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猫短歌:老猫との日々

きみの毛を梳きながら願ういつまでも絡むこの毛を梳いていたいと/銀猫
きみのけをすきながらねがういつまでもからむこのけをすいていたいと

 猫たちの年齢を聞かれる機会がありました。 
 「上のコ(次女猫)は秋に16歳になる」と答えたところ、「長生きですねー」と驚かれました。

 猫の16歳とは、いまとなっては驚くほどの長生きではありませんが、猫を飼わない人から見れば、そんなに生きるものとは思っていなかったのかもしれません。

 ですが、見送ったコたちの年齢を省みると、
長男猫は15歳7ヵ月で、
長女猫は13歳2ヵ月で、
次男猫は13歳6ヵ月で、それぞれ旅立っていきました。

 それを考えると、現在15歳7ヵ月の次女猫は、長男猫が空に帰ったのと同じ月齢になったわけです。腎結石、胆石、心筋症と持病オンパレードですが、獣医学の進歩のお陰で、点滴投薬しつつ元気な毎日です。

 とはいえ、永遠にいつまでも、が叶うことなどないのは重々承知しています。

 いつまでも、は無理だけれど、できるだけいつまでも、と願って止まない日々を、次女猫と、同じく持病ありの老猫となった三女猫(12歳)とともに過ごしています。

サポート戴けた場合は、書籍購入など研鑽のために使わせて戴きます。