詩「生きている」

灰色の街の人ごみのなかで

カラフルな音楽が流れる

耳のない詩人が終末をつぶやきながら

生まれたばかりの赤子を祝福する

空には海

地には太陽

地平線には夢の残り香

ひるがえってみれば

きみもわたしもここにいる

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