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「みみずくは黄昏に飛びたつ」村上春樹 川上未映子

作家の川上未映子さんによる村上さんへのインタビューをまとめた書籍です。

好きってマジですごいなって思います。

川上さんは、10代から村上春樹文学の愛読者で、たぶん、何度も何度も同じ本を読んでいるんでしょうね。

このインタビューのために読んで、調べたのではないだろうということがはっきりとわかる。

「この描写はこの小説ではじめて出てきましたね」とか

もう、読み込んで読み込んで頭に叩き込んで想って想って、だからこそ出てくる、村上春樹への質問だったり、切り込みだったり。

めちゃくちゃ深いインタビューです。

だから、村上さんすら意識していなかったことが浮き彫りになっていって
「え?そうかな?そうなの?」って村上春樹自身が驚く場面も多々あるのです。

自分の作品や自分自身を再考するきっかけになったのではないかと、
そういう意味では、これからの村上さんの仕事に大きな影響を与えるのではないか???とすら思ってしまいます。

もしも自分の仕事に対して、ここまで熱い想いを持っている人がひとりでもいたとしたら、その仕事は天職ですよね。

村上春樹が好きだからこそ、深く潜れる、自分の小説を生み出せる、そして村上さんに会って、インタビューすることもできる。願えば叶う、いや想えば叶う、、のですね。

「本ばっかり読んでないで受験勉強しなさい」
「テレビばっかり見てないで勉強しなさい」
「そんなことに時間を使っても、一銭にもならないのに、、」

って大人は簡単に言ってしまうけれど

人生に無駄なことはひとつもないのですね。






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