なぜ青森にいるのか
こんにちばんわ
前回はこんな感じで記事を書き上げていて、まあどんな方向性なのかはざっくりとした方向性は書いたと思う。
で、今回は何故、青森にいるのかをつらつら書いていこうと思います。
その衝撃的な理由は。
正直どこでもいいから
です。
いや、まあ、そうなんですよ。前回も書いた「世界」の話のなかで出てくるんですが、僕の方向性の中で大切にしている所は「自分のいる場所の素晴らしさ」の表現なので、この概念から考えると、青森とか東京とかの行政が決めた領地と自治体の括りに当てはめること自体がなんか違うんです。
だからよく「これは青森県産なんですか?」とか、「青森ならではのものなんですか?」とか、「ぜひ青森独自の食財を使って下さい!」とか言われるんですが、本当にすいません。そこはどうでもいいんです。
だって、僕は前々から思っていることなんですが、青森で育てている食材だったらどこのだれが作っていたって「青森ならでは」だし、なんなら近所の雑草だって「青森ならでは」だから、今更なにを言っているんだろう?という感じがする。
それよりも大事にすることは沢山ある。
きちんとした芯のある考えを持った第一生産者の中でなんとなく僕と価値観のあう人と付き合ってその食材を使用すること。
近くの自然の中にいる野性の食材や使える資材の調達を自分あるいは信用する仲間ができること。
僕が考えもつかないカッコいいデザインや思想、哲学のある作家さんの食器を使う事。などなど
自分中心で同心円状に広がる世界の素晴らしさを自分というフィルターを通して作品や空間に落とし込んでいくことが大事なんじゃないかなあって思ってます。
じゃあなおさら何故青森なんですか?っていうところなんですけど。
だから、青森なんです。
これも「螺旋の1段階上」になるんですが、どこでもいいからこそ青森にいる。それはなぜか。自分のいる場所でこの青森県鶴田町という場所は、喧噪や激しい騒音、それに絶対人口が少ないこと。すこし車を走らせれば容易に山に入れる事、魅力的な植物や野菜が多く、畜産や漁業(に関しては鶴田ではないけど青森全体では盛んで、鶴田からでも車で三十分で海着きます)も盛んなこと、規模感も広すぎない範囲で海山河街なんでもあること。以前からグローバルな交流を視野に入れていること。愛する人がいること。家族がいること。居心地が良い事。言葉が通じること。面白い人がいること。この場で生活している誰もが僕達の考えていることをやらなそうなとこ。などなどたくさんある。
これはどこの田舎でも同じかも知れない。
で、あるならここでもいいわけで。
だから青森でほそぼそやってます。
最先端の情報が欲しいならnoteを開けばたくさん転がっている。東京の人とのコミュニケーションがとりたいならLINEやFBなどのSNSがある。し、東京の人が大事なんじゃなくて、価値観があったり付き合いたいと思った「人」が大事なのであってやっぱり僕がやろうとしていることに場所は関係ないと思っている。
この理念で僕達のやっていることに興味を持ってくれて、県外や国外から人が来てもらえれば結果的に青森の素晴らしさは伝えることが出来るし、地方創生なんかも外部の人間と町の単純接触率が上がることができて、もしかしたら経済効果を生みだす可能性もあると思っている。
本当に青森県は住みやすいところなんです。このページを見て興味を持った人がいたらぜひ青森に。
食べ物は美味しいし、物価は安いし、何より皆(僕の周りにいる人は)めちゃくちゃいい人だし、本当にお酒も料理も美味しいお店がたくさんある。景色もめちゃくちゃ綺麗です。
こういっちゃなんだけど青森は観光にあんまり向いてないんじゃないかと勝手に思っている。単発的なインパクトよりも長期的な居心地の良さのほうがあって、長期滞在や住むことにオススメ。(ちなみに長期滞在するならこんなオシャレなところあります。僕の住んでいるところからは結構離れているんですが、優しいご夫婦が営んでいるyamajuさん。)
まあちょっと青森PR入っちゃいましたが、こんな感じで考えてます。
ただやっぱり「自分のいる場所の素晴らしさ」の表現という軸はぶれたくないんでもしかしたら青森の物を使わない場面なんかは出てくるかもしれない。けど、それでもいいと思っています。
アリス・ウォータースが提唱していた「Farm to table」というすごく好きな概念があるんですが、僕なりに変えた「Field to table」ていう言葉がこの考え方には合うなあと思っています。
tableじゃないかもしれないけどね(笑)
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澱と葉 主宰 素のままproduct
川口潤也
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