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「体脂肪を減らす栄養の取り方」 【実証記録つき 2ヶ月-4%】

栄養と健康のメモ
文責 シンイチロウ

 「糖質制限」や「酵素の働き」などを調べた上での知識のまとめと、実感について。

(2021.0101付記)
 元がnote用ではないメモ書きでした。
 読みにくい情報ですが、当時に近いまま残しています。

1・「糖質制限」は必要?

 糖質が体内に入ると、血糖値があがる。
 すると、体はインスリンを分泌し、血糖値を下げにかかる。
 このとき、インスリンは「糖」を「脂肪」に合成することで血液から消す。つまり、「糖質」を食べると、「脂肪」が蓄えられる。 
 この作用は、同じカロリーの「脂肪」を直接食べるよりも大きいらしい。
 ここで問題なのが、日本人の大好きな米などの「炭水化物」も体内で分解されると「糖質」になること。
 つまり、栄養上は「米」=「砂糖」と同じ。(いや、ビタミンとかあるけど)
 単純に考えると、「米」を食べても「脂肪がつく」ということになる。

 ただし、だからといって極端な糖質制限をすると、体内で使用するエネルギーが不足する。
 すると、体は「筋肉」を分解してでもエネルギーの元を生み出そうとしてしまう。
 極端な糖質制限は、筋肉を減らし基礎代謝を下げ、飢餓感を生むので逆効果。

 また、「糖質」は運動する上での手頃なエネルギー源だけでなく、体内で仕事する上でも使われる。
肉体という工場で「タンパク質合成」をするのにもエネルギーが必要。
つまり、「筋肉をつけるときには、材料のタンパク質以外にも作業員として糖質が必要」
逆に言えば、次の場合には糖質をとっていい。
「運動でエネルギーが必要なとき」
「タンパク質をとって筋肉をつけたいとき」
 つまり、「運動前後なら、炭水化物をとっても太らない!」


まとめ
 ・米=砂糖(太るもと)

 ・運動前後には必要
=米を食うなら、昼飯や運動前の早めの夕食 

 
 2・「酵素」って、何か意味あるの?

 
 よく聞く「酵素」。タンパク質の一種で、消化などに役立っているのは有名。
 実は、「酵素」=「体内で化学反応をするための作業道具」です。
 だから、「消化」=「食料を分解する化学反応」にも役立ちます(消化酵素)が、逆に、
「分解した栄養を組み合わせて体を作る/動かす」ときにも使う。
つまり、「筋肉つける」ときにも酵素は役立っている(代謝酵素)。

で、問題は、「消化に使う酵素」と「筋肉合成などの酵素」の材料や作る手間は同じであること。
つまり、「飯食って分解してばかりだと体を合成する酵素が不足する」ということ。
*消化に使うエネルギーは、想像以上に大きなものらしい。
 よって、眠る前に食べることはとても体に悪いらしい。

酵素のことだけを考えるなら、
「消化の良いものを食べる」「食事回数を減らす」ことが理にかなっている。
 これを極限まで押しすすめると、「ファスティング(断食)健康法」となる。
 *同様の理論で、「1日1食主義」などもあるようだ。

これは、「タンパク質は一度に吸収できる量が限られるから、プロテインをこまめに補食する」という理論と相反する要素がある。だから、増量期の選手はある程度割り切りが必要。

ただ、減量期であれば、積極的に活用してもいいのでは?
ともあれ、「消化の負担を減らす」ことは良いこと。


そのために、最も効果的で簡単なことは?

「死ぬほど噛め!」です。

一口を30回ぐらい噛めばだいぶ違う。
あとは、「酵素を補充する作戦」も有効
方法は2種類 
「酵素系のサプリ」をとる。(めちゃくちゃ高い)
「生野菜+発酵食品をとる」(割安。納豆最強! *野菜ジュースおすすめ)

 *「野菜ジュース」(20210101付記)
  市販の濃縮還元型野菜ジュースには課題が多く、あまりおすすめできません。濃縮還元でないものを選ぶか、自分で絞るか、果物食べる方がいいです。


 3・情報がいろいろあるんだけど?


