伸びる人、伸びない人。
今日はピアノレッスンでした。僕の習っている先生は、ロシアピアニズムを継承している先生で、教え方が今までの先生とまったく違います。
ふと、伸びる人と伸びない人の違いは何かという話になりました。ピアノの練習だけでなく、こんな話までできるのが面白いです。
ピアノだけでなく、何かを学ぶ時には同じことが言えると思ったので、今日はこのことについて書きます。
頭で考えすぎる人は、やらない。
ロシアピアニズムは、手首の使い方、回し方が全く違います。まだ日本で教えてくれる先生は多くないそうで、今まで習ってきたどの先生からも、教えてもらうことができない使い方です。
手首を右に回しながら、体重を前にかけて…
説明しながら動作で教えてくれますが、説明を受けた生徒さんは、2パターンに分かれるそうです。
1.とりあえずやってみる。
2.理屈をこねて、弾こうとしない。
1のとりあえずやってみる生徒さんは、言うまでもなく伸びていくそうです。感覚のことなので、やっていくうちに少しずつ言っている意味を理解して、自分のものにしていけます。
問題は2のタイプ。説明を受けても、でも…でもと理屈をこねてしまい、頭で考えすぎて弾こうともしない。こういう生徒さんはほぼ伸びないそうです。
わかりやすい違いですが、伸びる伸びないの差がハッキリでてきます。
わからないゆえに、頭で考えまくって、自分の中の経験になぞって理解しようとする。それは悪いことではないのですが、考えすぎると動きが止まってしまいます。
理解しないと動けないのは損。
わからないことで動けなくなる経験は、僕にもあります。ビジネスの勉強をしていた時ですが、ノウハウを勉強しても、量が膨大でなかなか理解できませんでした。とりあえずやってみることが大事だと言われていたのに、結局その時は行動にうつすことができませんでした。
とりあえずやるということをできるようになってから、もっと早く気づいて動くことができたらと思います。なぜなら時間は取り戻せないからです。
「とりあえずやってみる」言葉にすると当たり前なのですが、いざやってみるとなかなか難しいことかもしれません。
ピアノでも、ビジネスでも、何でもそうかもしれませんが、とりあえずやるの見切り発車ができる人は結果に繋がるのが速いと思います。
そして、頭で考えてしまうのは誰にでもあることで、僕は考えすぎて動けなくなっていないか、理屈っぽくなっていないかは、気をつけています。
知らないうちに頭でっかちになってしまっているのが怖いところだと思うので。
自分のスキルも可能性も、バンバン伸ばしていきたいですね。
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