灰色ノ金魚

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灰色ノ金魚

毎日ネットの世界のどこかで大喜利やりながら呟いてます。低浮上な日々ですが、電脳世界を流れに身を任せながらフラフラと泳いでいます。https://www.instagram.com/silentghost1999/ https://pixiv.net/users/14472382

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  • #100文字の架空戦記

    Twitterで2021年に投稿した #100文字の架空戦記 の自身の投稿に関するものを、加筆・修正したものです。 #100文字の架空戦記 のまとめはこちら⇒ https://togetter.com/li/1718596

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    作家・佐藤大輔氏の『征途』の世界をお借りして、もう一つの島国の戦艦をめぐる二次創作架空戦記です。

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<#100文字の架空戦記>蘭癖大名と瓢箪

動かない―。徳川幕府側、薩摩・長州などの朝廷側もめまぐるしく動く動乱の政局の中、戦になるだろうと誰もが感じ取っていた。そうなれば必要となるのは武器、最新鋭の武器である。どちらも欧州商人と積極的に交渉は行っていたが、欧州から極東の島国までは時間がかかる。それは待てない。ならば国産で、となるが薩摩で花開きはじめた産業革命の萌芽は、名君・島津斉彬の死去後の愚かなお家騒動のため破壊されていた。それ以外で武器製造まで行える技術と生産体制を整えた藩は、肥前の鍋島直正率いる佐賀藩くらいであ

    • コミックマーケット103にて新刊出します

      #C103 お品書き ・サークル:灰色ノ金魚 ・『架空戦記の補助線 史実に学ぶ南アフリカ』 ・『#100文字の架空戦記』 ・価格:各500円 ・日付:12月31日(日) ・場所:西ホール し-15a コミックマーケットでは、2冊のコピー本をご用意しております。よろしければお立ち寄りいただきますと幸いです。 Twitterでの情報 Twitterでのコミケ新刊に関する情報はこちら ▶https://x.com/SilentGhost1999/status/

      • コミックマーケット103

        • +8

          秋の京都

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        <#100文字の架空戦記>蘭癖大名と瓢箪

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          (メモ)アルゼンチンによるチリ侵攻作戦計画「Operación Soberanía」(1978年)

          なんじゃこりゃ!? https://es.wikipedia.org/wiki/Operaci%C3%B3n_Soberan%C3%ADa_(Argentina) 1978年にアルゼンチン軍がチリ侵攻作戦を計画してたとか初耳なんだけど・・・ しかも計画中止の理由が、バチカンのヨハネ・パウロ2世の介入で最後の最後で中止になったとか・・・ こりゃフォークランド紛争時にチリが速攻で英国指示したのがわかるわ うわアルゼンチン軍、艦隊は出撃(嵐でうまくいかず)、陸軍はチリ国境に展開

          (メモ)アルゼンチンによるチリ侵攻作戦計画「Operación Soberanía」(1978年)

          無料で満足するなかれ  金は天下のまわりもの   金がまわらねばたか転び    まわりまわって首絞める     その首誰かと問われれば      お主じゃと童が笑う       その手にゃおぬしの首ひとつ        残念無念もう見れぬ         残念至極推しはもう読めぬ

          無料で満足するなかれ  金は天下のまわりもの   金がまわらねばたか転び    まわりまわって首絞める     その首誰かと問われれば      お主じゃと童が笑う       その手にゃおぬしの首ひとつ        残念無念もう見れぬ         残念至極推しはもう読めぬ

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(3)

          Twitterで振られたネタに解答しようとしたら、思いのほか広がったのでnoteに一部をまとめたものの第3弾。稚拙ですが、ご容赦ください。 ※第1弾はこちら。第2弾はこちら。 『レッドサンホワイトクロス』  タイトルを目にした瞬間、最近話題の架空戦記の新刊かと思い手に取った。内容は想像と全く違い、あの大戦下において捕虜や休戦協定などに奔走する法律家や軍関係者、外交官による文官の知られざる戦いを綴った記録であった。歴史に詳しいと自負していた自らを反省するとともに、「戦場」

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(3)

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(2)

          Twitterで振られたネタに解答しようとしたら、思いのほか広がったのでnoteに一部をまとめたものの第2弾。稚拙ですが、ご容赦ください。 ※第1弾はこちら 『銀河への彷徨』  逢魔時を過ぎると夜の空を一面の星空が埋め尽くす。人類が地上に生まれて以降、変わり続けることのない数少ない真理のひとつである。この星空の一部を担う銀河を目指すことを夢見た人物がいた。彼はかのSF映画『月世界旅行』に着想を得て軍隊に進み、弾道機とは全く異なったアプローチで宇宙へ、そして銀河へ迫ろうと

