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自作詩集

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自作詩をまとめた詩集
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記事一覧

詩「新しい世界のふちの先」

だれかいますか その先のかすみのふちに そんな問いかけに耳をふさぎ 手持ちのカードを慎重に…

奥田 繭
10か月前
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詩「ひとりごと」

だれともはなしたくないのに だれともつたわらないさびしさ だれともめをあわしたくないのに …

奥田 繭
1年前
13

詩「ビー玉遊び」

親指と人差し指のあいだに 澄んだ水色のビー玉ひとつ のぞきこんだら何が見える? 小さな水滴…

奥田 繭
1年前
18

詩「時間の対価」

ものの価値とは、他者がそのものにかけた人生の時間のかけら。 皆にひとしく与えられた一回き…

奥田 繭
1年前
18

詩「ギフト」

よれた部屋着 窓の霜 空は蒼く犬は鳴く おれの心臓 どこにいったよ こんなに町は笑ってい…

奥田 繭
1年前
16

詩「きちゃないこころ」

やさしいってどういういみかな いやなことまっくろで こころまできちゃないかも ぎざぎざの…

奥田 繭
1年前
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詩「クリームとわたし」

風の音 びゅーびゅーひゅるり 昨日のわたしを薄っぺらくしながら 雨の音 しとしとぴたぴた 昨日のわたしを透明にしながら 寝息の音 すやすやこーこー 昨日のわたしを思い出しながら いってきますと言ったあの日 おかえりなさいは永遠に消えた 手のひらに乗せたシュークリームひとつ ほおばって目をつぶって甘さにおぼれてそれから ささやき声 ぶつぶつさわさわ 明日のわたしを確かめながら 笑い声 けらけらわいわい 明日のわたしを楽しみにしながら 歌い声 ららららるるるる 明日のわたしを

詩「夜の道」

夜の道 かなしかなし 歩くわたし ひたりひたり 耳元で鳴り響く音 シンフォニー ストップボ…

奥田 繭
2年前
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詩「乾き」

最後の一口を飲み干し 汚れたカップを彼に渡した 子供たちの笑い声が空を切り裂き 窓辺にた…

奥田 繭
2年前
29

詩「ガラスケース」

透明のガラスケースのなかで踊る人形 まるで太陽の光をさけるように両腕をくねらせて わたし…

奥田 繭
2年前
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詩「怒りのいきさき」

ぶしつけな言葉に切りつけられた あなたの怒りは戦いの後遺症 深いため息ついても 霧のなか…

奥田 繭
2年前
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詩「生きている」

灰色の街の人ごみのなかで カラフルな音楽が流れる 耳のない詩人が終末をつぶやきながら 生…

奥田 繭
2年前
19

詩「ヨルノウタ」

地の底の穴ぐらで君をまってたよ やたらとまん丸な月がふたつ並んでるヨル 唇がかわいて少し…

奥田 繭
2年前
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詩「とっちらかり」

人生が散らかり過ぎている そう気づいたら魚みたいに寝てたのわたし 空気の抜けたボール球みたいだね だれかの言葉 鉄の乙女に似て 最終船はまだきやしない とっちらかった わたしのじんせい あなたになら とけるかもしれない