「○○が体にいい!」とかよく聞きますが、同時に「実は□□は体に悪い!!!」とかもあって、何が何だかよくわからないことも。意外な落とし穴かもしれない情報と、お得情報を。

① 大豆最強説 (否定理論も多いです。 )
大豆タンパク質は、一時期「必須アミノ酸スコア」が不足し、栄養として不十分!とか言われてましたが、どうも人間の体の中で不足する栄養を合成できるらしいので、そんなに問題にならないらしい。
おまけに、「味噌」「納豆」などの大豆系発酵食品は、「消化に良い」+「外部酵素」の補充が受けられるので最高の食品らしい。とりあえず、納豆信者になっています。

② 伝統和食最強説

味噌・納豆だけでなく、「梅干し」「漬け物」など、ビタミンや酵素の宝庫。
また、物理的に養殖が中心になり,化学物質上不安の残る「肉」よりも、
(海洋汚染が気になるかもしれないけれど)天然物が手に入る魚の方が安全だし、
消化にも良い。(*肉の方が魚よりも吸収率高い、という真逆理論もある。)
③「水」万能理論
水道水は塩素が・・・、とか言われるけれど、「人間、健康ならちゃんと排出できる」という強者もいるそうで。ともかく、代謝の基本は水。食事中だけは、胃酸を薄めるけど、それ以外は水をたくさん飲んだ方がいいみたい。
目標2リットル*、とかいう人も。

 *▲「水2リットル」(20210101付記)
  やめましょう。ナトリウムなどの血中濃度バランスが崩れ、中毒を起こすリスクがあります。夏場は別です。

④「卵」完全栄養食理論

コレステロールが!と嫌われる卵ですが、どうもコレステロールはあまり気にしなくてもいいものらしい。それより、ビタミンや良質のビタミン、脂分がとれる卵は積極的に食べても大丈夫みたい。

⑤「牛乳」は日本人の体に合わない説

牛乳の栄養価は高いけれど、体内でうまく消化できていない説あり。
おまけに、アレルギーを悪化させている説あり。
田代は、検証中。牛乳やチーズを減らしてます。おいしいから、あまり実現できてない。

⑥ 「種」猛毒説

酵素系理論で、「種」は発芽のためにバリヤーを張っている。その妨害力が腸などの消化器官でかなり悪さをするらしい。「スイカの種」などは絶対食べるな、とのこと。
で、これが「玄米」などの消化不良にもつながるのだとか。*大豆否定理論もここから。
他:タンパク質はメーカーの陰謀論 体重kg×2gもとると、腎臓に悪い、とかのデータも。


4・で、結局どうするの?
 いろいろと言われますが、やってみて調子よさそうな方法をほどよく選ぶのが良いらしい。

 ほどほどに、炭水化物を制限して、(お茶碗半分をよく噛んで)
 その分、多めに野菜や発酵食品を食べて、肉を取り過ぎると胃が重くなるから、魚もちょっと多めに食べようかな? こんな感じで少しだけ気を配れば、積み重ねでかなり変わってきます。
 
鉄則は、「死ぬほど噛む!」だけかな?

 あとは、自分の体調に合わせて研究をしてみる。
 「朝食軽めの方が動きやすい」
   <>「がっつり食べた方がいい。その分、昼を軽く」
 「晩飯減らすために、6時頃食べる弁当を職場に持って行く」
 「3時のお茶にお菓子食べると眠くなるから食べない
  (インスリンが出て血糖値が乱高下するから)  
酵素パワーを信じてひたすら生野菜・生素材(刺身など)を食べまくる」
納豆最強、1パックでタンパク質7グラム、=卵1個分」
「酵素サプリが効いた気がする」
 
 などなど。  

 化学物質はとらない方がいいのですが、あれを気にすると、ほとんど食べるものがなくなってストレスが高まります。
「そのうち、断食デトックスしよう」ぐらいにおおらかに考えてもいい気がします。
 極端に走ると、続かないので出来ることを少しずつ。

とりあえず、酵素関係の勉強をし始めてから1ヶ半での変化。


2018年 5月中旬 体重 65.2kg 体脂肪16%    

    7月上旬 体重62.0 体脂肪12%

気温が上がっている時期だし、運動もしているので食事だけの効果ではないですが、「絞って動ける体を作る」ことには向いた調整みたいです。
 *この状況で、増量する方法を研究中。

20210101 付記
 現在、夏場は体脂肪10.0~7.8%を楽にキープしています。
 冬場は、耐寒性能と免疫力を上げるため12~14%に意図的に上げています。(炭水化物を多めに取れば皮下脂肪ミートテック装備可能)