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(2)

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(1)

          Twitterで振られたネタに解答しようとしたら、思いのほか広がったのでnoteに一部をまとめました。稚拙ですが、ご容赦ください。 『〈皇国〉憲兵隊の暗闘』  いかなる国の軍隊においても憲兵は存在する。軍隊という官僚であり武力を司る組織であるため、組織内の規律違反や違法行為を取り締まり「秩序」を維持するために憲兵隊は存在した。それはあの帝国にも存在しており、皇国においても同様であった。  その秩序維持のため軍隊内部から半ば独立した位置にあるべきはずの憲兵も五将家が皇国の実

          <#フォロワーからきた架空のタイトルの新書の感想を書く>を思いついた順から書いてみた(1)

          <#100文字の架空戦記>ビスケー湾海戦

          フランス北部・ビスケー湾洋上  どうやら英国人と日本人は、軽巡洋艦以下を牧羊犬として扱い、重巡洋艦以上の船を猟犬のように扱うらしい。深夜のビスケー湾、戦艦の数では上回っていたはずの独仏と合衆国義勇艦隊の艦艇の多くが炎上していた。  世界の運命がフランス北部の海上で決められようとしていたことを理解するには、世界恐慌後の世界経済圏のブロック化とその再編成から紐解かねばならない。第一次世界大戦後の戦後不況に苦しむ欧州をしり目に世界経済の頂点に君臨した新大陸-合衆国で起きた「大不

          <#100文字の架空戦記>ビスケー湾海戦

          [雑記]永遠の次元大介

          2021年9月は、夏休み明けを待ったかのように月初から何かとあわただしい。新たな政治の季節が始まったかと思えば、イギリス機動部隊の横須賀入港に沸く。そして、今日は50周年を迎える「ルパン三世」の次元大介役を長年担当された小林清志さんが勇退されるというニュースだった。 初代ルパン三世より前、制作のためのパイロットフィルムからただ一人、声優が変わっていなかったのが次元大介だった。(注:実写版と『風魔一族の陰謀』を除く)初代からテレビセカンドシーズンでは、峰不二子と石川五ェ門の声

          [雑記]永遠の次元大介

          #100文字の架空戦記 とは?

          自分が投稿を始めた小説(のようなもの)に「#100文字の架空戦記」というタグがあります。これはTwitter上で日ごろお世話になっている架空戦記好きの仲間内で半ば思いつきではじめた言わば「ネタタグ」でした。たくさんの愛好者の方々に投稿していただき、2021年11月現在でも散発的ではありますが投稿が続けられています。予想外の反響に架空戦記という90-00年代に興隆を極めたジャンルに少し活気づいた動きをもたらしていただきました。 はからずともタグ主になったしました自分ですが、投

          #100文字の架空戦記 とは?

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          風鈴の音

          神社に飾られていた風になびく風鈴

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          昔みたユメ 映画館

          気が付けば映画館の前に立っていた。建物はシネコンのような経済性優先のような無機質な匣型ではない。木造建築であり屋根は瓦で覆われた日本風の建築に西洋の構造を取り入れたような建物であった。このような建物は生活を営む地元にはなく、過去に訪れた記憶もない。さらに奇妙なことに、私が見えている風景はモノクロであった。 これはユメかー そう思いあたりを見渡すと、通りを歩く人々の服装は、平成生まれの私が知る服装ではなく、時代劇や古い映画に出てくるそれであった。とりあえず、人の流れにあわせ

          昔みたユメ 映画館

          夏の終わり

          夏の終わり

          <アトランティック・ストーム>赤軍艦隊

          〈大和〉〈武蔵〉の奮迅と”偉大なる敗北”が、世界の海軍関係者へ与えた衝撃は大きかった。しかし同時に「27ノット以上の高速」「16インチ以上の主砲」そしてそのスペックから「排水量45,000t以上」という怪物を建造・保有・整備・運用が可能な国力を備えた国の数は限られた。合衆国と英国、そして国土は荒廃したが能力は残存していたフランスとイタリアは、その地位が保全されていると信じて疑わなかった。 国土が荒廃し、ドイツ撤退時に壊滅的な打撃を加えられたと推測されていたソビエトの造船能力

          <アトランティック・ストーム>赤軍艦隊