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#2 人の名前を考える

こんにちは。Shungoです。
まずは、こちらの動画をご覧ください。


「エブリィ〜チャイ ハザ  ビュティフォネーム、ア ビュティフォネーム♪ア ビュティフォネーム♪」って、朝イチで聴いちゃうと、その日一日中、アタマん中で流れてきそうですね。はい、ぼくはもう既にこの鼻歌を歌いながらこれを書いてます。

歌詞の中にあるように、

名前、それは燃える生命
ひとつの地球にひとりずつひとつ

当然ですが、みんなそれぞれ名前があり、何かしら由来があります。
小学生の頃、「親に自分の名前の由来を訊いてくる」という宿題が出たことがありました。ぼくの両親は、ぼくの名前の漢字の意味、そして、そこに込めた願いを教えてくれて、子供ながらに、結構ちゃんと考えられた名前なんやなぁ、と感じた記憶があります。

親が子供に与える最初のプレゼント、なんて言ったりもしますが、子供は一生、この名前と共に生きていく。これはもう、名付ける方は責任重大。生半可な気持ちでは手を付けられない大仕事です。

安直に、運のいい子で「運子」、しっかりした子で「しっ子」なんて名付けることはできません。ユニークで珍しい「珍子」、円マンな人付き合いのできる「マン子」もダメです。

父親日記第2回は、名付けをテーマに書いていきます。

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最初の健診から約1週間、2回目の健診へ行きました。この時のエコー写真を見ると、中央のサナギみたいなのが、赤ちゃんの心臓らしいです。私は最初、これを見た時「わっ!人型になってる!」と思いましたが、まだそんなレベルではないのだそう。

実は、この2回目の健診も、初回の健診時と同様、ぼくは妻と一緒に診察室に入るタイミングを逃し(一緒に入っていいものなのか解らず)、待合室で待つだけのただの付添人として待機しておりました。

その時、待合室で手にしていた雑誌がこちら。

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たまご倶楽部が発行している「"苗字に合う名前"辞典」。こいつがぼくに火をつけました。

これを手にした時、それまで意識にものぼらなかった名前を考えねば!という使命感が、突如あたまをもたげてきたのです。よくよく考えると、あのサナギみたいな心臓は、まだではないとはいえ、既に生命が宿ってるわけです。妻のお腹の中のあのサナギのような心臓に、なんと呼びかけるのが適切だろうか。この時点で「胎児」「赤ちゃん」「心臓」「サナギ」、、、くらいしか思いつきません。

それならば、もう名前を考えるしかない!ということで、前倒しの前倒しでさっそく名前を考えることにしました。もう、考えだしたらヤメラレナイトマラナイ。健診を終えた妻に名前を考える作業に突入していることを報告し、家に帰るまでの道中も、家に帰ってからも、それから数日間もずっと名前のことを考え続けました。

普段持ち歩いている手書きノートとiPhoneのメモには、思いつく限りの名前候補を次々と書き溜めました。名前を考えていた時のプロセスはこんな感じです。

①漢字の意味・成り立ちを見て、琴線に触れるものをピックアップ。
②ピックアップした漢字を組み合わせ、ぼくら夫婦の願いや思いと一致しているかを確認。
③語呂の良さ、文字にした時の見た目の印象、苗字との相性を確認。
④画数の運勢をチェック
⑤英語圏の人に馴染みやすいかアメリカ人のお義父さんに確認。

と、こんな感じです。結構、手間をかけて入念にやりました。だって人の名前ですから。自分の子供の名前ですからね。ぼくは自分の名前を気に入っているので、生まれてくる赤ちゃんも気に入ってくれたら嬉しいなぁ〜と思ってますが、その判断は生まれてくる赤ちゃんに任せます。ただ、生まれてきた赤ちゃんが物心ついて、もし名前の由来を訊いてくることがあれば、自信をもって(待ってましたとばかりに)伝えたいなと思ってます。

って、真面目に考えてますけど、まだ赤ちゃんの心音すら聴けてないですからね(笑)男の子か女の子か一切わかってないのに、この時、何故か女の子の名前しか考えてないですからね。


とまぁ、勝手に女の子が生まれてきたらいいなぁ〜と思っていたので、期待だけ先走って、女の子の名前に振り切っておりました。。。


そんな折、写真家の幡野広志さんの著書『ぼくが子供のころ、ほしかった親になる』を読む機会がありました。本の中に「名前は誓いとプレゼント」という章があります。幡野さんは、息子さんに「優」という名前をつけたのだそう。そしてその名前について、こう書いてありました。

僕が思うに、子供を優しい人に育てる方法は、親が優しくなること。親自身が優しい人になり、ずっと優しい人であり続けなければいけない。だから、優という名前は、息子へのプレゼントであると同時に、僕と妻が親になるための誓いでもあった。 ──幡野広志『ぼくが子供のころ、ほしかった親になる』(PHP研究所)

子供の名前は、ぼくたち夫婦の決意ということです。
あまりそんな風に考えたことがなかったけど、たしかにそうだよなぁ〜と納得する一文です。

思い返すと、どんな子に育ってほしいか、という話を妻としていた時、それはそのまま、ぼくたち夫婦がどんな親になりたいか、どんな環境でどんな風に育児をしていくのか、という話し合いでもあったような気がします。

これを書いている現時点では、子供の名前はもう決まっており、お互いの家族にも報告して「いい名前だね」という評価をいただきました!ぼくは毎晩お腹に向かって、既に呼びかけており、赤ちゃんにも聞こえていることだろうと思います。



さて、ここまで名前について書いてきましたが、次回は妻について書いていこうと思います。

2019年10月半ばのあたりから、妻はツワリが酷くなりはじめ、本当にきつそうでした。身籠った奥様をもつ世の男性、みなそうだと思いますが、苦しそうな妻を前にできることといったら、家事やるとか、さするとか、なんか欲しそうなもの買ってくるとか、変なダンスして笑わせるとか、できることはそんくらいです。

次回はそんな話を書いていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回!!

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