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人前で話して伝えるという事…

はじめに

人前で話す仕事を始めてから、早いもので3年以上経ちました。で、どうやったら自分の伝えたいことを、その場に集まっているたくさんの相手に効果的に伝えられるのかを考えていて、気づいたことがありますので、ボチボチ書いてみたいと思います。

準備が大事

まずは話すネタが無いと時間が持ちません。というか、そもそも人前に立つ勇気が出ません。なぜなら人間力といいますか、人生の厚みといいますか、そういったものに裏打ちされた自信をもって素の自分で人前に立てる人ってなかなかいないんじゃないかと思います。少なくとも私は難しかった…。
で、準備ですが、スライドを使うんであれば1~2枚/分くらいの枚数がないと、最初はしんどいのではないかと思います。ホント、緊張すると早口になるし、待てないし、アッという間に用意したスライドが消費されていきます。慣れてくると「どうでもいい話し」「ちなみに~」なんてのができるようになってくるので余裕が持てるようになってきます。

つかみも大事

ダチョウ俱楽部のネタではありませんが、つかみはOKって状態になったら、そのあとは滅茶苦茶ラクです。
「じゃ、どうするの?」って話しですが、ある人がいうには、「最初にテーマとは関係ない話しをすることで、受講者にアレ?って思わせると良い」って事でした。
実際に試したところ、確かに最初の話しは聞いてくれてました。メインの内容についてはどうだったのかしら…。効果があったものと思うことにします…。

メインはあの手この手

メインの部分は内容次第なんでしょうど、聴衆をいかに参加させるかが鍵なんじゃないでしょうか。質問したり、隣りの人と相談させたり、4~5人くらいでディスカッションさせたりいろいろですね。ただし、聴衆任せでやろうとするとテーマに沿った展開にならないこともありますので、舵取り能力がかなり必要になります。聴衆がしっかりヤル気になってる大人だといいのですが、そうではない場合、舵取り役が慣れないうちは動物園みたいになっちゃうので注意が必要です。
正直、私は自分がしゃべくりしてる方が100倍ラクです。
で、しゃべくりだけでどうにかするとなると、声の大きさやトーンを変えたり、身振り手振りを加えたり、時には黙ったり、動きを止めたり囁いてみたりして、同じ聴覚刺激・視覚刺激だとしても変化をつけることで聴衆の脳みそにアプローチしていきます。
ここで確認です。
話すって事は、聞いてもらう事。そして自分が言ってることを理解してもらう事ですから、耳や目から脳みそに情報を入力して、記憶に残してもらうという作業なんですね。
ってことは、ある意味で理学療法士が患者様に運動学習させて動作を促通するのと、基本原理は似てるんじゃないかって事に気付きませんか?
私はいま気付きました。
要するにいろんなモダリティを使って、情報を脳みそに入力することができれば、効果的に記憶してもらえるって事ですね。

最後は…

人前で話すって、「緊張するし失敗したら恥ずかしいからイヤ」って人が多いと思いますが、結局のところ慣れの問題が大きな部分を占めていると思います。いい歳して結婚式のスピーチを可愛がってた後輩に頼まれたらイヤとは言えないでしょう。だったらこの際だから慣れちゃいましょう。
失敗したところで仲間内で酒のネタにはされるでしょうが、命までは取られませんから…。

おわりに

これもよく言われることだと思いますが、上手な人を良く見て、マネすると上手になりそうですよ。モデルになる人を見つけると良さそうです。
あとは、自分の話してる姿を動画で撮影してみたり、声を録音して聞いたりすると、最初は恥ずかしくて見てられないですけど、客観的に見れるようになったら化けます。

まとめ

自分が上手くできない事を、簡単にできちゃう人ってすごくカッコいいですよね。聴衆を魅了するスピーチができるようになったら、それはもうカッコいいっしょ。ってこと。

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