追記 

★ファスティング(断食)否定派の理論★


・複数食をとることで、飢餓モード解除:
  食事数を減らすと、空腹感が「飢餓モード」を招く。(代謝の低下、脂肪蓄積の開始)
消化のエネルギー浪費より、飢餓モードの方が怖いから、積極的に食事をとる。
・朝食をとることで、糖新生を回避:
  朝食を抜くと、血糖値が低下するため、筋肉を分解してエネルギーを生み出す「糖新生」が行われる。これを回避するために、起床後30分以内に食事をとる方がいい。
・消化エネルギーを利用:
  消化にエネルギーを使うなら、回数を分けて食事することでエネルギーを浪費させ、
減量効果を高めることが出来る,理論。

★その他

・炭水化物摂取タイミング:
  運動のためには食事前に炭水化物をとることは良いことだが、
補充した炭水化物が使われる=体内の脂肪は使用されない。
よって、運動前には炭水化物(糖分)をとるべきではない,理論。
・タンパク質吸収率:
  「白身魚の方が肉より消化が良い」と言われていたが、どうも
「肉の方が魚よりタンパク質の吸収率が高い」という理論が増えている。
*消化が良い、は内臓負担の問題。
*タンパク質の吸収率、は栄養効率の問題で視点が違うが、有利不利が逆転するのは同じ。
 なお、「豆類は吸収率がさらに悪い」とも言われはじめている。

★研究課題★
内臓の負担を軽くする「消化酵素節約理論」と、
 タンパク質合成を重視する「分割食事理論」は対立している。
原則①「炭水化物は半分程度に減らす」
原則②「炭水化物を減らした」分、「野菜を増やし、ビタミン・食物繊維・酵素をとる」
原則③「炭水化物を減らした」分、「良質なタンパク質をとる」

★問題は「良質なタンパク質」が、
その人にとって「何」で「いつ」「どのくらい」とるか、かな?

量実験2ヶ月で5kgの増量を計画
現在の推移。
5月中旬 体重 65.2kg 体脂肪16%  除脂肪体重 54.8kg   
7月上旬 体重 62.0kg 体脂肪12%  除脂肪体重 54.6kg 

 除脂肪体重が変わっていないので、脂肪だけを燃焼させることに成功したと思われる。
 2ヶ月でー3kgの脂肪燃焼。変化率は低いが、健康的にやせた形。

 食事の変化 :炭水化物減、運動前後に炭水化物+タンパク質補充。酵素増量。 のみ。

 具体的メニュー 実は、1日四食。断食理論とは反する内容でした。
 ・朝食 ご飯を茶碗半分以下、朝に生野菜と蒸し野菜、納豆1パックを食べる。
 ・昼 学校給食 ご飯少なめ 野菜は余っている限りお代わり
 ・7時頃  補食 自家製弁当 おにぎり1個 鶏肉焼いたの100グラムぐらいのおかず、野菜。
 ・11時頃 夕食 ご飯茶碗半分 ハンバーグなどのおかず。 とにかく死ぬほど噛んでから食べる。
      +万田酵素 一回分。
  トレーニングは、軽い自重トレ+軽い打撃・寝技の練習のみ。

では、この方式の食事で増量は出来るか?

実験前 ( 7月13日 )。) 
体重61.8 体脂肪12..1%  除脂肪体重 53.68kg (水分量不明)
 目標体重 +5kg  66kg 体脂肪15%程度 除脂肪体重 56.1kg。
 除脂肪体重増加 2.4kg 
  2.4kgを筋肉と仮定。タンパク質40% 水分他60%と仮定すると、
 必要なタンパク質は960g 意外に少ない。
 仮に、毎日20gのタンパク質が体に定着するなら、48日で目標が達成できる。
 ★メイン★ザバスのプロテインジュース(ホエイ・タンパク質15g)を運動後に活用
  *これが、全て体に吸収、合成されるなら、増量が出来るはず。
 ・朝食を起き抜けすぐ、野菜ジュース+卵+納豆で12g 筋肉の分解を防ぐ
 ・補食を7時ではなく、運動1時間前に修正。+ 肉量を増やす。
 ・他、とりあえず毎回の食事量をなるべく増やす。
 若干内臓負担は上がるが、これで基礎代謝を上回るタンパク質補充ができたらいいな。

2021.0101付記
 3ヶ月後 体脂肪13% 体重64.4kg程度
 増量できた、と言えるほど増量できたわけでは無いですが、身体の動きは良くなりました。

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