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人類は人動説に移り変わっていく?「チ。-地球の運動について-」

「チ。-地球の運動について-」という漫画を読んだ。

僕が過去に馬鹿にされる時は、僕の表層しか知らない人からか、大勢とは違った独特な考え方を示した時。

僕が常に正しかった訳ではないし、僕の落ち度で迷惑を掛けた事もあるけど、例えるなら天動説の集団の中で地動説を唱えると馬鹿にされたり怒られる事が多かった。

自分で異端と評していた時に、必死に家畜になろうとしている人から馬鹿にされた事もあった。

このパターンは結構多いから人間面倒くさいの気持ちが高まる。


既存の価値観で相手に合わせた説明や成果などを実行している時は大抵の人から好意的に思われる。けれども依存心が高い人を惹きつける事もあったり、依頼心を引き出してしまう事もあった。
僕自身が気に入った対象には持っているものを注ぎ込む傾向であるから、人であれば凄く大切にしたり率先して行動するし、事柄であれば延々と没頭する。

依存され過ぎたり頼られ過ぎるのも面倒であるし、自分が好まない対象に労力をあまり使いたくない傾向であるから、様子見のような軽い知人の状態での付き合いの時に、相手にあまり合わせず説明もあまりせずでいると文句をあれこれ言われる事が多かった。


人は客観的な真実よりも何か特定の信仰を支えに生きる事が多い。

資本主義は信仰、社会主義は信仰、封建主義は信仰、民主主義は信仰、愛国保守は信仰、リベラル革新は信仰、お金は信仰、ブランド物は信仰、権威は信仰、集団主義は信仰……。

学校教育は天動説、敷かれたレールは天動説、皆と同じは天動説……。


視点。
地域の、日本の、人類の、生物の、地球の、宇宙の……。
視点によって善悪や優先順位が変わる。価値観の相違。


美しい。球、円、黄金比……。
食い合い殺し合いと捉えると美しくない。
地球の新陳代謝と捉えると美しい。
現在の人類は美しいのか?美しくないから自滅?


人工物の建物などは後の世に自然産物として認識されるかも?
現在の山や岩や木々や海も造られたものを自然と捉えているかも?
現在の人工物も他の生物には自然と映っているはず?


発達障害は家畜化されていない症状。
家畜化されていないから、家畜が適合する現代社会に於いて不適合を起こし様々な症状が表れる。
15年前くらいに発達障害者には皆が言いたくても言えない事を言わせて人身御供にしようという意見を読んだ事もあった。コロナ禍でもそういう人達が多々いた。結果的に日本人の8割以上が自業自得で危機的状況に。


ムーンショット計画は地動説?

天動説から地動説への変わり目のような過渡期。
神々は天動説?悪魔主義は地動説?


狩猟時代に農耕を始めてみない?天動説から地動説。
グローバル化、世界統一政府、スマートシティ、スーパーシティ、ムーンショット計画、人間拡張技術……。
現代に於いては多くの人達が未来を観ていない。
環境破壊、熊問題だけでも解る人類の質、人口過多で自滅する未来の回避。


人間拡張技術。
スキルシェア、能力の高さも低さも共有出来る、共有した後も使い方は個人次第?
ゲームでスキル構成、ステ振りが同じでも使い方次第で個人差や変化が生じる。
その個人差や変化によって可能な最大値が限界突破する?
歴史や学問、様々な学問は過去の偉人の足跡を咀嚼した上で更に進化させ後世に託してきた。
一部の人達だけでそれをやってきた事を全人類でやるように?


