詩「乾き」
最後の一口を飲み干し
汚れたカップを彼に渡した
子供たちの笑い声が空を切り裂き
窓辺にたたずむ小鳥が飛び立った
蛇口から流れ落ちる水滴を指先に乗せて
唇をしめらせたが乾きは癒されなかった
受話器を耳にあてて私は次の指示を待つ
いつまで繰り返すのか
誰も知らないのだった
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最後の一口を飲み干し
汚れたカップを彼に渡した
子供たちの笑い声が空を切り裂き
窓辺にたたずむ小鳥が飛び立った
蛇口から流れ落ちる水滴を指先に乗せて
唇をしめらせたが乾きは癒されなかった
受話器を耳にあてて私は次の指示を待つ
いつまで繰り返すのか
誰も知らないのだった
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