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イシモチの塩焼きとイワシの煮付でおうち居酒屋

 最近は芋やら豆やら魚以外の投稿が続いていたが、投稿していない時でも自宅での晩酌では常に魚をいただいている。

確か先週の平日の晩酌

 イワシが安いのは相変わらずだけれど、ここ最近は宮城県産のイシモチが安い。小ぶりのものばかりではあるけれど、それでも2匹入って1パック100円台前半は激安といっていいだろう。
 夫も私もイシモチの塩焼きが大好きなので、積極的に購入して美味しく頂いている。
 そのまま丸ごと塩を振って焼いても良いが、私はサンマ以外はワタを取るのが好み。イシモチも、買ってきたらまず頭とウロコとワタを取って水洗いしている。キッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取ったら、軽く塩を振って休ませること5分ほど。まとめ買いしてきた際は、この状態でジップロックに入れて冷凍保存。その日のうちに食べる際は、塩を振って休ませている間にグリルに火をつけて、焼き網を十分に熱しておく。このひと手間で、皮が破れるのをある程度防ぐことが出来る。
 塩が馴染み、グリルも温まった頃合いを見て、イシモチに切れ目を入れてグリルへ。じっくり焼けば、出来上がり。

イシモチの塩焼き

 時間と気持ちに余裕がある時は尾びれに化粧塩を付けるのだけれど、この日は無し。それでも、化粧塩無しでも銀色の皮はつやつやと美しく、箸を入れるとパリッと心地良い音がする。口に含めばほろりと崩れる身は、白身魚の優しい甘味に程よい塩気が加わり絶妙な美味しさ。
 あっさりしているのに旨味たっぷり。何度食べても、食べ飽きしない。この魚を美味しく頂ける日常が嬉しい。

イワシの生姜煮

 この日はイシモチを塩焼きにしたので、イワシは焼かずに久しぶりの煮魚にしてみた。
 こちらも頭とウロコとワタを取って水洗いし、キッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取った後、ひと口大に切る。
 酒と醤油、みりん、砂糖と水を合わせた煮汁を先に火にかけ、沸騰したところにイワシと千切りにした生姜を入れる。落し蓋をして弱火から中火くらいの火加減で30分ほどことことと煮た後、落し蓋を外して煮詰めたら出来上がり。
 この日はお弁当用に作り置きした残りの蓮根のきんぴらが濃い味付けだったので、イワシはやや薄味に仕上げたのだけれど、イワシの旨味に生姜の爽やかな風味がよく合い、美味しく仕上がった。
 甘露煮のような濃い味付けのイワシ煮も美味しいけれど、あっさりとした味付けもまた美味しい。
 その日の気分や他のメニューとのバランスを見て味付けを変えられるのも、おうち晩酌の楽しさのひとつだなぁと改めて思った。

 生鮮食品に限らず、食材の高値や値上げの話題が多く流れてくる昨今。
 けれど、地元のスーパーに足を運べば、何かしら地元産の安い食材が並んでいるのは本当にありがたい。
 工夫することを楽しみながら、美味しく食べていきたいと思う。

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