【資料閲覧記録】皮膚のターンオーバーに関する情報収集

長めのつぶやきです。

前回の記事通り、現在論文を調べたりの基礎考察中。

本来、人様に公開する筋のものではないのですが・・・
１・論文紹介者に情報公開できる。
２・１次資料に興味ある方に要約手順を示す事ができる
３・「ちゃんと調べてるんだぜ、グヘヘ」といつか胸を張る土台になる
４・毎日note更新条件がクリアできる

と、いくつかのメリットがあるので、記事の形で情報記録を取ります。

１／２８　今回の論文はこちら。

https://core.ac.uk/download/pdf/58762577.pdf

This document is downloaded at: 2017-12-22T08:23:13ZTitle
リノール酸摂取によるマウス皮膚，肝臓，血液の脂質代謝に及ぼす影響Author(s)及川, 大地; 間ノ瀬, 晶子; 吉田, 彩乃; 中尾, 侑
Citation長崎大学教育学部紀要:自然科学, 82, pp.9-22; 2014

いきなり要約・概要

リノール酸って、コレステロール抑えるじゃん？
でもさ、皮膚に与える影響、あんまり調べた人いないでしょ？
マウス24匹を6匹ずつに分けて実験してみたよ。
1群　えさにオリーブオイル１０％まぜたよ。リノール酸は０
2群　オリーブオイル8％　リノール酸は２％
3群　オリーブオイル６％　リノール酸は４％
4群　オリーブオイル２％　リノール酸は８％

全部、もとのえさ＋１０％の脂肪だよ。どう変わるかな？

いきなり要約・背景

＊正直、難しくてわかってません。

リノール酸は、体内合成できなくて摂取が必要なんだよ。
何でかっていうとね、

Ｑ・リノール酸が欠乏するとどうなる？
＞皮膚では角質が異常増加し，角化症になることが報告されている
＞皮膚以外においてもリノール酸が欠乏した場合，
＞成長阻害，生殖不全，脂肪肝，頻渇多飲の症状が現れる可能性がある。

とにかく、足りないと、ダメだよ。
コレステロールを下げる働きもあるんだからね！
でも、取り過ぎると、善玉コレステロールをさげて、害になっちゃうよ。
取り過ぎて、アレルギー物質を生成する（？）からね！
アトピー性皮膚炎患者によく見る物質が出ちゃうんだぞ！

でも、皮膚とリノール酸をちゃんと調べた研究って無いから、
がんばるぞ！

いきなり要約・結構スプラッタな実験結果

ちゃんと条件通りに育てたマウス君達を、ホルマリン漬けにしたぞ♩

皮膚を切り取って、分析だ！　
いっぱい数字があるぞ～～

リノール酸　とったら、リノール酸増えたぞ！
すごい、当たり前の結果がちゃんと出てる！

ついでに、内臓も調べちゃえ！
肝臓も分析だ！
マウス君、ごめんね、本当にバラバラに切り刻んでるよ。
科学のために君たちの犠牲は忘れないよ！
うん、病的な蓄積もないし、有意差も出てないかな？

結論

本研究では，エイコサノイドの前駆物質であるアラキドン酸の皮膚中割合は非常に低く，ベニバナ油の脂肪酸はリノール酸として皮膚に蓄積していた。この要因を推察すると，リノール酸からγ-リノレン酸への代謝に関与するΔ6不飽和化酵素は律速酵素として働いており[9]，リノール酸の摂取が増加した場合でもγ-リノレン酸ならび下流への代謝は促進しないことが挙げられる。さらに皮膚のγ-リノレン酸およびアラキドン酸は蓄積できる量が決まっており余剰分はPGE1，PGE2，LTB4などn-6系エイコサノイドへ代謝された可能性も考えられる。結論として，日常食の一部の油脂をリノール酸高含有のベニバナ油に代替すると，脂質代謝関連の血中成分および皮膚の脂肪酸組成に顕著に影響を与えることが明らかとなった

えっと、結構たくさんリノール酸を摂取させたけど、
アレルギーはでてないね。
たくさん食べたら、リノール酸のまま皮膚に蓄積するんだ。

すっごく当たり前の気がするけど、ちゃんと調べる事は大事だぞ！

今日のまとめ

油をとったら、皮膚に油が入りました。
油変えたら、違う油が皮膚に入ります。
それが、どういう意味を持つか、また調べます。

追伸：
アルジャーノンはかわいそうだと思ってたけど、
解剖されてホルマリン漬けにされず、花束をもらえるだけ
幸せなのかな、と思いました。
科学の発展って、大変です。

あとがき

いや、一次資料読むの辛いっす。
何が辛いって、読んでも意味がなさそうな気がして、猛烈にむなしいっす。
でも、読まないと、エビデンスの無いオカルト科学にだまされるっす。
noteで、きちんと読みやすくまとめる上に、参考資料を明示してくれてる人、マジ感謝っす。

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