく過ごす方法として、脳トレをやったり、note
に投稿したり、一日のリズムをつけるためにラジオ体操を習慣化したりと自分なりにやってきた。

しかし、そのどれもが、暇な時間にスポットをあてて、楽しく時間を埋める方法を模索する方法だった。
そして、その先には、脳のトレーニングもできるし、体力強化もできるから一石二鳥だという考え方だった。

今朝、鳥のさえずりを聞きながら、気持ちよく目覚めることができた。
この先も、こんな健康がいつまでも続けばいいなぁと思う。
今まで二の次にしていた自分の健康に、もっと目を向けていきたい。
自分を大事にしていきたい。

今まで、降りかかる事項を中心に、それに対応して自分軸が回っていたけれど、これからは、少しでも健康寿命を延ばすことを軸に、自分を中心に生活をまわしていきたい。

以前参加した、市の高齢者支援団体主催の講演会が心に残っています。

タイトルは「人生100年時代を生きる」、元滋賀県知事であられた國松善次氏の講演でした。

今後の日本は、ますます高齢化が加速していき、ある統計によれば8割が認知症、5割が寝たきりになるとか。

人生は「上り坂」と「下り坂」と「マサカの坂」あり。
寿命が延びたとは、まさしく老いの「下り坂」がのびたのであり、
「マサカの坂」とは、マサカ、自分が配偶者がこんなことになるなんてという坂。

もう、下り坂に入っている私が、今するべきことは何か。

國松氏は、老いには「覚悟と備え」が必要だと述べられています。
誰でも確実に、心身の衰えはやってきます。
健康づくりは、自己責任、自助努力それも「努力の継続」が全て、「生活習慣」が決めてであると述べられていました。

10年後、20年後の人生を少しでも豊かにするには、今現在の努力が必要不可欠であると。
述べられていることすべてが、耳に痛い話でした。
心に突き刺さった講演会では、あったのですが、すっかり忘れていました。今日改めて自分の中にストンと落ちてきました。

今日から、自分の健康寿命をのばすための行動に主軸をおこうと決めました。
暇な時間を埋めるためにではなく、健康を意識して行動してみようと思います。

エレベーターを使わずに階段を利用する、調子が良ければ積極的に体を使うことに費やしたい。

心の健康も重要課題です。
見たい映画を見て、おいしいものを食べて(ほどほどに)心が喜ぶことを意識して生活していきたい。

1か月でも長く、健康寿命をのばしたい。

今、やっと自分の時間をもてるようになりました。
今こそ自分軸にあわせて、行動できる時間があるのですから、この時間を目いっぱい自分に使ってあげたいと思う。

自分軸が決まったことで、今まで宙に漂っていた感があった日常が、リタイア後初めて、地に足をつけてこれからを歩けるような気がしてきました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?