無気力から脱出する3つの訓練
何かをやろうと思っても、とにかくやる気が出ない。
やらないといけないとわかっていても、体が動かない。
無気力に悩まされ、やりたいことも、やるべきことも出来なくなってしまっている人は、年々増えつつあるようです。
それでも、どこかで何かのタイミングで動き出さなければ、ただ時間ぎ過ぎていくだけです。
最後は、自分の力で立ち上がるしか、無気力を抜け出す方法はありません。
どうにかしたいとわかっていても、言い表せない何かが重くのしかかるような感覚になり、何も出来ない日々が続くのは、本当に辛いことです。
無気力の状態が続いてしまい、以前は当たり前にこなしていたことも出来なくなる自分に、情けなさ、自己嫌悪を感じてしまって、セルフネグレクトへと向かってしまいます。
それでも、ここへ訪れたあなたには、まだ「何かを変えたい」「自分の人生を諦めたくない」という気持ちが残っているからこそ、情報を探し、今もこの記事を読み進めています。
意識が変われば、行動は変わっていくもの。
少しずつの変化を自分に与えるだけで、いつか必ず、また昔のようにエネルギッシュにパワフルに活動する自分は取り戻せます。
今は焦らず、出来ることから始めてみましょう。
ここから、無気力から脱出するために有効だと思われる訓練を3つ紹介します。
特別なことをやるわけではないので、今の生活スタイルは大きく変えることなく、空いた時間やる程度に、軽い気持ち習慣として取り入れてみることを、意識してみましょう。
①ネットサーフィンをやめる
デジタルデトックスとして、スマホを見ないように意識するだけでも、変化は感じられますが、様々なツールとして用いることもあるので、完全に「スマホを見ない」「スマホを触らない」というのは、極端で難しいことだと思われます。
生産的でなく、メンタルを落ち込ませ、エネルギーを消耗してしまうのは、スマホを触っていることそのものではなく、無意味に何かを閲覧し続けたり、何か面白いものがないかとネットの世界を流れ続けてしまう行為です。
液晶を見続けることは、自分が思っている以上にエネルギーを消耗する行為で、姿勢も悪くなり、呼吸も浅くなっていき、それが長時間続くと、メンタル不調を引き起こします。
また、それらの情報などから、不安を煽るものであったり、気分が落ち込むニュースなどをキャッチすることによって、ネガティブ志向を助長していき、さらにエネルギーを消耗し続ける状態へ陥ります。
ネットサーフィンをしている時間は、長くなればなるほど無気力になっていくものですので、少しずつ時間を短くしていく訓練をしてみましょう。
始めは落ち着かないかもしれませんが、少しずつ離れる訓練を重ねていくと慣れてきます。
便利なツールはしっかり使い、有益な情報だけを探して取り入れ、それ以外はスマホに支配されないように意識してみましょう。
毎日のように意味もなくスマホを見続ける習慣を継続していくと、人生の大半の時間を、液晶を見て過ごしたことになってしまう、ということを意識してみるといいでしょう。
②とにかく動く
ネットサーフィンをやめて、スマホから手を離すと、何もやることがない感覚になると思います。
本来は、それが人間の当たり前の時間の過ごし方なはずなのですが、スマホの登場によって、いつも手に持っていること、数分したらすぐに開いて何かを見始めるのが当たり前になってしまっています。
その、「暇だな」とすぐに感じてしまう時に、再びまたスマホに戻るのではなく、目の前のこと、思い付くことなどなんでもいいので動いてみましょう。
とにかく、何かをやってみて下さい。
深く考える必要はないので、意識して自分を動かしてあげるのです。
落ちているゴミを捨てる、洗い物をする、筋トレしてみる、歩いてみる、洗濯する、本を揃えてみる、値札のシールをはがす、トイレを掃除する、模様替えをする、床を拭く、くつを揃える、買い物へ行く。
何かをやろうと思えば、無限にやれることは思い付くはずです。
それが出来ないのが無気力状態なのですが、まずは無理矢理にでも自分を動かしましょう。
この時に大切なことは、とにかく考えずに動くこと、スマホは見ないことです。
不思議なもので、人間は動き始めると、徐々に活動的な思考へ変化していきます。
