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浮気してる本人は気がついていないが、その行動は分かりやすい。

ここでは、離婚のこと、おひとり老後の備えのこと、日々感じていることをnoteしています。今回はその6回目。

調子の波にのっている人とそうでない人。それはいつも入れ代わり立ち代わりだ。私のこれまでの人生は調子に乗っていることが多かった。そして若ければやり直せるはずの若さがなくなった今、不調の沼でもがいている。
誰だって調子の波は上下する。自分と同じ調子の波にいない人を羨むのではなく理解する。それは今後は大切にしていこうと思う。
それでは今回も離婚にまつわることを書くことにする。

「最愛」とは、2021年下期い放送されていたドラマである。旦那さんと一緒に毎週このドラマを見るのを楽しみに見ていた。最終回を見終わって、私は改めて思った。そして旦那さんに「〇〇くんが私の最愛の人だよ。」としみじみ言った。色々あるけれど、今愛する人、そしてこれからも愛する人。「ありがとう」と言われたが、まさか、1週間後に旦那さんが家を出て行ってしまうなんて。家に戻ってきたが更に4か月後に離婚するなんて思いもせず、のんきなことを言ったもんだ。旦那さんも同じ思いでいるはず。恥ずかしがってそいういうことを言わないだけ。そんな風に思っていた。でもそれは鈍感な私の勘違いだった。人の気持ちに気が付けない、気持ちに寄り添って考えることのできない私の至らなさが招いたことだと、後から、全部が終わって、時間が経って、落ち着いてから分かった。

人の本心には鈍感だったが、浮気については敏感だった。

浮気を疑い始めたきっかけはまた別の機会に書くとして、ここでは過去のトラウマが鮮明に蘇った彼の浮気のことを書こうと思う。

唐突だが、浮気している人の分かりやす行動ベスト3はこれだと思う。
1.やけに優しい
2.やけに出かける
3.外に電話を掛けに行ったり、やたら携帯を確認する

外出に関しては、平日の夜だけでなく、休日の昼もでかけるようになる。そして出かける相手はちょっと前まで夜の飲み友達として名前が挙がっていた面々。昼に会う、朝から会う、同じ人でこうやって会うパターンが変化することはない。

私はその頃、毎日旦那さんのかばんと財布の中を確認するようになっていた。離婚するまでの5か月ほぼ毎日見ていてた。すぐに捨てているようだったが、当日の分のレシートは捨てていないようで、財布には2名分の食事のレシートが度々入っていた。コーヒーだけの日もある。昼、夜、週末、夜勤を除く毎日だった。フリスビーやレジャーシートを買っているのもあった。それを見てはしまい、確認してはしまう。どうしたものかと思う毎日だった。

親密にしている人がいるとよりはっきりしたのは、メッセージカード付きのクッキー缶をかばんの中に見つけた時だ。そこには、「いつもありがとう。元気をだして欲しくてクッキーを焼きました、ハート。」というようなことが書かれており、彼を呼ぶ呼び方は親しさを感じさせるものだった。それから彼はよく手作りのお菓子を持って帰ってくるようになり、食べていいよと勧められたこともある。

メッセージカードの字はとても美しく、そこに書かれているものはとても心がこもった言葉だった。クッキー、プリン、シフォンケーキをさっと作れるなんて、なんて素敵な人なんだろう。きっと上品な人なんだろうな。魅力的な人なんだろうな。こんな人に好かれているんだな。幸せなんだな。心で泣いた。

10年前にトラウマのことを以前に書いた。
人が惹かれあうのを止めることはできない。私はきっと振られるんだ。泣いたり、騒いだりして嫌われるより、潔く身を引いた方がいいに決まっている。私は彼が喜ぶことを何もしてあげれない。陰でこそこそかばんをみているだなんて知られたら嫌われるだけ。浮気を止めさせるのは彼の幸せを奪うこと。そんなことばかりを考えていた。

そしてどうやったら離婚できるか、と考えるようになっていった。

あの時、10年前、ひとり家で苦しさに堪えていた。
またもやひとり残される時間が増えた。
自分の気持ちの収まりを見つけようと、自分を納得させようと、必死で方法を探していた。

どこでそうなってしまったのか。分からないようで分かる気がする。1つ1つ、小さいことも許されないことになっていたんだ。私の気持ちを優先してくれる心の広い人と思っていたけれど、実は相手の気持ちは少しずつ満杯になっていった。だから私が悪い。気が付かず改善しなかった私がいけない。しかし、そのことは全くお互いに置き換えて言うことができる。旦那さんも私に甘えてた。結局最後に絶対離婚をしようと決めたのは私が彼の1つ1つの小さいことを許せずいっぱいいっぱいになってしまったのだから。その1つ1つを自分の周りに並べてもう終わりと納得した。ーーーーつもりでいた。

最後に起きた2つのことで、私の心は限界点に到達した。
1つ目は地震、2つ目はワクチンだった。
その理由は次回書こうと思う。

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