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ナマケモノは仙人体現(多様性のおもしろさ、2016年)

動物のナマケモノは、一見は怠け者に見えますが、奥が深い生き物で、無駄を省く倹約家で、平和主義者で合理主義者と言えるかも知れません。
体重4~8kgくらいに成長しますが、1日の食事は8gほどの葉っぱなど。殆ど食べない事から、風から栄養を摂取していると考えられていた事も。仙人は霞を食べて…と似ていますね!
代謝を限りなく低くしているから、カロリー摂取が少なく済みます。遅い動きも代謝を低める為。摂取する量が少ないので地球や他の生き物に優しい。食糧難にも強い。
普段は木に抱き付いていて保護色も得ている為に、肉食動物に気付かれにくいです。肉食動物に襲われ噛みつかれても省エネを貫きます。鳴きません、怒りません、暴れません。つぶらな瞳が、どこか遠くの宇宙を眺めています…。自身が喰われる時も達観しています。
捕食者であるジャガー、ピューマ、ワシなどは個体数が減少していくのに対し、ナマケモノは個体数を維持し続けます。生存競争に勝ち続けています。
「能動的に何もしない選択が最善の何かをし続けている」事を体現しています。

武器として牙を発達させたサーベルタイガーは絶滅してしまいました。
スズメバチは天敵である熊に対して攻撃性を強める為に、黒色に対し警戒心が強く発達し。
ミツバチは天敵であるスズメバチに対抗する為に、耐久温度2度差を有効活用し、スズメバチを囲んでくっつきスズメバチを熱死させる。
色んな生物の生存競争や戦略はとても面白く楽しいです。
同時に人間にも言える事でもありますよね。

人種・宗教・国柄・地域・家庭。
智恵・肉体・精神・人心・技術・経済。
ギフテッド・発達障害・サヴァン・知的障害・精神障害・人格障害。
社交・引きこもり・孤高・搾取・献身・思想・哲学。
先天と後天、遺伝子と環境が複雑に絡み合い個性を形成し、個性のピースが集まり合って、壮大なパズルを形成し続けている!

以前に知的障害者は新人類だと仮説を述べました。
知的障害者は新人類
人間の弱点は、中途半端な知恵と旺盛な欲です。
生まれ付き知性も欲も低い知的障害者は、平和的に地球に長期適応していきやすい。
断捨離なんて言葉が流行りもしましたが、現代社会の9割以上は無駄で出来ています。罠でもあります。
ですが、人間は欲が旺盛なので、より正しくは目先の欲が旺盛ですので、その欲を満たし維持する為に、日々忙しい生活をして、余計な労働を繰り返し、新たに更なる問題を作り出し、その問題を解決する為に更に無駄で忙しい労力を費やし続け、大きな災難を自ら招いておきながら、いざ起きると嘆き悲しむが一時的な感傷に過ぎず、禍を繰り返す。

人類は紀元前から自滅する選択を取り続けてきました。
これからは、どう選択していくのでしょう?
例え人類が絶滅しても、宇宙の物語は続いていく。

人類カタツムリ化計画も面白いけど、
人類ナマケモノ化計画も面白そうだね~♪


旧ブログにて2016年10月15日に記載していたもの

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