始めはやる気がなくても、何かを始めて5分間が経過すると、やる気に満ちた気分へ変わってくるものなのだそうです。
考えるから動けない、動けないから考えるという負のスパイラルから脱出する最初のキッカケは、「とりあえず動いてみる」ことです。
1つやりはじめると、どんどん動けるようになっていくので、充実した時間を味わえるようになっていくはずです。
③マイジャーナルを書く
考えずに動き回る時間を過ごすことが出来たら、今度は1日の終わりに自分の活動を振り返ってみましょう。
オススメは、マイジャーナルというワークです。
ジャーナルは、日記みたいなものなのですが、もう少しだけ、自分の行動や活動に対しては深く観察していくものです。
書き方は、出来事、感情、思考の順で、じっくりと自分自身を客観視しながら書いてみます。
今日という日を振り返り、どんなことをやってみて、どんなことが起こったのか。
それに対して、どんな感じがして、どんな気持ちになったのか。
どんな風に過ごしてみたくて、そのために何をどうすればいいのか。
感情を整理していくと、自分が何が嫌で、どんなことが楽しいと感じるのかなどへの理解が深まります。
そこからさらに思考する、「考える」というところまで行うことによって、次の課題や目標設定などにも役立てることが出来、次の行動が決まります。
一度やるだけでも、確実に明日へのモチベーションアップに繋がりますし、これを毎日繰り返すと、次への行動が楽しくなると同時に、毎日何かを学んで、習得していけるため、継続すればするほど成長していくことが可能になります。
気が付けば、無気力とは無縁の人生を生きている自分にも気づけるでしょう。
2024年1月、iPhoneのアップデートでジャーナルというアプリが実装されましたが、これはAIとともにジャーナルを写真やテキストで作り上げるスタイルのようです。
思考や感情の整理、目標設定などは手書きのほうが効果が高いとされていますが、出来ることが違うので、自分に合ったスタイル、楽しいと思いながら取り組めるものを選んでやってみましょう。
3つをこなす習慣づくり
ここで紹介した3つのことをやってみようとすると、ひとつ気付くことがあります。
それは、インプットとアウトプットの記事で書いたように、インプットの量を減らしてアウトプットを増やすこと習慣化するということ。
無気力の原因は、脳だけで異常なほどにエネルギーを消耗してしまって、体を使うエネルギーがなくなってしまうことによって起こっています。
また、色んな情報が入りすぎてしまうことで、動いている時にもそれらが邪魔して、激しく消耗してしまうため、すぐに疲れてしまいます。
この流れは、どこかで自分で断ち切ることが出来ないと、悪循環のまま抜け出せません。
とにかく、入る情報を自分で制限して、アウトプット(行動、発信)を増やしてみましょう。
今日1日、何かをやってみて、ブログやノート、その他のSNSなどで、感じたこと、思ったことを発信することも、ジャーナルと同じ効果があります。
ただ、注意しておくことは、ネットで発信したあとに、オーディエンスのリアクションに過度に期待しないこと。
他のユーザーの発信を渡り歩いたりしないことです。
無意識のうちに何かを期待してみたり、比較したりすることが、再び無気力の世界への入口となってしまいますので、発信するだけで終わる癖をつけてみるといいでしょう。
焦らず今を楽しもう
無気力な日々が続き、生産的でない時間に嫌気がさしても、焦らないことです。
あまり自分を嫌いにならず、責めないであげて下さい。
今はただ、ダラダラしていたい、無気力でいたいだけなのかもしれません。
人間だれでも、心も体も疲れきってしまうこともあります。
それでも、変わりたいと願うあなたは、それだけで十分に素晴らしい意識を持っています。
出来る範囲内で、少しずつ、出来そうなことからやってみて下さい。
どんなに小さなことでも、下らないとは思わずに、出来た自分、動けた自分を褒めてあげて、認めてあげましょう。
小さなことをこなしていくうちに、必ずその中に楽しさを見出だせるようにもなってきます。
無気力な自分と決別するために、今という時間を重ねて、明るい未来へとゆっくり歩いて行きましょう。
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