作中の同感や感慨深かったセリフ。
・死後に残るのは自分抜きの世界だけだ…そこに希望なんて…
・あの異端が命を張れたのはきっと託す相手がいたからだ
・個人の自由を制限する権威は打倒されるべき
・何かを根拠(前提)にしないと論理を立てられない人間理性の本質的限界として、思考すると常に何らかの権威(前提)が成り立ち、誰もその枠組みからは出られないのかもしれない
・人工の社会、人工の掟、人工の神。人の作る物など醜い模造品しかない
・人は一から何も作り出せない。その上、人が自然の力を借りて作る物は馬車、弩、火薬、どれも醜い兵器ばかり
・プラトン曰く、「人の作る模倣は遊びのようなもので真剣に従事することじゃない」神の創造物だけが本物だ。人がつけ上がり、自然を理解したなどと勘違いする為の技術など不要
・悪を捨象せず飲み込んで直面することで、より大きな善が生まれることもある。悪と善、二つの道があるんじゃなく、すべては一つの線の上で繋がっている。そう考えたらかつての憂節さえも何も無意味なことはない。でも、歴史を切り離すとそれが見えなくなって、人は死んだら終わりだと、有限性の不安に怯えるようになる。歴史を確認するのは、神が導こうとする方向を確認するのに等しい。だから過去を無視すれば道に迷う
・君は、そんな時代が良いと思うのか?金が価値や意味と同義になる、金さえ稼げればすべて肯定される、そんな時代が良いと?
・文明や理性の名の下では神の名の下とは比べ物にならない規模の大虐殺が起こせる。わかるか?神に進むべき道を与えられなくなった、人間の末路が。神を失ったら、人は迷い続ける
えぇ。でも、きっと迷いの中に倫理がある
・私だって、これから平和が訪れるとは思わない。貴方の言う通り次に来るのは大量死の時代かもしれない。でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。だからそこにはきっと罪と救いじゃなく…反省と自立がある。そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる。暴走した文明に歯止めをかけて、異常な技術も乗りこなせる知性になる
・今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする
・知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ
・疑念と信心。二つ持っていて不都合が?聖アクイナスは知性を、一方では物体的で他方では非物体的と捉えました。身体と魂、理性と信仰、哲学と神学、疑うことと信じること。これらの矛盾は両立します

ガンダムUCでも「託す」という言葉は出てきたが、一般的にはそれが実子となるのだろう。また実子がいても自分が死んだら全てが終わりと捉えて生きているように感じる老害は多い。
託す相手を求める事は当然おかしなこと。自分の生き様に矜持を抱けていれば、自分が生きている間であっても死後であっても誰かしらの心に響く。
並びにリーダーも率先してなるものではなく、気付いたら誰かがなっているもの。

資本主義や物質主義が自滅に向かっているのは同感。

歴史や迷いや倫理、過去も学んだ上で何十年もの試行錯誤な迷いの思考、そこから生じる創意工夫。

「死の責任」昨今様々亡くなったり後遺症が起きている人達も、人類個人個人全ての責任。熊が殺処分されていくのも人類全ての責任。

「十分迷うことのできる知性」十分迷う事に耐えられない知性は、何かしらの信仰に飛びつき現実逃避をして屠殺される。

「矛盾は両立」水銀は液体で金属。
杉本宏之さん曰く、「一流のインテリジェンスとは、一見相反する二つの考え方を一つの脳に同居させる事」同感です。

「タウマゼイン」
「主に哲学の領域で「知的探求の始まりにある驚異」を表す言葉として使用される。身近な日常の中にある些細な出来事の中に知的理解が及ばない物事を見いだした時、人は自分の周囲すべてが謎・困惑(アポリア)に包まれている感覚を覚える。このとき体験される驚き、驚異、驚愕のことをタウマゼインと言う。
こうした驚異は精神的高揚を伴う。しかし同時にそれは日常的世界観の崩壊を予見する不気味さも併せ持っている。それゆえこうした驚異と向き合い続けることは、時に精神的な苦痛を伴う。」
積極的分離?


量子力学的生き方は人動説。
万物斉同。色即是空、空即是色。


追記。
「迷う」事への肯定視点と否定視点。
シャア否定
チ。肯定


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