【間違えやすい表記】「達」
結構皆さん間違えます、「達」。どこを間違えるかと言うと、「しんにょう」の中を「幸」にしてしまうのです。つまり、下の横棒が一本足りない。残念。
小学生4年生の時に習う教育漢字なのですが、意外と中学生も高校生もよく間違えます。もしかしたら、大人の方でも間違えて覚えている人がいるかも。
「達」
よく見ると違いますよね、「しんにょう」の中、「幸(しあわせ)」ではありませんよ。
間違えている人は、こんな感じで覚え直しましょう。
「しんにょう」の中の元の漢字はこれです。
「羍」
これ、音読み「タツ」です。そう、これが「達(タツ)」の読みを表しています(形成漢字)。「大」に下は「羊」です。この「大」が「土」に変化し、「羊」とくっついたわけです。だから横棒が二本になります。
「幸」ではありません。下が「羊」なので横棒二本です。
なお、「羍」は羊の子がするっと生れ出るのを表し、「達」は、するっと「通る」、「通す」、「届く」の意だとか。この辺の成り立ちに興味ある人は、漢和辞典で確認してみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?