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「自分スイッチ」をONにする方法。

お読みいただきありがとうございます。

今日は、「自分スイッチ」をONにする方法について書いています。

自分スイッチをONにする方法。それはズバリ、楽しみながら本気でチャレンジをする。これに尽きるかと思います。


僕はピアノを弾きます。もっとうまくなりたいという気持ちと、聴いてくれた人の心に響くような演奏をしたい。そんな思いから日々ピアノを弾いています。

ピアノを弾いている時は、本当に楽しい。子供に戻ったみたいに、純粋で自由でワクワクします。弾いている時にしか感じられない高揚感があるんです。子供のころピアノを習わせてくれた両親にはほんとうに感謝しています。

ですが、演奏には自信がありません。うまい人はいくらでもいるし、うつでダークサイドに落ちていた10年は、具合が悪くまったくピアノに触れませんでした。ただのブランクでしかなかったんです。

でも薬をやめ体調がよくなってきて、またピアノを弾きたいと思うようになりました。ガチガチで石のようになった指で練習しなおしました。

また人前で演奏する自信はまったくなくて、でもまたライブはしてみたい。そんな時に、セラピスト仲間で曲の好みが似ている人との出会いがありました。

せっかくだから「ライブやっちゃおう!」といわれ、こうなったら、えい!「思い切ってライブの日にちを決めてしまおう!」と新宿に生ピアノがあるライブハウスがあったので、ブッキングに行き、日程を決めてきました。


一人だとなかなか思い切った行動はとれなかったのですが、背中をおしてもらい、決めることができました。

決めたはいいんだけど、急に怖くなり、大丈夫か…いまの自分で…本当にできるのか。ミスしたらどうしよう。お客さんに石投げられたらどうしよう。ヘルメットつけて演奏しようかな。ネガティブ妄想全開になりました。

もう少し練習してうまくなってからやったほうがよかったんじゃないか?

でも、うまくなるのっていつ?何年後?

………

準備できてから何かするという考え方自体が、ムダだと気づいたんです。

不安ばかりでしたが、やるって決めたからには、とにかく練習するしかない!さび付いて動かなくなっていた自分スイッチをぐいっとON!にしました。

ライブまでの期間を鬼のように練習し、まるで音大生か!というぐらい毎日4~5時間弾いていました。

ライブという目標があると、さぼることなく本気で練習しますね(笑)


ライブが近づくにつれて高まる緊張感。。さすがに腕が腱鞘炎っぽくなってきました。ライブ前あるあるですね。

ギタリストのSUGIZOさんが言っていたのですが、「どんなに練習してもライブででる実力はよくて6~7割。バンドは部活だ!」

中学校の部活以来です、こんなに練習したの。

どこまで練習しても不安で、ライブ前日ついに何かがキレて「あ、そうだ、京都に行こう!」と本気で現実逃避をたくらむ始末です(苦笑)

ライブハウス入りして、リハーサルをして本番までもう少し。

お客さんが会場に入り、楽屋までお客さんの会話する声が聞こえてきます。緊張MAXです。時間がきて、お客さんがいるステージに向かいました。

本番は手が震え、ミスタッチもしてしまいましたが、何とか弾き終えることができました。

途中頭が真っ白になり、曲を忘れてしまいました。一回もそんなことなかったのに、やはり本番には「魔物」がいますね。

ライブの時はいつもなんですが、本番中の記憶はほぼありません(笑)

終わった時って、達成感もなく「ようやく、お、おわった~」という安堵感だけなんですよね。

ライブ後に、お客さんから「素敵な演奏でした。」の一言が嬉しかったです。優しいお客様でよかった。

決して、完璧な演奏ではなく、思うように弾けなくて悔しい気持ちも大きかったのですが、ライブをする前の人前で演奏するのが怖い、ライブしたいけど、まだいまじゃないかな。とモヤモヤしていた自分はもういなくなっていました。

自分の周りにあった小さな箱から飛び出すことができていたんです。

何かに向けて本気になっている時は、とても苦しい。生み出す苦しみでも言うのでしょうか。必ず自分の成長があって、次はもっともっとやってやる!そんなやる気がみなぎってくるんです。これが自分スイッチONです。

それに向けての練習も大事なのですが、緊張しながら舞台にたって、恥かきながら、悔しい思いもしながら、来てくれたお客さんのために、いまの自分の最高の音を聴いてもらいたい。

ここに自分の成長があるんだと思います。自分のことを好きになるのは難しいですが、僕はチャレンジしているときの自分は好きです。

音楽じゃなくても、いまあなたが熱中できる「何か」に、本気になってほしいと思うんです。その先には必ず、自分の成長があります。

小さな箱をでて、自由になってください。


自分スイッチをONにするために。

1.期日を決めてしまう(逃げられないように)

2.それに向けて、いまの自分の最高の表現ができるように熱中する。


本日もお読みいただきありがとうございました。

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。